話題の『HIIT』は効果ないって本当?論文を参考にエビデンスを追究!
短時間で脂肪燃焼効果があり、痩せたという口コミやビフォーアフターがネットで多数見られるトレーニング法HIIT。しかし実際は、体重を減らすのが目的のダイエットには効果がないという証言も。今回はHIITの効果について論文を基に解説します。
目次
- 今話題の『HIIT』は効果がないって本当?
- HIITはダイエット効果がないと言われる理由
- 消費カロリーは少ないから
- 心肺機能を向上させる運動のため
- HIITで効果が出ない原因と対策
- 正しいやり方を知らない
- トレーニング頻度が適当ではない
- 結果をすぐに求めすぎる
- キツいメニューに挫折してしまう
- 食事制限を行なっていない
- HIITの効果を実感した人たちの体験談
- 体験談①
- 体験談②
- 体験談③
- 体験談④
- 体験談⑤
- 体験談⑥
- 体験談⑦
- 正しいHIITのやり方をマスターしよう
- 週に2〜3回のトレーニングを継続
- 最低でも4分間のトレーニングを全力で
- 食事管理も徹底すること
- 他のトレーニングとの併用
- HIITトレーニングの効果がないのは自分のせいかも
- 筋トレメニューに関する記事もチェック
週3回のHITTトレーニングをやったら痩せた。83kg▶︎77kg。ワークアウトは朝するに限る。
— よしを_MD@京大SPH (@yoshio1214) September 8, 2018
朝に週3回のHIITトレーニングを行ない6キロの減量に成功したこちらの方。朝にワークアウトをすることのメリットは、代謝が上がり、カロリー消費しやすい身体になることや快眠に繋がることです。
まず私たちが活発に活動するには、寝ている間に働いている副交感神経を交感神経に切り替え体温や血圧を調節する必要があります。朝にHIITなどのワークアウトをすることによって、交感神経が優位になり身体の働きを整えることができます。また、ダイエットする上で必要な代謝の働きを高める効果もあるのです。
正しいHIITのやり方をマスターしよう
HIITトレーニングの効果をいまいち実感できないという方は、もしかすると間違ったやり方で続けている可能性が。HIITの正しいやり方をマスターして、効果を実感しましょう。
週に2〜3回のトレーニングを継続
HIITは週に2~3回の間隔で行うのが効果的だと言われています。なぜならHIITなどの高強度のトレーニングは、筋肉の回復のために時間を要するため休養日を設ける必要があります。休養日を設けずに毎日HIITを行うと、HIITの効果を感じることもできず、更に怪我をする危険性があるので、毎日HIITを行うのはやめましょう。
(筋肉の休息日については以下の記事も参考にしてみてください)
最低でも4分間のトレーニングを全力で
HIITには短いものはタバタ式トレーニングの4分間から長いものは20〜30分のトレーニングがありますが、慣れない間は4分間のトレーニングから始めるのをおすすめします。方法としては、20秒間の短いスパンに全体力を使い切るイメージで取り組むこと。自分の体力の限界まで出し切ることができていないと、HIITの効果は無意味となってしまいます。
また田畑氏によると、HIITの効果を最大限まで引き出すにはできるだけ脚などの大きな筋肉を使う事を提唱してます。エアロバイクやトレッドミルなど脚を動かすトレーニングを取り入れましょう。加えてダイナミックな動きをすると尚良いそうです。腕の筋肉は小さいので、プッシュアップなどの筋トレはHIITに適していないので控えるのがベスト。
またHIITには、運動と運動の間に休憩を挟むインターミッテントと運動の合間にも軽い運動を行うインターバルの2種類があります。消費カロリー多くするという意味では運動と運動の間の時間は、有酸素運動などの軽い運動を入れるインターバルにしましょう。
野上 鉄夫
さらにHIITを行う際の運動の注意点は運動速度の速いトレーニングを取り入れる事が大切です。ベンチプレスやスクワットを重い重さでゆっくり行っても確かに全力の運動には違い無いのですが、それはHIITとしては不適切な運動になります。
(タバタ式トレーニングについては以下の記事も参考にしてみてください)
食事管理も徹底すること
HIITなどのトレーニングだけに関わらず、全ての運動に関わることですが食事制限はダイエットの基本です。せっかくカロリー消費をした身体に、それを上回るカロリーを摂取してしまっては元も子もありません。今までの食生活を徹底的に見直し、ダイエットに良い食事を心掛けましょう。
特にダイエット時に摂取したい栄養素としては、タンパク質です。タンパク質は人間の健康に欠かせない三大栄養素の一つで、その中で最もカロリーが低い栄養素です。逆に控えたい栄養素としては、脂質が挙げられます。脂質も三大栄養素の一つですが、カロリーが高いためダイエットには大敵です。なるべく控えるように心掛けましょう。