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ガンや生活習慣病の原因とも言われる活性酸素。実は白髪の原因になっていることもあります。毎日の飲酒量が多い人や喫煙者で白髪に悩まされている人はこれが原因かもしれません。活性酸素が過剰に増えると、髪のメラニン色素が破壊されることにもつながります。
活性酸素を減らすためにはタバコやお酒を控えるほか、軽めの運動も有効です。また、抗酸化成分を多く含むエビやレバー・カキなどの食物も積極的に摂ると良いでしょう。その他、ビタミンCを多く含むイチゴやトマト・キウイや、ビタミンEを含むナッツ・大豆の摂取もおすすめです。
白髪を予防する食べ物はコレ!すぐに改善できる栄養素〜レシピまで紹介!
出典: Slope[スロープ]
生活習慣が原因の場合
活性酸素のみならず、そもそも頭皮が固かったり毛穴が詰まっていたりという髪に悪い環境も白髪の元となります。こうした頭皮環境だと血流が悪くなりやすいため、せっかく摂取した栄養が行き渡らなくなります。頭皮を清潔に保つことはもちろん、根気よくヘアケアを続けることが大切です。
食生活を見直す場合は先に紹介した抗酸化作用がある食べ物に加え、髪を黒くする元となるメラニン色素の活性化に寄与するチロシンを摂ることも有効です。チロシンは、チーズや大豆に多く含まれています。また、チロシンの効果を促進するミネラルや亜鉛を豊富に含む海藻類や魚介類・きのこ類を一緒に摂取することも非常に有効です。
髪は毛細血管から直に栄養をもらっているため、マッサージで血流を促し栄養の届きやすい頭皮環境にしておくことも大切です。頭皮をこすらないように両手で掴み、指の腹で耳の上・ハチ・頭頂部という順で動かします。美容液との合わせ技で、毎日じっくり取り組みましょう。
ストレスで白髪が増えても抜くのはNG
「白髪のケアが面倒だから、抜いちゃえ!」という考えの人は要注意。たとえ数本でも抜かない方が良いです。白髪であっても他の髪と同じように毎日伸びています。無理矢理抜いてしまうと、毛乳頭が傷つき、そもそもの毛が少なくなることにつながりかねません。
特にストレスが原因の場合は抜いた白髪の毛根から次に黒髪が生えてくる可能性は低いため、何度抜いてもまた白髪が生えてくる繰り返しになります。それよりはしっかりとケアをして、毛量を減らさない努力をした方が長くさまざまなヘアスタイルを楽しめますよ。
(白髪を抜かない方がいい理由については下記の記事も参考にしてみてください)
白髪は抜くと増えるのは迷信!でもNG!ダメな理由〜原因&対策まで解説!
出典: Slope[スロープ]
ストレスによって一晩に白髪で真っ白になるのは嘘!
「ショックが大きすぎて、一晩で白髪になってしまった」という逸話を耳にしたことがある人も多いでしょう。しかし、これは現実には決して起こらない現象です。なぜなら、今後生える髪の色素幹細胞が全て消失した場合でも、すでに生えきった、つまり細胞が死んだ髪の色が一夜にして退色することはないからです。
ストレスを抱えている人も、そうでない人も、一気に白髪に変身してしまうということはないため安心してください。白髪が見つかったら着実にケアすることが何より大切です。
ただ、今はグレイヘアーを楽しむ人も増えてきています。白髪が増えることを気にしてさらにストレスを溜めるくらいなら、おしゃれの一部にするのも十分アリですよ。自身の好みやスタイルに合わせて、うまく白髪と付き合っていきましょう。