フィジークの食事を減量・増量期別に!フル食メニュー例〜チートデイまで解説!

フィジークで理想的な身体を作るなら、大会へ向けて減量をすることが大切です。筋トレだけでなく、食事も考えながら減量していかなければいけません。今回は、フィジークでの減量期や増量期のフル食メニュー例やチートデイ、食事で意識することについて紹介します。

目次

  1. フィジーク選手の食事を減量期・増量期に分けて解説!
  2. フィジーク選手の食事スケジュール
  3. 【減量編】フィジーク選手が食事で意識していること
  4. 摂取カロリーと消費カロリーのバランス
  5. 食事回数を増やす
  6. トレーニング前後は炭水化物を多めに摂る
  7. 【減量編】フィジークの食事メニュー例
  8. 減量期の朝食メニュー例
  9. 減量期の昼食メニュー例
  10. 減量期の夕食メニュー例
  11. 【増量編】フィジーク選手が食事で意識していること
  12. 食事のメニューは減量期と大きく変わらない
  13. PFCバランスを意識する
  14. 脂質は質の良い脂を摂取する
  15. 【増量編】フィジークの食事メニュー例
  16. 増量期の朝食メニュー例
  17. 増量期の昼食メニュー例
  18. 増量期の夕食メニュー例
  19. フィジークの食事術の一つ『チートデイ』について
  20. チートデイとは
  21. チートデイのやり方
  22. チートデイのメリット
  23. チートデイでの注意点
  24. フィジークの減量期・増量期の食事を参考にしてみよう!

フィジーク選手の食事を減量期・増量期に分けて解説!

フィジークは鍛え抜かれた肉体の美しさを競い合う競技ですが、ボディビルと違うのはバランス良い筋肉の付き方を競う点です。ボディビルとはまた違ったかっこよさがあり、フィジークの大会を見て憧れる男性も多くいます。フィジークでは筋肉を鍛えるだけでなく、身体を引き締めることも大事です。

そのため、筋トレだけでなく、食事方法も重要になってきます。ただ筋肉を鍛えるだけでは、美しいバランスの身体は作ることができません。フィジークの大会に出場している選手は、食事で様々な工夫をしています。まずは、フィジーク選手の食事スケジュールについて見ていきましょう。

(ボディビルダーの食事メニュー例については以下の記事も参考にしてみてください)

ボディビルダーの食事メニュー例!増量・減量別に!真似はNG?危険な事例も!

フィジーク選手の食事スケジュール

フィジーク選手は、出場する大会へ向けて食事のスケジュールを組み立てています。食事のスケジュールを組み立てる前に、まずは目標を定めます。フィジークでは引き締まった身体が高く評価されるので、大会へ向けて何kg減量するかを決めなければいけません。フィジーク選手は大会へ向けて10kg減量するので、3~6か月前から食事のスケジュールを考えていきます。

例えば、大会の5か月前から10kg落とすなら、1か月に2kgずつ痩せることを目標にします。フィジークの大会で好成績を残すには、筋肉を落とさず絞らなければいけません。1か月に2kg以上落とすと筋肉も落ちてしまうので注意してください。大会を終えれば、次は増量期に入ります。

基本的にオフシーズンが増量期であると考えましょう。増量期では消費カロリーよりも摂取カロリーが上回るようにするのですが、タンパク質を多めに摂るように意識ます。増量期には1食あたり24g~34gのタンパク質を摂るのがおすすめです。減量期に落ちてしまった筋肉を、増量期でしっかりと取り戻しておきましょう。

【減量編】フィジーク選手が食事で意識していること

フィジーク選手は大会へ向けて減量をするときに、食事でさまざまなことを意識しています。ただ減量をするだけでは効率も悪く、理想の身体は作れません。ここでは、フィジーク選手が減量期に食事で意識していることを紹介するので、減量期の参考にしてください。

摂取カロリーと消費カロリーのバランス

減量期において、最も大事になるのが摂取カロリーと消費カロリーのバランスです。これは減量期における基本で、このバランスを考えながら食事スケジュールを組み立てていきます。まだフィジークの食事に慣れていないという方は、いきなり細かい栄養素まで考える必要はありません。まずは、カロリーのバランスをマスターするようにしましょう。

フィジークの大会へ向けてトレーニングをすると、1日の消費カロリーも増えます。消費カロリーは体重や筋肉量によって変わってきますが、一般の成人男性で2200kcal~2600kcalです。減量期には食事で摂るカロリーが、これを上回ってはいけません。さらに1か月に2kg落とすことを考えると2000kcal以下に抑える必要があります。

食事のスケジュールを組み立てるために、1日に摂取すべきカロリーと消費しているカロリーを計算することが大切です。摂取カロリーと消費カロリーのバランスを考えながら、大会へ向けてカロリー計算を怠らないようにしてください。

食事回数を増やす

減量しながら筋肉量を増やすためには、食事のタイミングも重要になってきます。通常は1日の食事回数が2~3回のところを、大会前の減量期には5~6回へ増やすという方法があります。食事回数を増やす理由は、タンパク質が身体の中で長時間保存できないからです。6時間以上タンパク質を摂らないと、身体が筋肉を分解してタンパク質を作り出してしまいます。

減量することを意識しすぎてタンパク質の摂取量が減ってしまうと、筋肉量も減少してしまうので注意してください。そのためにも、食事回数を増やしてこまめにタンパク質を摂取する必要があります。食事はプロテインでも構わないので、トレーニングの前後の食事をプロテインで補うというのも重要です。

ただし、食事回数を増やすことによって、摂取カロリーが増えてしまっては意味がありません。食事回数を増やしながら、摂取カロリーは抑える必要があります。1日の摂取カロリーが増えないように計算しながら、食事の回数を増やして頻繁にタンパク質を摂るようにしましょう。

トレーニング前後は炭水化物を多めに摂る

減量期には、炭水化物を少なめにしなければいけません。炭水化物は糖質であるため、摂りすぎると太ってしまいます。太らないために、炭水化物を食べないようにしている人も多いでしょう。ところが、フィジーク選手でも、全く炭水化物を摂らないわけではありません。炭水化物も、摂取するタイミングが重要になってきます。

炭水化物は、トレーニング前に摂るのが良い方法です。筋トレでは多くのエネルギーが必要となり、身体の中の糖質が消費されます。炭水化物が不足しているとエネルギー源となるものがないので、筋トレでも力が出ません。筋トレ効果を高めるためには、トレーニング前に炭水化物を多めに摂りましょう。

そして、トレーニング後も炭水化物を多めに摂るのが大切です。筋トレ後にすぐ糖質を摂取すると、筋グリコーゲンの回復が早まります。運動後30分以内に糖質を摂取するようにして、筋肉の回復を早めましょう。

【減量編】フィジークの食事メニュー例