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間接フリーキックとは?直接と違う?反則の条件〜ゴール集を動画で紹介!

2021年07月05日

サッカーのフリーキックには、間接フリーキックと直接フリーキックの2種類あります。今回は、間接フリーキックのルールややり方、直接フリーキックとの違いについて解説します。間接フリーキックや直接フリーキックのゴール【動画】も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

間接フリーキックとは?

サッカーのフリーキックは、相手から反則を受けたときにキックでプレーを再開することができるというルールです。フリーキックでも「直接フリーキック」と「間接フリーキック」があり、何が違うのか分からない人もいるのではないでしょうか。

直接フリーキックとは、キッカーが直接ゴールを狙うことができるフリーキックのことをいいます。間接フリーキックは、直接ゴールを決めても得点にはならず、誰かが間接的にボールに触れて狙うフリーキックのことをいいます。さらに理解度を高めるために、この記事では間接フリーキックや直接フリーキックについて詳しく解説します。

(スーパーゴールについては以下の記事も参考にしてみてください)

間接フリーキックとなる基準

間接フリーキックは、2人以上の選手が間接的にボールに触れてゴールを狙うフリーキックのことをいいます。プレー中に審判が、反則の地点で上に向かって手を上げていたら間接フリーキックと判断してください。間接フリーキックとなる基準は以下の通りです。

・相手に危険なプレー
・相手のプレーを妨げる行為
・相手のゴールキーパーの邪魔をする
・キーパーが6秒以上ボールを持ち続ける
・キーパーが手でボールを離した後、他の選手が触れる前にもう一度手で触る
・フリーキックしてた選手が続けて触る
・キーパーが自陣のペナルティエリア内で、味方から足で返されたボールを手で触れる
・オフサイド
・スポーツに反する言動により意義を唱えた場合

オフサイドとは、オフサイドポジションにいる味方にパスを出す行為、またはオフサイドポジションにいる味方が相手の邪魔をしたり反則行為を行ったりすることをいいます。

間接フリーキックは、身体の接触がない反則行為と覚えておくと分かりやすいでしょう。身体の接触を伴う反則(ファール)は、直接フリーキックとなります。次に詳しく解説するので参考にしてみてください。

直接フリーキック

直接フリーキックは、キッカーが直接ゴールを狙うことができるフリーキックです。プレー中に、審判が反則地点を手で指していれば直接フリーキックと判断してください。直接フリーキックの基準は以下の通りです。

・チャージする
・相手を蹴る
・相手を押したり、掴んだりする
・相手にタックルする
・相手につまづかせる
・相手に飛びかかる
・相手を押さえつける
・ボールを意図的に手や腕で触る(ハンド)
・相手につばを吐く

直接フリーキックは、相手の選手を蹴ったり、押したり、飛び掛かったり、転ばせたりして身体の接触がある反則行為(ファール)で発生します。チャージとは、ボールの競り合いでお互いの肩をぶつけ合うことなどが挙げられます。ファールは、審判の主観で判断されるため判定に差が出ることが多いです。

直接フリーキックは、間接フリーキックと違い、フリーキックのボールがゴールに入っても得点になります。サッカーの試合中は、自陣のゴール付近でファールとならないように注意しましょう。

間接フリーキックのルール

ここからは、間接フリーキックのルールを直接フリーキックのルールと比較しながら紹介します。壁との距離、やり直しとされるルールなど解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

壁との距離

間接・直接フリーキックともにフリーキックの際は、壁との距離がボールから9.15m(10ヤード)以上離れなければいけません。サッカーの試合では、ボールの進路を防いだり、キッカーの視野を狭めたりするために守備についている選手たちが並んで壁を作ります。

この壁とキッカーのボールとの距離が、9.15m(10ヤード)以上と定められているため、それ以上近くに入らないように注意しましょう。

やり直しとされる

間接・直接フリーキックともに、壁との距離が9.15m(10ヤード)より近かった場合は、フリーキックがやり直しとなります。プロのサッカー試合では、審判が9.15mをスプレーなどで印をつけて指示しています。

また、ペナルティエリア内で守備側の選手がフリーキックを行い、ペナルティエリアから出る前に他の選手がボールに触れた場合にも、フリーキックがやり直しになってしまうため注意しましょう。どちらも間接・直接フリーキックの共通のルールになるので押さえておいてください。

ペナルティエリア内では

フリーキックは、ファールなどの反則行為が起こった場所から行わますが、ペナルティエリア内のフリーキックには注意すべき点があります。注意すべき点は以下の通りです。

・直接フリーキックはペナルティエリア内で反則があった場合、PKとなる
・間接フリーキックは、反則があった場所でフリーキックとなる
・間接フリーキックでもゴールエリア内で反則があった場合、一番近いゴールラインの上でフリーキックとなる

このようにペナルティエリア内のフリーキックには、複雑なルールが存在します。ペナルティエリア内のフリーキックは、攻撃側の選手はペナルティエリア内から外にでなければなりませんが、守備側の選手は出なくてもよいので注意してください。

ペナルティーエリア内でのリスタート

フリーキックはボールがインプレーになるまで、キッカーから9.15m以上距離を空けなければいけないルールがあります。守備側の選手が自陣のペナルティーエリアの中で、間接・直接フリーキックになった場合には、攻撃側の選手たちは速やかにペナルティーエリアの外に出なくてはなりません。

ただし、ここで注意したいのが「ペナルティエリア外での間接・直接フリーキックの、攻撃側選手が9.15m以上離れていなくてもボールを静止してさえいればリスタートできる」というルールです。

このルールは、守備側の選手が素早くリスタートをするために、攻撃側の選手がペナルティエリアから出るのを待たずにプレーを開始しても反則とならず、プレーは続行するということです。フリーキックのルールを意外と理解していない人も多いので、ペナルティエリア内でのフリーキックには十分に注意しましょう。

【動画】間接フリーキックからのゴール集

それでは、実際の間接フリーキックからのゴール集を紹介します。なかには、直接フリーキックの動画もあるので、違いをしっかり押さえておきましょう。

ゴール前での間接フリーキック

2014年のJ1第23節のセレッソ大阪vs柏レイソルの試合で、菅野孝憲選手がバックパスをハンドリングして得た間接フリーキックの様子が収められています。ゴールエリア手前という近距離でのフリーキックでしたが、相手選手の壁によって外れてしまいました。

この距離でこれだけの人数によってゴールを守られているため、フリーキックでもゴールを決めるのは非常に難しいでしょう。視聴者からも「この距離は怖い」「これを入れるのは難しい」という口コミが多く寄せられており、とても見ごたえのある間接フリーキックです。

ペナルティーエリア内での間接フリーキック集

こちらは、直接フリーキックの動画、間接フリーキックの動画集です。直接フリーキックでは、相手チームが見事な壁でゴールを守っていますが、それをすり抜けてゴールを決めている様子が収められています。フリーキックは、PKよりも近い距離で行われるため、鋭いボールには手が出せない様子が伝わってきます。

また、間接フリーキックでは、味方に的確なパスを華麗なゴールを決めています。近距離でのゴールがどれだけチャンスになり、相手には不利になるのかが伝わってくるでしょう。ファールには注意してフリーキックを相手には与えないようにしたいところです。

(パスについては以下の記事も参考にしてみてください)

ゴール前の間接フリーキック

2018年のJ1第28節のセレッソ大阪vs名古屋グランパスの試合の様子の動画です。ゴールキーパーのランゲラック選手がディフェンダーのトラップミスにより伸びたボールを手で処理しています。この行為が審判にバックパスを手で処理したと判定され、セレッソ大阪にペナルティエリア内からの間接フリーキックが与えられました。

1人がボールに少し触りフェイントをかけ、2人目のキッカーがゴールシュートを狙っていますが、壁を作っている真正面で弾かれてしまいます。間接フリーキックの例として、とても分かりやすい動画なので、ぜひチェックしてみてください。

(日本のサッカー選手については以下の記事も参考にしてみてください)

ペナルティーエリア内での間接フリーキック集

ペナルティーエリア内での間接フリーキックの動画集です。サッカーの試合中の間接フリーキックでは、自陣のゴールポストの間のゴールライン上に立つことはできますが、その他の選手はインプレーになるまでは9.15メートル距離をとらなければいけません。

インプレーになってときから相手チームの選手は動くことができるため、ゴールを予測し阻止するのが非常に難しいでしょう。間接フリーキックは、キッカーとは別に選手がボールに触れていないと認められていないため、そのままゴールを決めてはいけないということがポイントです。

(サッカー選手の名言については以下の記事も参考にしてみてください)

間接フリーキック対決!

2012年J1第6節のFC東京vs鹿島アントラーズの試合のなかで、間接フリーキックが2回ありました。1度目はFC東京のゴールキーパーがスローインのボールをキーパーに戻した際に、ボールを手で受け取っています。この行為がバックパスと判断されてしまったことで、ゴールキーパーが判定に納得いかず、ボールを6秒以上保持し続けてしまったことで間接フリーキックとなってしまいます。

2回目は、鹿島アントラーズのゴールキーパーが同じようにバックパスとみなされてしまい、リスタートをしたディフェンダーの反則よって間接フリーキックになってしまいます。間接フリーキックは非常に珍しいシーンですが、この試合では両チームともに間接フリーキックになっているため、非常に面白い展開の動画です。ぜひチェックしてみてください。

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間接フリーキックを意外と理解できていない選手が多い

サッカーのフリーキックには、間接フリーキック、直接フリーキックそれぞれルールがあり、反則や罰則が設けられています。間接フリーキック、直接フリーキックともに共通するルールもありますが、間接フリーキックについては意外と理解できていない選手も多いため、しっかりとルールや違いを理解しておくことが必要でしょう。