モッズコートがダサいのはコーデが問題。カラー別の着こなし術で女子ウケ爆上がり！

モッズコートとは米軍のミリタリーコートである「M-51」やそれをベースとして作られたコートの総称です。60年代のロンドンで巻き起こったモッズカルチャーを代表するアイテムとして、多くの若者に支持されました。以降、定番のコートとして、多くのブランドからモッズコートが発表されています。ファッショニスタであれば1着は持っているアイテムです。

そんなモッズコートですが、一部の人からはダサいと噂されているようです。多くのファッショニスタを魅了してきた定番アイテムコートでも、ダサいと思われているのであれば、購入を躊躇してしまう方も多いはず。そこでその真相を検証すべくSlop編集部ではファッション好きな男女621人にアンケートをとってみました。

▼アンケート結果
・いいえ：519人
・はい：102人

アンケートの結果によりますと83.6%の人が「モッズコートはダサくない」と回答しています。セレブやデザイナーなどにもモッズコートをおしゃれに履きこなしている方はたくさんいます。結論から言いますと着こなし方を間違えない限り、モッズコートはおしゃれに着こなせるということです。

しかし16.4%の人はモッズコートについてダサいと思っています。ですが、なぜダサいと思われているのか、その理由がわかれば、ダサいと思われずにモッズコートを着こなせるということです。どんな理由でダサいと思われているのか、その詳細をチェックしていきましょう。

（ネイビーのモッズコートについては以下の記事も参考にしてみてください）

「モッズコート」について検索しますと、関連ワードとして「モッズコート ダサい」と出てきます。このことからモッズコートをダサいと思っている人が一定数いることがわかります。ではどうしてダサいと思われているのでしょう？その理由をSNS上の女性の口コミをもとに検証してみると、以下の3つの理由が浮かび上がってきました。

①古臭いからダサい
②色が地味でダサい
③某キャラクターの影響と思われるのがダサい

それでは3つの理由をさらに詳しく解説していきましょう。

モッズコートのムーブメントが最初におこったのは1960年代のロンドンです。ずいぶんと昔の話ですから、古臭いからダサいと思われるのも理解はできます。またモッズコートのベースとなったM51が世に出たのは1950年代のこと。基本的なデザインやシルエットはその頃から変わっていません。少なくとも最新のファッションではないですよね。

モッズコートの基本カラーはカーキです。軍モノのコートですから、地味な色なのは当然の話です。なのですが、その地味な色ゆえにダサいであったり可愛くないと思う人もいる模様。また、質実剛健な作りと大ぶりなシルエットゆえに、デザイン性が無いからダサいと思われてしまうこともあります。

日本国内においてモッズコートのイメージといえばやはり「躍る大走査線」の主人公である青島刑事です。なのですが、モッズコートを着ているだけで映画のコスプレと思われてしまいますと、オシャレなのかダサいのか以前の問題になってしまいます。おまけに映画のファンだと認定されてしまってはややめんどくさいことになってしまいます。

モッズコートがダサいと思われる理由をチェックしたところで、ダサいと思われないためのポイントについて解説していきたいと思います。モッズコートは似合わないかも…と思っている方も、ぜひチェックしてみてください。

モッズコートはカーキや大ぶりなシルエットなどどうしても武骨な雰囲気になってしまうもの。ですからインナーにはシャツを合わせ、色落ちしていないデニムでキレイ目なスタイルを作るのがおすすめです。靴もスニーカーではなく革靴を選択し、大人カジュアルを目指しましょう。

（ジーンズについては以下の記事も参考にしてみてください）

モッズコート選びでは、あえて定番カラーを外すのもおすすめ。モッズコートの基本カラーであるカーキはカッコよいのですが、合わせ方によっては地味な雰囲気やミリタリー感満載の着こなしになってしまいます。

写真のようにベージュを選べばずいぶんと明るい印象になります。ベージュ以外にもネイビーやブラックなど様々なカラーのモッズコートも売られていますので、ぜひチェックしてみてください。あえて全体的に大き目なシルエットなのも良いですね。

（ベージュコートのコーデについては以下の記事も参考にしてみてください）

モッズコートはザックリとした大ぶりのシルエットに特徴があります。写真のように細身のボトムスと合わせますと、上下のシルエットにメリハリがついて合わせやすくなります。もともとロンドンでおこったモッズカルチャーもピタピタのスーツにモッズコートを合わせるのが基本の着こなし。それを意識してみてください。

（スキニーのコーデについては以下の記事も参考にしてみてください）

モッズコートは軍モノのコートですから、どうしてもワイルドな雰囲気になりがち。それを崩す為にインナーには柔らかい雰囲気のアイテムをもってきてみてください。写真のようにベージュのニットを合わせることでモッズコートを優しい雰囲気で着こなせます。薄めのカーキのモッズコートを選んでいるのもポイントです。

柔らかい感じの着こなしなので、インナーやボトムスは大き目なシルエットでもOK。大人な雰囲気の着こなしに仕上がっています。

（オーバーサイズのニットについては以下の記事も参考にしてみてください）

つづいてはモッズコートを使用した女子ウケバツグンのコーデを紹介していきたいと思います。簡単にまねできる着こなしばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。

全体的に落ち着いた配色でまとめたコーデです。モッズコートとボトムスはどちらもブラック系ですが、インナーに使ったニットの明るさで品の良いおしゃれな雰囲気になっています。パンツをデニムにしても似合いそうですね。カーキ以外のモッズコートならではの着こなしです。

▼着用アイテム

・モッズコート：FREAK'S STORE（¥12980）
・タックワイドパンツ：remer（¥5,500）
・スニーカー：NEW BALANCE（¥13,662）
・ニットセーター：remer（¥5,500）

定番のカーキのモッズコートにブラックのパンツ。そしてインナーには意外性の赤いセーター。モッズコートはコート自体が暗めの色なので、明るい色との相性はバツグンです。カワイイ感じに仕上がるので女子ウケも期待できます。赤い靴下もおしゃれです。

▼着用アイテム

・モッズコート：U.S MILITARY（¥63,800）
・クロップドパンツ：TROVE（¥26,400）
・スニーカー：SLACK（¥10,120）

おしゃれ上級者におすすめの組み合わせ。着こなしが難しいデニムのオーバーオールを自然に、まるでジーンズのように着こなしています。それをまとめ上げているのが白のモッズコート。オーバーオールをデニムパンツ＋デニムシャツに変えるのもおすすめです。

▼着用アイテム

・モッズコート：LACOSTE（¥39,600）
・オーバーオール：Ｌｅｅ（¥16,500）
・スニーカー：VANS（¥2,750）
・ハット：COLUMBIA（¥6,380）
・サングラス：レイバン（¥23,100）
・タートルプルオーバー：J.FERRY（¥8,580）
・ミニショルダーバッグ：Manhattan Portage（¥6,380）

（オーバーオールのコーデについては以下の記事も参考にしてみてください）

カジュアルなモッズコートをあえてシックな雰囲気にまとめのがこちら。モッズコートとボトムスのブラックを基調とした組み合わせに白のパーカーがアクセントです。落ち着いた色合いを選ぶことで、ゆったりとしたパンツでもうまくまとまっています。

▼着用アイテム

・モッズコート：coen（¥14,300）
・プルパーカー：WEGO（¥2,189）
・ワイドパンツ：RAGEBLUE（¥5,940）

春先など明るい雰囲気でモッズコートを取り入れたいのなら、白を選ぶのもおすすめ。ボトムスや靴も白系で合わせ、インナーには濃いめのグリーンでバランスを取っています。ブラックのポーチをアクセント。着こなしを引き締めて、おしゃれ度がアップしています。

▼着用アイテム

・モッズコート：X-girl（¥5,940）
・スウェット：NIKE（¥5,500）
・パンツ：STUDIO NICHOLSON（¥42,900）
・ショルダーポーチ：Aeta（¥38,500）
・スニーカー：New Balance（¥26,400）

ブラック系のモッズコートであれば、グレー系のデニムとの相性もバツグン。黒いインナーと黒のスニーカーをつかってモノトーンにまとめています。写真では黒のベルトをチラ見せ。モノトーンコーデに程よいアクセントを与えています。おしゃれ上級者ならではのテクニックです。

▼着用アイテム

・モッズコート：ADAM ET ROPE'（¥11,880）
・カットソー：ブランド名HARE（¥4,400）
・ジーンズ：ユニクロ（¥4,389）

（ブラックデニムについては以下の記事も参考にしてみてください）

定番カーキのモッズコートを上手く着こなしたいなら、その他のアイテムをブラック系で統一してみてください。落ち着いた大人な着こなしが出来上がるはずです。靴もスニーカーではなく革靴をチョイスしましょう。写真のようにシャツと靴下で白を入れると着こなしにメリハリが出ます。

▼着用アイテム

・モッズコート：FREAK'S STORE（¥12,980）
・スウェット：FREAK'S STORE（¥5,995）
・パンツ：JOURNAL STANDARD relume（¥5,500）
・ドレスシューズ：Dr.Martens（¥23,100）

軍モノであるモッズコートをあえて優しい雰囲気で着こなすのもおすすめ。上半身は淡めの色合いで合わせて、ボトムスはブラック系をチョイス。バランス良く仕上がります。やさしそうな雰囲気を醸す着こなしです。

▼着用アイテム

・モッズコート：UP START（¥11,880）
・ビッグシルエットシャツ：UP START（¥5,390）
・パンツ：UP START（¥6,490）

モッズコートの基本の着こなしは細めの洋服と合わせること。その基本に忠実なコーデです。細めのボトムスがあればマネできるので、ぜひ挑戦してみてください。ボトムスをアンクル丈にすることで爽やかさも出ています。

▼着用アイテム

・モッズコート：WILD THINGS （¥41,800）
・パンツ：NIKE（¥16,500）
・スニーカー：URBAN RESEARCH DOORS（¥9,350）

ハットとシューズにブラックを持ってきて、その間を淡い色合いでそろえた上級者コーデです。大きめのハットを選ぶことでバランスよく仕上がっています。足元が重くなりすぎないように、白のソックスを合わせるのもポイントです。

▼着用アイテム

・モッズコート：BEAMS PLUS（¥57,200）
・ベレー帽：ブランド名Mr.COVER（¥6,490）
・トラウザーパンツ：GLOBAL WORK（¥1,500）
・ローファー：Dr.Martens（¥24,200）

（ドクターマーチンについては以下の記事も参考にしてみてください）

続いてはモッズコートの人気アイテムをチェックしていきましょう。各ブランドから様々なアイテムがリリースされています。

モッズコートは着こなし次第で、いくらでもおしゃれに着られるコートです。ダサいというイメージを持っているのはごく一部の人だけ。合わせ方によってはいくらでもおしゃれに着こなせます。定番コートの1つですから、ぜひ手に入れて着こなしの幅を広げてください。