川口能活の現在は?コーチをしている?
サッカー元日本代表で歴代ナンバーワンのゴールキーパーを選ぶとすれば、川口能活の名を挙げる人も多いでしょう。彼はキャプテンとしてチームを全国制覇に導いた高校時代から、すでに注目される存在でした。プロ入り後も、「マイアミの奇跡」など、印象的なプレーが数多くあります。日本でのゴールキーパーの地位を押し上げたといっても過言ではないでしょう。
2018年に川口は現役を引退しましたが、その後の動向も気にはなる所です。しかし、彼には「重病ではないか?」や「がんになったかも」などといった噂がSNS上で一時流れました。もちろん、これらの噂は全て事実ではありません。では、いったいなぜそういった事態になったのか、川口が現在行っている活動とともに詳しく紹介していくことにしましょう。
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川口能活の現在の具体的な活動
ここからは、現役を引退した後の川口能活がどのような活動を行っているのかを、詳しく紹介していくことにしましょう。そこには、サッカーに対して真摯に向き合い続ける彼の姿勢が窺えます。
現役時代にコーチの資格を取得
アトランタ五輪で優勝候補ブラジル相手にクリーンシートを記録した「マイアミの奇跡」や、アジアカップのPK戦での神がかりなセービングなど、川口能活が現役時代に成し遂げた功績は数知れません。ワールドカップには4大会連続でメンバー入り、日本代表としての試合出場数もゴールキーパーで史上最多など、文句のつけようがない実績を残しています。
クラブレベルでも、横浜Fマリノスで活躍後、ポーツマス(イングランド)とノアシェラン(デンマーク)の海外2クラブに所属。帰国後も磐田・岐阜・相模原と渡り歩き、43歳まで現役を続けました。長年日本代表の正守護神を争った楢崎正剛が、川口の引退セレモニーに駆けつけたシーンは今でも語り草です。
そんな川口ですが、現役時代からすでにセカンドキャリアについて思い描いていたことが窺えます。相模原に在籍当時の2016年には、JFA(日本サッカー協会)のB級コーチとゴールキーパーC級コーチのライセンスを習得しました。引退後はコーチとして生きるという川口のプランが、その時点ですでに確固たるものとなっています。
ナショナルトレセンとU-18代表のコーチ
アスリートが現役を引退した後にする仕事ですぐに思い浮かぶのが、解説の仕事ではないでしょうか。サッカーの場合、日本代表の経験がある有名な選手が解説を務めるケースが多くあります。川口能活でしたらその条件に合致しますし、何よりも彼は端正なマスクの持ち主です。メディアなどで引っ張りだことなっていたでしょう。
ですが、2018年に現役を引退した川口は、翌2019年にはナショナルトレーニングセンターのゴールキーパーコーチとなりました。ナショナルトレセンといえば、サッカー界で将来を有望視される少年たちが集まる所です。少年たちとともに、川口もコーチとしてともに成長することが期待できたでしょう。
しかし、程なくして川口は配置転換となります。2019年6月に行われたU-18日本代表のポルトガル合宿に、川口もキーパーコーチとして同行することになりました。翌年に開催される(はずであった)、東京2020オリンピックに参加するかもしれない選手のコーチングという、非常に大事な任務です。それ以降、川口は世代別日本代表のコーチとしての活動が続きます。
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東京2020オリンピック日本代表コーチ
2019年8月、A代表と五輪世代の代表監督を兼任していた森保一から、川口能活の五輪代表ゴールキーパーコーチ就任が発表されました。川口は当時、コーチ業を始めてから1年も経っていなかったので、それは異例の抜擢ともいえます。しかし、オリンピックやワールドカップなどでの経験を後進に伝えられる人材は、川口をもって他にありません。
新型コロナウイルスの影響により、東京2020オリンピックなどスポーツの日程が大幅に変更される事態となりました。それにより、代表キーパーコーチとしての川口の任期も延びています。日本代表のスケジュール調整などは困難を極めましたが、コーチングスタッフに川口が加わったことで、A代表と五輪代表に分かれての活動がスムーズになりました。
そして、ゴールキーパーコーチとして25年ぶりのオリンピックに参加した川口能活。ベンチからピッチ上の選手に大声でコーチングしたり、戦術ボードで控え選手に指示を与えるなど、コーチとしての重責をしっかりと果たしています。試合をテレビなどで視聴していた人が元気に活動する川口の姿を見て、懐かしんでSNSに書き込むなどの動きがありました。
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川口能活が現在がん・病気と噂される理由は?
そんな川口能活が、重篤な病気に冒されていたり、ましてやガンであろうはずがありません。ですが、そんな信じられない噂が流れたのも事実です。ではいったい、なぜそんなあってはならないことが起きたのでしょうか。それには、アスリートへの偏見や思い込みがあったと想像できます。
現役を引退した選手の多くは、ふっくらとした体型になりがちです。当然ですが、引退すればトレーニング量が減ってカロリー消費が少なくなります。よって、引退後にはそういった状況になるのは致し方ありません。
しかし、川口能活の場合は違いました。現役時代から1日5回も体重計に乗って体調管理をするなど、昔から川口は人一倍ストイックで有名です。引退後もそれは続き、現在はよりスマートな姿となっています。今何してるのかも知らずにその姿を見て、「川口が現役時代よりも痩せた」「がんか何かの病気だろう」などと、噂を流したものと予想できます。
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川口能活は現在もサッカーに対するストイックさを継続している!
川口能活のストイックさは現役時代から有名で、彼を上回る者など数えるほどしかいませんでした。そして、そのストイックさは今でも続いています。決して病気が原因で痩せたのではなく、ましてやがんなど重病に冒されたわけではありません。スマートな体型を維持し続けて、サッカー五輪代表のゴールキーパーコーチとして元気に活動しているのがその証拠です。