筋トレ後に体温が上がるのは正常?免疫力低下も?熱風との見分け方など解説

運動後に体温が上がるのには違いがあります。適度な筋トレで上がった場合は免疫力、基礎代謝が向上し、健康・美容に効果的です。しかし過度な筋トレで上がった場合は免疫力が低下し、風邪をひいて熱を出している可能性があります。今回は筋トレと体温の関係について紹介します。

目次

  1. 筋トレ後に体温が上がるのは正常?
  2. 筋トレ後に体温が上がる理由
  3. 運動で筋肉にたくさんの熱が発生する
  4. 筋肉量が増えると熱を生み出せる量が増える
  5. 過度な筋トレが免疫力を下げる
  6. 筋トレ後に体温が上がると得られる効果
  7. ダイエット効果
  8. 肩こり・腰痛・冷え性を改善
  9. 美容効果
  10. 免疫力の向上
  11. 集中力・思考力が低下するのを予防
  12. 筋トレ後に体温が上がるのは熱風邪ではない?
  13. 筋トレ後に体温が上がるのは正常なので気にせずに

筋トレ後に体温が上がるのは正常?

みなさんは筋トレをした後に体温が上がったことがあるのでしょうか?筋トレの翌日に体温が上がると心配になりますが、適度な筋トレをしたり、筋トレで筋肉が増えたりして体温が上がるのは問題ありません。しかし過度な筋トレをして免疫力が下がったことで風邪をひいてしまい、体温が上がる場合は注意が必要です。

今回は、筋トレ後に体温が上がる理由、効果、熱風邪との違いといった筋トレと体温の関係について詳しく紹介していきます。

筋トレ後に体温が上がる理由

筋トレ後に体温が上がるのは様々な理由があります。適度な筋トレや筋トレ後に筋肉量が増えたことによって体温が上がれば様々なポジティブな効果がありますが、過度な筋トレで免疫力が下がったことによって体温が上がれば注意が必要です。ここからは筋トレ後に体温が上がる理由について紹介していきます。

運動で筋肉にたくさんの熱が発生する

筋肉が力を発揮するにはエネルギーが必要です。体内でエネルギーを生み出す際に熱が発生します。特に運動中の筋肉にはたくさんのエネルギーが必要になるため、エネルギー代謝量が活発になります。発汗によって体温を下げる働きが起こりますが、それを上回る運動を行うと筋肉にたくさんの熱が発生します。

筋肉量が増えると熱を生み出せる量が増える

筋肉は身体を動かす働き、骨や関節を守る働き、血液を心臓へ送る働きだけでなく熱を生み出す働きも持っていて、体熱の40%が筋肉によって作られています。筋肉量が増えれば熱を生み出せる量が増えるので体温が上がり、逆に筋肉量が減れば熱を生み出せる量が減るので体温が下がります。

筋肉量が多いボディビルダーは平熱が高い人が多く、ミスター日本優勝2回、ミスターアジア優勝、ボディビル世界選手権3位入賞という輝かしい実績を残した石井直方教授が現役時代には平熱が37度あったそうです。

過度な筋トレが免疫力を下げる

適度な筋トレは免疫力が上がりますが、過度な筋トレは免疫力を下げてしまいます。過度な筋トレを行うとストレスホルモンが分泌され、大量の活性化酸素が放出され、免疫機能が低下してしまいます。免疫機能が低下すると体内に侵入してきたウイルス・菌などの異物を排除することができないため風邪を引きやすくなり、発熱することがあります。

アスリートとボディビルダーは身体を鍛えているため平熱が高い人が多く、病気に強い印象がありますが、ハードな筋トレをしているため風邪を引きやすいです。国際スポーツ大会でアスリートが患う病気のトップは風邪です。

筋トレ後に体温が上がると得られる効果

人間は体内の酸素の働きによって、筋肉を伸び縮みさせたり、食べ物を消化・吸収したり、代謝したりします。酸素の働きが一番活発になるのは体温が37度のときです。体温が下がると酸素の働きが鈍化してしまいます。0.5度下がるだけで、本来の機能の7割程度しか動かなくなります。

身体全体の機能も低下し、様々な問題が発生します。適度な筋トレした後に体温が上がれば酸素の働きが活性化し、様々なポジティブな効果が得られます。この項目では体温が上がることによるポジティブな効果について紹介していきます。

ダイエット効果

筋トレをして筋肉量が増えれば体温だけでなく基礎代謝量が高くなります。基礎代謝量とは心身ともに安静な状態のときに生命維持のため消費される必要最小限のエネルギー代謝量です。基礎代謝は体温を保つ、呼吸する、心臓を動かすなど必要最低限の最小のエネルギーのことを指します。

人間が1日に消費する総エネルギーの約70%を基礎代謝が占めています。この基礎代謝が高くなると効率的に脂肪を燃焼しやすくなるため、ダイエット効果があり、太りづらくなります。

肩こり・腰痛・冷え性を改善

長時間のデスクワーク、運動不足、ストレスなどによって血行不良に陥ることがあります。血行不良になると肩こり、腰痛、冷え性を引き起こしやすくなります。しかし筋トレをして体温と共に基礎代謝が高くなると内臓機能が正常に働き、血液の循環が良くなるため、肩こり、腰痛、冷え性を改善し、予防することが可能です。

美容効果

筋トレをして筋肉を付けると体温と共に新陳代謝も上がります。新陳代謝は古いものと新しいものを入れ替わる代謝です。新陳代謝が上がることによってスムーズに体内に栄養素が行き渡り、体外に老廃物が排出されるため、美肌、つや肌、むくみ解消、シミ予防といった美容効果が期待できます。

免疫力の向上

免疫力は1℃上がると5~6倍に高まり、1℃下がると30%低くなります。体温が下がると免疫力が下がるのは体温が下がると体内で免疫力を司っている白血球の働きが鈍くなってしまうからです。白血球は体内に侵入したウイルス・細菌などの異物を駆除する働きを持っています。

体温が下がり白血球の動きが鈍くなると、ウイルス・細菌を排除できず発病しやすくなります。過度な筋トレは免疫力を下げてしまいますが、適度な筋トレによって体温が上がれば免疫力が向上するため、病気の発症を防ぐことができます。

集中力・思考力が低下するのを予防

人間の脳は重量が体重の2%ほどにもかかわらず、1度で吸い込んだ酸素の約4分の1を消費します。そのため体温が下がって酸素の動きが鈍くなり、脳に供給される酸素が不足してしまうと、脳の働きが鈍くなり、集中力・思考力の低下、不眠、物忘れ、疲労などにつながってしまいます。

筋トレをして体温を上げれば酸素の動きが活性化されるため脳へ酸素が行き渡り、脳への酸素不足で引き起こされる問題を予防することが可能です。

筋トレ後に体温が上がるのは熱風邪ではない?

適度な筋トレ後や、筋トレによる筋肉量の増加で体温が上がったときには熱風邪ではありません。むしろ健康、美容にポジティブな影響が見られます。しかし過度な筋トレをして体温が上がったときには免疫力が下がり、風邪をひいてしまい、発熱している場合があるので要注意です。

ウイルス・菌による発熱ならば、くしゃみ、鼻づまり、喉の痛み、咳などの症状が出ることがあります。発熱したら安静にして体力を温存してください。他には弱った消化器官の負担を減らすため消化の良い食べ物や免疫力を高めるビタミン・ミネラルが豊富な食べ物を食べたり、高熱による発汗で失った水分・塩分を多めに摂ったりしましょう。

筋トレ後に体温が上がるのは正常なので気にせずに

適度な筋トレ後、筋肉が増えたときに体温が上がるのは正常なので気にしなくても良いです。むしろポジティブな効果があります。36度以下という低体温の人は適度な筋トレをして体温を上げることをおすすめします。しかし過度な筋トレをすると免疫力が下がり、発病することがあるので気をつけてください。

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