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クローズグリップベンチプレスのやり方!上腕三頭筋に効果的なフォームのコツを解説!

2020年10月11日

上腕三頭筋を効率よく鍛えることができるクローズグリップベンチプレス。この記事ではクローズグリップベンチプレスの最適な手幅などの効果的なフォームやNG例を紹介します。また、ワイドグリップとの違いも紹介するので、チェックしてみましょう。

【監修】パーソナルトレーナー Riku

法政大学スポーツ健康学部出身。パーソナルトレーナー兼ミラーフイットコンテンツディレクター。2021年6月にパーソナルトレーニングジム『SPICE GYM』を中目黒・恵比寿エリアにて開業予定。
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クローズグリップベンチプレスとは

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上腕三頭筋を鍛えたいときにぴったりなクローズグリップベンチプレス。クローズグリップベンチプレスといえば上腕三頭筋を鍛えられる筋トレとして知られていますが、上半身にある他の筋肉にもアプローチすることができます。そのため、効率よく上半身を鍛えたいときにぴったりな筋トレでしょう。

この記事ではクローズグリップベンチプレスのやり方やNG例を紹介します。まずはクローズグリップベンチプレスで鍛えられる筋肉部位を紹介するので、チェックしてみましょう。

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クローズグリップベンチプレスで鍛えられる部位

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クローズグリップベンチプレスは二の腕をはじめとする上半身の筋肉にアプローチをすることができます。まずは、どこの筋肉部位を鍛えられるのか確認しましょう。

上腕三頭筋

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上腕三頭筋とは二の腕の後ろ側にある筋肉です。長頭と短頭に分けることができ、肘を伸展させたり上腕を閉じる作用があります。

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(上腕三頭筋の筋トレ&ストレッチメニューについては以下の記事も参考にしてみてください)

三角筋

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クローズグリップベンチプレスは肩にある三角筋を鍛えることができます。三角筋は前部・側部・後部に分けることができるのですが、特に刺激を与えられるのは三角筋前部です。

(三角筋の鍛え方については以下の記事も参考にしてみてください)

大胸筋

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厚い胸板をゲットするためには欠かせない大胸筋も鍛えることができます。大胸筋には上腕三頭筋や三角筋と共働し、上半身の押す動きをする役割があります。

(大胸筋の筋トレについては以下の記事も参考にしてみてください)

クローズグリップベンチプレスのやり方

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クローズグリップベンチプレスをやるときに、間違ったフォームで行ってる方もいます。そこで、ここからはクローズグリップベンチプレスのやり方を紹介します。クローズグリップベンチプレスの正しいフォームを学習しましょう。

①スタートポジション【クローズグリップベンチプレスのやり方】

ベンチプレス台かパワーラックに設置しておいたベンチに寝転びます。バーベルの真下に目か鼻が来ていると、正しいスタートポジションです。ちなみに、純粋に上半身のストレングスを鍛えるために、足はあまり頭側に寄せないようにしましょう。

②手幅を設定【クローズグリップベンチプレスのやり方】

スタートポジションを取ったら手幅を設定します。バーベルの中心から2本目のラインである81cmラインに小指より狭いくらいからが、クローズグリップベンチプレスの正しい手幅です。手幅を間違えると、違う種類のベンチプレスとなるので注意しましょう。

上の画像がクローズグリップベンチプレスの手幅、下の画像が通常のベンチプレスの手幅です。

③バーを下ろす【クローズグリップベンチプレスのやり方】

次にバーを下ろします。このときに、肩甲骨を寄せることを意識し、胸を張りながらみぞおちより少し上の位置にバーを下ろしましょう。正しい位置にバーを下ろすことができたら、自然な軌道でバーを上げます。

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ずーみー(泉風雅)

肘がバーの下に来るように下ろすことを意識しましょう。

クローズグリップベンチプレスのNG例

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クローズグリップベンチプレスは間違ったフォームで行うと、効果が得られないだけではなく怪我を引き起こす可能性があります。ここからはクローズグリップベンチプレスのNG例を紹介するので、筋トレをするときの参考にしてください。

①手首が反り返っている【クローズグリップベンチプレスのNG例】

手首が反り返ったフォームで行うと、手首が痛くなってしまうのでNGです。手の平でバーを握ってしまうと手首が曲がった状態で支える必要があり、痛めやすくなってしまいます。手の平の根元に乗せると手首の痛みを抑えることができます。

しかし、手の平の根元にバーを乗せるサムレスグリップは、滑り落ちやすいという危険があるのでおすすめしません。そのため、手首の痛みが気になる場合は、EZバーを使ってみてください。

②肩甲骨を開いたままロックしている【クローズグリップベンチプレスのNG例】

大胸筋の動きを抑えて上腕三頭筋に負荷を乗せるために、肩甲骨を開いたままロックして行う方がいます。しかし、肩甲骨を開いたままロックして行う必要はありません。自然な動作をした方が強い動きができるので、上腕三頭筋への刺激は結果的に大きくなります。

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ずーみー(泉風雅)

グリップ幅の狭いクローズグリップベンチプレスではブリッジを作っても可動域が狭くなるだけで逆効果になってしまいます。そのため、肩甲骨の下に手の平が入るくらいの自然なブリッジで構いません。

クローズグリップベンチプレスの負荷設定

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クローズグリップベンチプレスで正しく効果を得るためには、筋トレ目的によって負荷を設定することが重要です。自分の筋トレ目的に合った負荷をチェックしてから、クローズグリップベンチプレスにチャレンジしましょう。

筋力UP目的

筋力アップ目的とは、スポーツなどの場面で活躍するスピードやパワーの向上や筋トレで扱う重量の幅を広げたい方のことです。筋力アップのために筋トレをする場合、1~6回で限界となる負荷に設定しましょう。高負荷・低回数に設定することで、効果的に筋力アップを目指すことができます。

筋肥大目的

筋肥大目的は筋肉量を増やし、体を大きくしたい方のことです。筋肥大を目指して筋トレをする場合、6~12回で限界となる負荷を扱いましょう。しかし、限界まで行うことで、軽い重量の高回数でも同等の効果を得ることができます。

(筋肥大については以下の記事も参考にしてみてください)

筋持久力UP目的

筋持久力アップ目的とは、スポーツなどに活かせるスタミナのある筋肉をつけたい場合です。また、ダイエット中で筋肥大ではなく、体を引き締めたい方にもおすすめな負荷設定です。筋持久力アップを目指す場合は、15回以上で限界となる負荷に設定しましょう。

その他の手幅のベンチプレスとの違い

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クローズグリップベンチプレスは他のベンチプレスと比べると、手幅が狭いため肩関節の動きを抑えることができます。また、肘関節の動きが大きくなります。そのため、肩関節の痛みが気になる方には通常の手幅やワイドグリップより、クローズグリップベンチプレスがおすすめです。

また、可動域が狭くなることにより、メインターゲットも異なります。先ほど紹介したようにクローズグリップベンチプレスは上腕三頭筋がメインターゲットです。しかし、通常の手幅やワイドグリップはメインターゲットが大胸筋となります。

クローズグリップベンチプレスのダンベル版

クローズグリップベンチプレスと比べると扱える重量は下がりますが、ダンベルでもクローズグリップベンチプレスを行うことができます。

▼クローズグリップベンチプレスのダンベル版のやり方
①ベンチに仰向けで寝転ぶ
②ダンベルを両手に持つ
③ダンベルを縦にしてくっつける
④肘を曲げてダンベルを下げる
⑤ダンベルを上げる

通常のクローズグリップベンチプレスと同じように、筋力アップの場合は1~6回、筋肥大の場合は6~12回、筋持久力アップの場合は15回以上で限界となる負荷に設定しましょう。

▼クローズグリップベンチプレスのダンベル版のコツ&注意点
・胸に向かってダンベルを下ろす
・上腕三頭筋が収縮する位置まで上げる
・手の平が天井を向く状態にする

ダンベルを下ろす位置が上すぎると肘が極端に曲がり、下すぎると上腕三頭筋から負荷が逃げてしまうので注意しましょう。

クローズグリップベンチプレスで筋トレ効率UP

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クローズグリップベンチプレスは、二の腕の上腕三頭筋をはじめとする上半身の筋肉を効果的に鍛えることができます。トレーニングメニューにクローズグリップベンチプレスを取り入れて二の腕をメインに鍛えながら、かっこいい上半身を効率よくゲットしましょう。