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プロテインバーで太るは嘘!でも間食で食べ過ぎはNG!痩せる食べ方も!

2021年02月17日

プロテインバーを摂ると太るのは嘘です。今回はプロテインバーは太るため控えているという人向けに、毎日の朝食に置き換えながらの効率のよい食べ方を紹介します。またダイエットとして食べすぎを防ぐ、痩せたい希望をかなえるためのプロテインバーの食べ方も解説します。

【監修】パーソナルトレーナー Riku

法政大学スポーツ健康学部出身。パーソナルトレーナー兼ミラーフイットコンテンツディレクター。2021年6月にパーソナルトレーニングジム『SPICE GYM』を中目黒・恵比寿エリアにて開業予定。
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プロテインバーで太るって本当?

コンビニやスーパーなどで手軽に購入できる栄養補助食品のプロテインバーは、お菓子感覚で食べられるのが魅力です。手軽なわりには良質なタンパク質などの栄養素を摂取できることで人気があります。

その一方、栄養素が多いことでエネルギー量も多いイメージがあり、太る原因ではないかと気になる方もいるでしょう。しかし普通に食べているだけなら、そう簡単に太ることはありません。

プロテインバーで太ると言われている理由

筋トレやダイエット中の方にとっては肥満は大敵となります。プロテインバーの食べ過ぎは太る原因になるのではないかと思われ、敬遠されがちです。ではなぜプロテインバーは太ると思われているのか、その理由を探っていきましょう。

カロリーが高いから

プロテインバーが太ると思われている理由は、カロリーやエネルギー量の高さにあります。現在市販されているプロテインバーは味の種類が5つあります。それぞれにカロリーの微妙な差はありますが、平均すると1本でのカロリー・エネルギー量が190kcalくらいあります。

カロリー0タンパク質脂質糖質食物繊維
プロテインバーベイクドチョコ211kcal15.9g11.0g10.6g1.5g
塩むすび(ごはん100g)156kcal2.8g0.3g39.2g1.7g
バナナ(1本100g)86kcal1.4g0.1g0.2g1.4g
肉まん(1個70g)182kcal9.5g4.9g38.3g3.0g
カステラ(1切れ50g)160kcal3.1g2.3g31.3g0.3g

代表的なプロテインバーのベイクドチョコと、他の食べ物との栄養素とカロリーの比較表を見ると分かるように、かなり高カロリーといえます。間食として食べる習慣があると、トータルした摂取エネルギー量が、最低限の消費エネルギー量を超えてしまう可能性があるのです。

カロリー・チェック | カロリー一覧・検索ならイートスマート

出典:カロリー・チェック | カロリー一覧・検索ならイートスマート

味が甘いものが多くお菓子みたいだから

プロテインバーが太ると思われている原因としては、お菓子と同じ甘さがあることがあげられます。従来は筋肉増強を目的にした筋トレ派やスポーツをする人向けの、栄養バランスを考えて作られた食品ですが、どこでも手軽に入手できるようになり、ほぼお菓子を間食するのと同じ感覚になったからです。

上述の表を見ても分かるように、塩むすびやバナナと比較してもカロリーや栄養素が高いことが理解できます。その一方で、カステラの数値と比較できるように、糖質・脂質が高いことから、お菓子向きな食感で作られているのも特徴的です。

(プロテインバーの種類についての記事は以下を参考にしてみてください)

プロテインバーで太る可能性がある食べ方

プロテインバーはタンパク質を中心に栄養価が高い携帯食です。そのため摂り方を間違えてしまうと、体重が増える恐れがあります。体重が増える理由は、摂取するカロリーと消費するカロリーとのバランスが悪いためです。消費するカロリーをはるかに超えて摂取することで、余分な栄養素が皮下脂肪などになって蓄積されてしまいます。

プロテインバーのような高カロリー・高栄養素のものは、手軽さもあって余計に摂取しがちです。筋肉を作るために筋トレに励む習慣がある場合や、スポーツや体を動かして消費するカロリーが多い人なら問題はありません。ただし、そうではない現代人がおやつ代わりに間食し続ければ、当然過多に摂取していくことになってしまいます。

効果的にプロテインバーを摂取するには、それ以外の食事の分量などを減らすといった工夫をすることがベストです。

(プロテインバーとダイエットについての記事は以下を参考にしてみてください)

プロテインバーで太るどころか『痩せる』食べ方

プロテインバーの優れた特徴を活かしながら、効果的に摂る方法を習慣化させれば、筋トレやダイエットにも活用ができます。つまり太るどころか痩せる効果・筋肉増強の効果が期待できるのです。では、具体的にプロテインバーの効果的な食べ方を解説しましょう。

運動前の摂取

プロテインバーを運動前に食べる場合は、直前の摂取は避けておきましょう。胃の中に食べ物が残った状態で筋トレなどの運動をすると、身体が重く不快感があります。原則として、食べたものが胃を通過するには、約3時間くらいかかります。もし運動前に摂取するのなら、3時間前までに済ましておくことが理想です。

運動後の摂取

もし運動後にプロテインバーを摂取するのであれば、速やかに補給するようにしましょう。運動後の早い段階で栄養補給をすると、吸収率が高く筋肉増強や疲労回復に役立ちます。あまり時間が空きすぎると、せっかくの吸収率が低下していくからです。

また、運動後の栄養補給で注意する点は、あまり食べ過ぎない程度に控えることです。その後の食事が食べられなくなる可能性があります。プロテインバー1本分くらいの補食であれば十分に効果が期待できるでしょう。

間食と置き換える

プロテインバーは携行用に小型になっているので、いつでも小腹を満たしてくれるメリットがあります。とくに食事と食事の間隔が空いている場合に食べることが可能です。いつものおやつや間食・夜食の代替え品として利用する方法がよいでしょう。

糖質・脂質が多いお菓子よりもタンパク質を中心に摂取できるので、筋肉をしなやかに保ちたいという、筋トレ好きな方にはとくにおすすめします。

食事と置き換えるのはOK?

とくダイエットの最中という方には、プロテインバーによる置き換えダイエットがおすすめです。食べ応えや食感があって、腹持ちがよいのがプロテインバーのメリットです。

また、ダイエットでは必要以上なカロリーを抑えたいと思うはずなので、朝食・昼食代わりに摂ることでカロリー制限ができるからです。プロテインバーを利用すれば、無理なく食事制限ができて、間食をする感覚で食べることができるます。比較的に習慣として長く続けられるのです。

(プロテインバーと間食などの記事は以下を参考にしてみてください)

プロテインバーを食べ始めて痩せた実感のある人の体験談

プロテインバーを実際に摂取し始めてから、その効果を体感したという方はかなりいるようです。ここでは、プロテインバーを習慣的にに食べ始めた人の、その後の効果について紹介していきましょう。

朝食用にプロテインバーを摂取する事例



朝食の代用としてプロテインバーを摂取している事例です。早めに出勤して職場で朝食を食べているようですが、携行用としても便利なプロテインバーをうまく活用しています。つい朝食を抜いてしまうことが多い現代人ですが、プロテインバー1本を食べるだけで、1日のモチベーションが変わってきます。

間食としてプロテインバーを摂取する事例



普段はおやつを間食するタイプながら、たまたまプロテインバーを選んで代わりに食べた人の事例です。昼食は完全に代用しています。3食の中で自分が一番制限したい食事を決めて代替えすると効果的です。太る体質の方にはおすすめな方法といえるでしょう。

トレーニング後に摂取している事例



毎日の食事についてもタンパク質や野菜を中心に気を使っているタイプで、ヨガも恒常的にこなしながら終了後に摂取している事例といえます。すでに食事の仕方が定着している理想ではないでしょうか?

時間短縮のためにプロテインバーを取り入れている事例



忙しい場合になかなか食事ができないようなら、代替えとして取り入れることも可能です。とくに昼食などの代わりに、プロテインバーを持ち歩いて食べることもできます。タンパク質を中心にエネルギー量も多いので、そのまま夕食まで気力・体力が持ちこたえることでしょう。

1日のルーティーンで取り入れている事例



このパターンは、毎日の筋トレと食事の記録をしっかり残している事例です。すでに、いつどのようなタイミングでプロテインバーを摂取すれば効果的なのかを理解しながら続けているといえるでしょう。

その他、プロテインに関する記事もチェック

プロテインバーの活用方法を理解できたのであれば、今度はプロテインについての効果や特徴もチェックしてみることをおすすめします。双方を使ってみて正しいダイエットや筋肉増強に役立ててみてください。

プロテインを食事代わりにする

プロテインの摂取も食事と置き換えることや、運動後の調整など飲み方が多彩です。摂取するタイミングや時間、食事と併用する際の注意点などを理解しておけば、効率よくダイエットや筋肉増強などに役立ちます。

(プロテインを食事代わりにするポイントについての記事は以下を参考にしてみてください)

プロテインの種類を知る

プロテインにはホエイ・ソイ・カゼインという3つの種類があります。それぞれを摂取する場合に特徴があるので、その違いを理解しておくと、よりメリットのある活用ができます。ダイエットや筋トレ、筋肉肥大などを効果的にしたいのであれば、タンパク質も豊富なプロテインの種類を学んでおきましょう。

(プロテインの種類に関する記事は以下を参考にしてみてください)

正しいプロテインの飲み方

プロテインを何となく飲むだけではダイエットなどに効果が期待できません。プロテインには正しい飲み方があることを知っていますか?効果が期待できるプロテイン活用方法を、論文を交えながら紹介しています。

(プロテインの正しい飲み方についての記事は以下を参考にしてみてください)

プロテインバーで『太る』ことはないから安心して!

プロテインバーだけで太ることはあり得ませんので心配はいりません。ただし、摂取するタイミングや分量を考えながら食べるようにしましょう。

プロテインバーは味も工夫されているので美味しい商品が多いです。そのため、やみくもにお菓子代わりにしてしまうと、かえってカロリー過多になるので注意が必要です。食事の代替え・筋トレ後のタンパク質摂取や疲労回復といった目的を持って食べることが望ましいでしょう。