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【確定】筋トレ中のヘッドホンvsイヤホン派の論争に決着!理由を徹底解説!

2021年05月04日

筋トレ中にヘッドホンイヤホンで音楽を聴いている人は多いでしょう。筋トレではワイヤレスは必須です。ヘッドホンとイヤホンではどちらがいいのかのアンケートでは、イヤホン派が優勢でした。ヘッドホンは、暑い、汗で蒸れるなどの欠点があるからです。詳しく説明します。

【監修】パーソナルトレーナー Riku

法政大学スポーツ健康学部出身。パーソナルトレーナー兼ミラーフイットコンテンツディレクター。2021年6月にパーソナルトレーニングジム『SPICE GYM』を中目黒・恵比寿エリアにて開業予定。
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筋トレ中のヘッドホン派・イヤホン派の論争に決着!【男女592人にアンケートをしてみた結果】

筋トレをする時は音楽を聴いている人は多いですね。音楽をイヤホンやヘッドホンで聴くと周囲の雑音が聞こえなくなるので集中力が高まります。筋トレで音楽を聴く時は、ヘッドホンよりイヤホンが向いています。小さいのでトレーニングの邪魔にならない、ヘッドホンのように汗で蒸れないなどの利点があるからです。

一方で、ヘッドホン派も少なからずいます。ヘッドホンの方が筋トレに向いているという人もいる以上、実際はどちらが向いているのか検証する必要があります。そこで、その真相を検証すべくSlope編集部では男女592人にアンケートをとってみました。

▼アンケート結果
・イヤホン派:524人
・ヘッドホン派:68人

アンケートの結果、592人中524人がイヤホン派でした。やはりイヤホン派が多いですね。イヤホンを使って筋トレの集中力を高めている人が多いのが分かります。筋トレをするならイヤホンの方が向いているといっていいでしょう。

しかし、ヘッドホンの方が向いていると考えている人が多いのも事実です。筋トレにはイヤホンの方が向いているという理由を説明していきます。また、ヘッドホン派の意見も聞いて、実際はどちらが向いているのか検証してみましょう。


筋トレ中はヘッドホンよりもイヤホンがおすすめな理由

筋トレにはヘッドホンよりイヤホンの方が向いています。向いている理由としては、以下の3つがあります。

・汗があまり気にならない
・筋トレの邪魔にならない
・荷物にならない

それでは、汗があまり気にならないという点から説明していきます。

(筋トレ中の音楽アイテムについては以下の記事も参考にしてみてください)

汗があまり気にならない

ヘッドホンは耳まわりをイヤーパッドで覆います。それによって音漏れを防ぎ、音質をよくするのですが、筋トレの時には密閉されることによって熱がこもるので暑い上、蒸れるので不快感があるのです。また、汗はイヤーパッドを劣化させるので、その点も気になります。対してイヤホンは耳を覆わないので汗が気になりません。汗を気にせずトレーニングできるのです。

筋トレの邪魔にならない

ヘッドホンはハウジングが大きいため、筋トレの邪魔になります。例えばライイングトライセプスエクステンションのような、腕が側頭部を通る軌道のトレーニングなどでは、ハウジングの側を腕の軌道が通ります。当たってしまうとヘッドホンが外れたり、最悪壊れるかもしれないと思うとトレーニングに集中できないですよね。

イヤホンの場合ハウジングが小さく、耳の中に納まるので、気になりません。イヤホンにもいろいろなタイプがありますが、どれを選んでもヘッドホンほど邪魔にならないので、筋トレ中にはイヤホンの方がトレーニングに集中できるのです。また、ヘッドホンは汗で蒸れることも、集中力を乱し邪魔になります。イヤホンならその心配はありません。

(筋トレ中の音楽については以下の記事も参考にしてみてください)

荷物にならない

イヤホンは小さいので、荷物になりません。ポケットに入るサイズなので、持ち運びが楽ですね。ヘッドホンは大きいので、持ち運びには不便です。ヘッドホンでも小型タイプや折り畳みできるものなどありますが、荷物にならないのはイヤホンでしょう。Airpodsのようなトゥルーワイヤレスイヤホンなら、充電を兼ねたケースがついていますので、ケースもいりません。

筋トレ中はイヤホンよりもヘッドホンという少数意見

もちろん、筋トレ中はヘッドホンがいいという意見もありました。筋トレにヘッドホンがいい点は、密閉型のヘッドホンを使うと周囲の音が完全に遮断されるため、集中力があがる、海外のトレーニーの画像などではヘッドホンを使っている人が多く、かっこいいなどの意見があります。小型のヘッドホンならトレーニングの邪魔にならないという人もいました。

また、イヤホンは失くしそうという意見や、首にかけていくので別に荷物にならないという意見もありました。耳にイヤホンを入れるのが不快で苦手という人もいます。結局自分が納得いくもの、快適に感じるものを使うのが正解でしょうから、ヘッドホンを使うのもいいでしょう。

(かっこいい筋トレについては以下の記事も参考にしてみてください)

筋トレ中はイヤホンがいいと言っても選び方が重要

筋トレにはイヤホンがいいのは確かですが、イヤホンといっても多くの商品があり、筋トレに最適のイヤホンを見つけたいですよね。どんなイヤホンがいいのか紹介していきます。

ワイヤレス

筋トレをする時は、イヤホンケーブルは邪魔になりますので、ワイヤレスが最適です。プレイヤーになるスマホ等は離れたところに置いておけるので、邪魔にならずに筋トレを行うことができるのです。ワイヤレスイヤホンにもタイプがあり、両耳のイヤホンが繋がっている左右一体型と、左右が完全に分かれているトゥルーワイヤレスイヤホンがあります。

トゥルーワイヤレスイヤホンはケーブルが全くないので、繋がってるタイプはケーブルが気になるという場合はトゥルーワイヤレスイヤホンがいいでしょう。ただ、左右の充電が片減りする、耳から外れると転がっていき失くしやすい、ハウジングが若干大きい、高価などの欠点もあります。繋がっているタイプも問題はないので好みで選んでください。

防水機能

トレーニング中にイヤホンを使うとどうしても汗をかきますので、防水機能は必要です。イヤホンは湿気で劣化し、壊れることもあるので、トレーニングで使うのは防水機能がIPX5以上のものを使いましょう。IPX5は水がかかる程度なら防いでくれます。スポーツタイプでは現在IPX5が標準です。IPX7なら水中に沈んでも30分程度大丈夫ですが、IPX5で十分です。

周りの雑音が聞こえにくい

周りの雑音が聞こえにくいのも重要です。集中するためには、周りの雑音が聞こえない方がいいですから。音を大きくするという手もありますが、あまり大きい音で聴くと聴き疲れしますし、耳が悪くなるのでおすすめできません。ノイズキャンセリング機能がついているイヤホンなら、周りの雑音を消してくれるので、適正な音量で聴くことができます。

ただ、ノイズキャンセリング機能つきのイヤホンは高価なのと、防水機能と両立しているものが少ないので、遮音性の高いイヤホンで、耳の大きさに合ったイヤーピースを使い、しっかり装着することで雑音を軽減できるので、試してみてもいいでしょう。

邪魔になりにくい

イヤホンにはカナル型とインナーイヤー型の2種類があり、筋トレ中邪魔になりにくいのはカナル型です。カナル型のイヤホンは、耳の穴にいれて使うので、外れにくく、インナーイヤー型よりも小さいので邪魔にならないのが特徴です。各社スポーツ向けのイヤホンを発売していますが、カナル型になっています。

どうしても耳の穴にイヤーピースを入れるのが不快な人はインナーイヤー型でもよいのですが、カナル型より外れやすくなっている点に注意が必要です。また、左右がケーブルで繋がっているタイプも、邪魔に感じる人もいるでしょう。邪魔に感じるならトゥルーワイヤレスイヤホンを使いましょう。

(筋トレの邪魔にならない最適な音楽については以下の記事も参考にしてみてください)

筋トレ中におすすめのイヤホンTOP3

筋トレ中に使うのに最適なおすすめイヤホンTOP3を紹介します。

SONY WF-SP800N

ソニーのスポーツイヤホンは、ノイズキャンセリング機能搭載で、スポーツに集中することができ、また外音取り込み機能があるため、周囲の音を聞きたい場合や人と会話したい時に、ワンタッチでノイズキャンセリングと切り替えることができます。防塵防滴機能はIP55で、砂埃からも汗や水からも守ってくれるので安心です。nnスマートフォンを置いているとノイズキャンセル、持って歩くと外音取り込みに自動で切り替える機能もあり、トレーニング中はノイズキャンセル、終わったら外音取り込みに自動で切り替えられるので便利です。アークサポーターにより、激しい運動をしても外れにくい装着性もあり、トレーニングに最適なイヤホンになっています。n

メーカーSONY
タイプカナル型トゥルーワイヤレス
防塵防滴IP55
ノイズキャンセリング機能あり
外音取り込み機能あり
バッテリー持続時間最大13時間

Jabra Elite Active 75t

JABRAのElite Active 75tはスポーツ向けに開発されたトゥルーワイヤレスイヤホンです。防塵防滴はIP57で、防水機能は水中に入っても30分は大丈夫というレベルになっています。防塵もレベル5なので、砂も水も心配な海辺でトレーニングしても平気です。また、2020年11月のアップデートでノイズキャンセリング機能が搭載されました。nnノイズキャンセルと外音取り込みで、周囲の音をコントロールでき、状況に合わせて使い分けられます。ノイズキャンセリング機能とIP57の防塵防滴つきでこの価格は大変お買い得といえるでしょう。カラーバリエーションは、ネイビー、ミント、シエナコーラルに加え、Amazon専売のカッパーブラック、ビックカメラ専売のグレーがあります。

メーカーJABRA
タイプカナル型トゥルーワイヤレス
防塵防滴IP57
ノイズキャンセリング機能あり
外音取り込み機能あり
バッテリー持続時間7.5時間

TaoTronics TT-BH07 MKII

世界で200万台以上売れたコスパ抜群のワイヤレスイヤホンTT-BH07をリファインしたイヤホンです。IPX5の防水機能で、トレーニング中の汗から守ります。バッテリーの最適化により、最大20時間の再生時間を実現、充電を気にせず使用できるので便利です。また、iPhoneユーザーの多い日本に合わせて、AACコーデックに対応しました。nnトレーニング用のワイヤレスイヤホンとして最低限の機能は確保しつつ、3,000円台という驚異の価格設定。余計な機能はいらないという人におすすめできるコスパ抜群のイヤホンです。イヤーピースがS,M,Lの3つついているので、自分に合うサイズのものを選んでつけてください。耳からはずれにくくするイヤーフックもついています。

メーカーサンバレージャパン
タイプカナル型左右一体ワイヤレス
防塵防滴IPX5
ノイズキャンセリング機能なし
外音取り込み機能なし
バッテリー持続時間最大20時間

筋トレ中にヘッドホン・イヤホンのどっちを使うか見直してみよう

トレーニング中に音楽を聴く環境を考え直してみましょう。ヘッドホンだと汗で蒸れるのが気になる、トレーニングの邪魔になると感じる人はイヤホンを、イヤホンだとしっくりこない人は小型のワイヤレスヘッドホンを試すなどしてみてはどうでしょう。一般的にはイヤホンがトレーニングには向いています。自分に合った環境で心地よくトレーニングしましょう。