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【初心者向け】のフィジーク大会は?手続き〜筋トレ・食事など準備まで解説!

2021年05月17日

初心者向けのフィジーク大会を特集します。それぞれのフィジーク大会の費用やクラス分け、手続きもチェックしましょう。初心者必見のポージングやトレーニング、食事方法も減量・増量別に解説していきます。筋トレで鍛えた美しい肉体をフィジーク大会で魅せたい方は必見です!

初心者はどのフィジーク大会に出たらいい?

トレーニングを続けて筋肉がついてきたと実感できたら、フィジーカー大会にエントリーする時期が来たということです。しかし、フィジーク大会を主催している団体はいくつもあります。代表的なものが以下の4つです。

・JBBF
・NPCJ
・BEST BODY JAPAN
・SUMMER STYLE AWARD

4つもあれば、初心者の場合はどの大会に出たらいいのか迷ってしまうのも当然です。出場する大会を決定するために、まずは各団体の違いを解説していきましょう。

JBBF

JBBFは1995年に発足したボディビル競技を運営している団体です。日本の中で老舗の団体と言っても良いでしょう。日本最大の運営団体でもあります。JBBFは特にドーピングに厳しい団体として有名です。フィジーク部門でのドーピング検査をしている唯一の団体でもあります。また、出場をする際にはドーピング講習(各県で開催)を受けなければなりません。

この講習は終了するとカードをもらうことができます。受講カードを大会当日に提示しなければ大会に出ることはできません。さらにドーピング検査は優勝選手だけでなく、ランダムに選ばれて実施されるので、いつ誰が引っかかるかわからないのです。

過去には海外サプリにドーピング対象薬が入っていたり、国内メーカーのサプリでも対象成分が混入していたりという理由で引っかかった事例もあります。JBBFに出場するにはサプリにも気を配らなくてはなりません。また、JBBFで選手登録をしているのに他の団体が主催する大会に出場すると2年間、JBBFでは出場不可になります。

(JBBFプロの竹本直人については以下の記事も参考にしてみてください)

NPCJ

NPCJは日本国内でJBBFと同等といわれるほど、大きな大会主催団体です。アメリカのアマチュアフィジーク大会で最大の団体といわれているNPCの日本版と言っても良い団体で、ルールはNPCのものを基本としています。また、ポーズが少なく、フロントポーズとバックポーズの2つのみで審査を行います。サイドポーズがないという点も特徴の一つです。

また、NPCJはエンタメ性が高く、司会進行によりステージが華やかに盛り上げられます。NPCJでよく聞く「ノービスチャレンジ」「ノービスクラス」ですが、これは出場回数や入賞経験などで左右されます。特にノービスクラスは過去にフィジークオープンクラスで6位以内入賞を果たしていない新人戦と考えても良いカテゴリーです。

BEST BODY JAPAN

BBJともいわれるベストボディジャパンは各都道府県で大会を開催している団体です。スーパーバイザーとして格闘家である魔裟斗が関係している団体でもあります。年齢別、クラス別で細かく分類されているため、限られたカテゴリーの中で競うことができ、初心者にもおすすめです。

男女の年齢別ミスター&ミスコンテストという側面のあるBEST BODY JAPANですから、容姿の良さも求められます。容姿に自身がある方や自分の容姿がどのくらい通用するのか知りたいという方におすすめです。

SUMMER STYLE AWARD

SSAとも呼ばれるサマースタイルアワードはその名の通り、夏が一番似合う男性と女性を決定するための大会です。フィジーク大会ではありますが、コンセプトの中に健康的でたくましいことなどが盛り込まれています。金子賢が代表を務めている団体としても有名です。

サマースタイルアワードは唯一、日本にあるフィットネス団体主催の大会で賞金が出ます。ドーピングにも厳しくなく、筋肉の量が大きいかというよりもどのくらい絞っているかに重点が置かれる大会でもあります。

初心者におすすめのフィジーク大会

では初心者におすすめのフィジーク大会はどれなのか、という疑問に答えましょう。一番おすすめなのはNPCJです。というのも、NPCJはエンタメ性が強く、楽しんで参加できるからです。また最近では、2年間の出場停止というペナルティがあるにもかかわらず、JBBFからトップ選手も流れています。このことが原因になり、レベルも高くなっているのです。

格式を求めたい、サイドポーズも含めた全身で審査してほしいという方はJBBFも良いでしょう。ベストボディジャパンやサマースタイルアワードに取り敢えず出場してみるという方もいますが、フィジーカーを目指すなら最初からNPCJかJBBFに絞ったほうが、大会ごとに違うポージングや雰囲気に右往左往しないですみます。

(クラシックフィジークについては以下の記事も参考にしてみてください)