目次
そもそもカーボサイクルって何?
さまざまなダイエット方法がありますが、停滞期が訪れにくい、筋肉量を減らさずダイエットができると話題のカーボサイクルダイエットを知っていますか?カーボとは炭水化物のことで、炭水化物を摂取する高糖質、控える低糖質の日を交互に繰り返すダイエット法です。
減量中にカロリーを抑えた食事をするとエネルギー不足になりやすくなり、筋肉を分解してエネルギーにしようとする作用が働きます。そうするとカタボリックの状態になり、筋肉がつきにくくなってしまうのです。しかし、カーボサイクルダイエットであれば、炭水化物を増量してカロリーを抑えずダイエットできるので、筋肉を残し、脂肪だけを落とすことが可能になります。
カーボサイクルダイエットは、カロリーを摂取する分、しっかりとトレーニングする必要があります。こちらの記事ではカーボサイクルダイエットのやり方や、1週間分の食事メニュー、口コミを詳しく紹介します。
話題のカーボサイクルダイエットの仕組み・効果
ここからは、カーボサイクルダイエットがどのようなものなのか解説します。カーボサイクルダイエットを始める前に、仕組みを理解してから行いましょう。
カーボサイクルダイエットのはじまりは?
カーボサイクルダイエットは、ボディビルディングの発想から始まりました。ボディビルダーやフィジークの選手は脂肪のないムキムキのボディです。脂肪を燃焼させてながら筋肉をつけるには、炭水化物でカロリーを摂取して、筋肉をエネルギーで使われないようにしなくてはなりません。
カーボサイクルダイエットでは、トレーニングをする日はエネルギーになる炭水化物でカロリーを増量し、しない日は炭水化物控えて減量を行います。
(フィジークとボディビルの違いについては以下の記事も参考にしてみてください)
フィジークとは?ボディビルとの違いは?筋トレ方法〜選手画像集まで紹介!
出典:Slope[スロープ]
カーボサイクルダイエットの仕組み
体内の糖質が減ってくると、低血糖を起こしたり、筋肉が減ってくる可能性があります。カーボサイクルダイエットのポイントは、エネルギーを消耗しきらないということです。
体は糖質、脂質、タンパク質を相互に変換し、糖質が過剰なら脂質にし、空腹時は脂質、タンパク質から糖新生で血糖を維持します。そのため、糖質を制限すると脂質が急激に代謝されます。ところが、このとき血糖になる以上に中間産物のケトン体が大量に生じ、ケトン血症さらには個人差はありますがケトアシドーシスまで進行して生命に危険な状態に陥ることがありま衣己また、このダイエッターは体臭、口臭がケトン体のために臭くなります(腐ったバナナのような臭い)。そして大量のケトン体は肝臓、腎臓に負担をかけ、機能不全に陥らせます。さらに心筋梗塞、脳梗塞になる確率が高まると指摘され、とくに若い女性が糖質制限をすると生殖器が正常発達しないと報告されています。つまり、糖質制限食では脂質を分解しながら生きていけますが、失うものがあまりにも多いのです。
安居光國氏の論文「糖質制限ダイエットを考える」によると、糖質制限をしても脂質を分解しながら生きていけるが将来に重篤な病気になる恐れがある、と糖質をまったく摂らないダイエットに注意を促しています。
高糖質、低糖質の日を交互に繰り返し、エネルギー補給をしながらトレーニングを加えることで、筋肉を引き締しめて脂肪を燃焼しやすい体質にしていくのがカーボサイクルダイエットになります。
カーボサイクルダイエットの効果
カーボサイクルダイエットはしっかりトレーニングができる人向けのダイエットです。トレーニングをする日であれば、食事も多めに摂れるので、空腹からくるストレスが少なく、基礎代謝を維持しながら減量することが可能になります。
トレーニングのルールを決め、ハイカーボデイ(高糖質)、ローカーボデイ(低糖質)の日を自分に合ったサイクルで定めることで効率的に変量することができます。減量期間が長引くと、筋肉がつきにくくなるので短期間で効果を出したい方におすすめです。
(基礎代謝を上げる筋トレ7選については以下の記事も参考にしてみてください)
基礎代謝を上げる筋トレ7選!鍛えるべき筋肉〜痩せやすくなるなどメリットまで解説
出典:Slope[スロープ]
カーボサイクルダイエットにはデメリットも?
高カロリーな食事もできて、筋肉は落とさず、脂肪は落ちるカーボサイクルダイエットは魅力的ですが、簡単なものではありません。トレーニングや、我慢も必要なこともあるので、カーボサイクルダイエットのデメリットについて紹介をします。