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若白髪が病気のサインって本当?噂される理由〜すぐに取るべき対策まで紹介

2020年09月03日

若白髪は病気のサインという噂がありますが、実際はどうなのでしょうか。今回は若白髪が病気のサインと言われる理由や、考えられる病気について紹介していきます。若白髪ができた時の対策についても紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

【監修】美容師 横井拓徹

Amoute(アムティ)恵比寿店に勤務。21歳で専門学校卒業と同時にスタイリストデビュー。美容業界最速。学内ウィッグコンテストでは優勝。24歳で店長に就任。インスタグラムでは100人以上の芸能人ものまねセットを投稿し、話題性を呼んでいる。Instagram(本垢) / Instagram(芸能人ものまねヘアセット垢)

若白髪から考えられる病気の1つ目として甲状腺疾患があります。甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンと呼ばれるホルモンの分泌が減り、めまい、倦怠感、疲労感に加えて、白髪や抜け毛といった症状がみられる病気です。

30代の女性に多い病気ですが、10代や20代でもなることがあり、男性でも発症する病気です。原因は自己免疫疾患である「橋本病」というものが多いとも言われています。若白髪ができた場合には甲状性疾患の可能性があるということは覚えておくと良いでしょう。

若白髪から考えられる病気②貧血

若白髪から考えられる病気の2つ目は、悪性貧血です。悪性貧血は胃の粘膜の萎縮や胃炎を起こすことが原因で発症します。悪性貧血を起こすとビタミンB12が吸収できなくなり、そのために白髪ができてしまうことにつながります。

悪性貧血貧血の症状は、白髪ができることに加えて動機や息切れや神経症状などがあります。また他の貧血と同じように身体が疲れやすくなってしまう症状も見られます。

若白髪から考えられる病気③皮膚病

若白髪から考えられる病気の3つ目は、皮膚病の1つである「白斑」によるものです。1本や2本など少ない本数の若白髪であれば、不規則な生活や一時的な体調不良などが原因であることも考えられますが「何十本もごっそりと白髪ができてしまった」という場合で、髪の毛だけではなく頭皮も白くなった場合は、皮膚病の白斑が原因かもしれません。

白斑は局所的にメラノサイトが不足してしまうことが原因の皮膚病ですので、髪の毛が白くなるだけではなく頭皮の色素もないという点が他の病気と違うものになります。白斑の症状は、頭だけではなく全身どこの部位にも起こりうる病気です。

若白髪から考えられる病気④自己免疫疾患

若白髪から考えられる病気の4つ目は、自己免疫疾患の一つの「原田病」と呼ばれる病気です。原田病は、両目が網膜剥離を起こして目が見えにくくなる病気で、皮膚の白斑や白髪、脱毛などの症状も全身に現れる場合があります。

メラノサイトを中心に免疫系が炎症を起こしてしまうため、原田病は髪や目、皮膚や耳などへ症状が出てくることが多いです。

若白髪ができたらすぐ取るべき対策

出典:https://www.pinterest.jp/pin/653796070896766888/

若白髪がもしできてしまった場合、どのような対策をしたら良いのでしょうか?先ほど紹介したような症状がある場合は病気の可能性もありますので、病院で相談した方が良いでしょう。

ここでは若白髪が1~2本できただけで、その他に症状が特に見られない場合にどのように対策をしたら良いかということを紹介していきます。基本的には白髪をなくすというより、病気の原因を改善して若白髪を防ぐというのが得策でしょう。「若白髪ができてしまった…」と悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

睡眠を十分とる

不規則な生活を送っていて睡眠がしっかりとれていないという方もいるのではないでしょうか。睡眠時間が短く生活のリズムが乱れてしまうと身体の体力が低下し、免疫力を下げる原因となってしまいます。睡眠時間は毎日7時間以上は確保し、毎日規則正しい生活を送るよう心がけましょう。

(睡眠の質については下記の記事も参考にしてみてください)

食事はバランスよくしっかりと

食事を食べる量が偏っていたり、朝食を抜いていたりと食事のバランスがとれていないという方もいるでしょう。食事を3食バランスよく食べることは、身体を健康に保つためにとても大切なことです。食事を3食しっかりと摂ることで免疫力も上がりますので、朝食を抜いているという方はまずは朝昼晩バランスよく食事するようにしましょう。

(白髪予防の食事については下記の記事も参考にしてみてください)

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