広背筋下部の構造・作用
広背筋は上半身最大の筋肉部位で、上部・下部の2種類に分けられます。まずは広背筋下部の構造や作用、役割について確認しておきましょう。
広背筋下部の構造
広背筋は僧帽筋の下から上腕骨のあたりまで広がり、背中の大部分を覆う筋肉です。その下半分である広背筋下部は、背中の中心を通る脊柱起立筋と繋がっていて、体幹にも関わる重要な部位です。
広背筋下部の作用・役割
広背筋は腕を上や前から引き寄せる働きがあるほか、背中の筋肉である憎帽筋と一緒に働いて肩甲骨を動かしたり、腰を動かしたりといった動作にも関わっています。そのなかの広背筋下部は、肩甲骨を伸ばし、腕を後ろに引く役割を担っています。
そのため、広背筋下部は腕を引くトレーニングで鍛えることができます。マシンや器具を使用するものだけでなく、自重トレーニングも効果が高いです。
(広背筋の筋トレについては以下の記事も参考にしてみてください)
広背筋の筋トレ11選!逆三角形ボディに爆速で近づく鍛え方のコツを解説
出典:Slope[スロープ]
広背筋下部の筋トレをするメリット
広背筋下部を鍛えることで得られるメリットを解説します。広背筋は重要な役割を持つ大きな筋肉なので、見た目が変わるだけでなく、さまざまな効果が期待できます。
姿勢を改善できる
広背筋下部を含め、広背筋全体を鍛えることにより、上半身を支える筋力を強化することができます。そのため、広背筋を鍛えると姿勢の改善が期待できます。特に、座って作業をすることが多い方や、猫背に悩んでいる方はぜひ鍛えてください。
筋トレメニューからみたい方はこちら(姿勢改善も期待できる大腰筋のストレッチメニューについては以下の記事も参考にしてみてください)
大腰筋のストレッチメニュー9選!ぽっこりお腹&姿勢を改善するコツを大公開
出典:Slope[スロープ]
メリハリのある上半身を手に入れられる
広背筋下部はウエストまで広がる筋肉部位です。この部分を強化することでウエストを引き締める効果が期待でき、メリハリのある逆三角形の上半身を作り上げることができます。たくましく引き締まった上半身を手に入れたい方は、広背筋の上部と下部をバランス良くしっかりと鍛えましょう。