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白髪は生える前に予防ができる?
白髪が生えると老けて見えるなど嫌だと感じる人が多いでしょう。白髪は、日々の生活の中で睡眠をしっかりとるや食べ物に気を付ける、食べ物で不足しがちな栄養素はサプリメントで摂るなどちょっとした工夫で、生える前に予防ができます。
たとえ、白髪が生えてきても気になりだした時から対策をすることで、以降白髪を予防することも可能です。今回の対策を参考に白髪を予防していきましょう。
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出典:Slope[スロープ]
白髪の予防には原因の理解が鍵
白髪を予防するには、どのような原因で白髪が発生するのか知っておかないと、対策が取れません。まず、髪の色はどのように作られるのか、そして白髪がどのようにして生えてくるのかということについて解説していきます。
髪の色の作られ方
白髪が出てくる原因を知るために、まず髪の毛がなぜ黒くなるかを解説していきます。髪は毛穴にあるバルジ領域というところで作られていきます。髪を作るためには、バルジ領域にある幹細胞が重要な働きをしているということが最近の研究で分かってきました。
このバルジ領域にある毛包幹細胞と色素幹細胞で健康な黒い髪が作られます。特に髪の色は色素幹細胞が重要で、髪の毛はもともと白く色素幹細胞でメラノサイトというものが作られメラニンが形成されます。このメラニンが髪を黒くしてくれる色素なのです。
メラノサイトの機能低下
白髪の原因の一つとしてメラノサイトの低下が考えられます。メラノサイト機能は加齢とともに低下していくものです。
髪の色はもともと白くメラニンが生成されることで黒くなります。したがって、メラニンの生成をつかさどっているメラノサイトの機能が低下してくると、髪にメラニンが行き届かなくなり髪を黒くする機能が失われてしまいます。そして、白いままの髪が出てきてしまい、それが白髪となってしまうのです。
髪への栄養不足
中医学(いわゆる漢方)の用語に精血という言葉があります。精血は中医学では、体をつくる物質の総称のこととされています。この精血で髪の色も作られており、中医学では精血不足、つまり髪に行きわたる栄養の不足が白髪になる原因のひとつと言われているのです。
精血不足の原因としては、食生活の偏りや睡眠不足、ストレスなどから起こるとされており、女性では毎月の生理、妊娠、出産、授乳でも精血が不足すると言われています。
胃腸虚弱
胃腸では、体に必要な栄養を作る重要な働きをしているとされています。その胃腸が弱いと、髪に必要な栄養が十分に作られず黒くて健康な髪が作られにくくなってしまいます。
もともと胃腸虚弱な方は、食事に気を付けて健康的な食事をしていても、胃腸が弱いがために食べ物の栄養を効果的に吸収出来ず、髪を作るエネルギーが得られず白髪になりやすいと考えられています。
白髪の原因は?何歳からが正常?すべき対策〜抜くと増えるなどNG行為まで解説
出典:Slope[スロープ]
白髪が生えるのを未然に防ぐ予防策
白髪はできるだけ生えてきてほしくないものです。白髪が生えてくるのを予防することは可能です。次に、白髪が生えるのを防止する方法について解説していきます。