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【ヨガマットの手入れ方法】素材別に洗濯・水洗い可否など洗い方まで解説!

2021年03月02日

ヨガマットを使い込んでいくと気になるのが衛生面です。ヨガマットを洗濯機で洗うときの洗い方は?アルコール除菌シートや重曹でのお手入れ方法は?匂いが取れない時は?そんな気になるヨガマットの洗い方やお手入れ方法をNBR・LAVA・PVCなど素材別に解説します。

【監修】パーソナルトレーナー Riku

法政大学スポーツ健康学部出身。パーソナルトレーナー兼ミラーフイットコンテンツディレクター。2021年6月にパーソナルトレーニングジム『SPICE GYM』を中目黒・恵比寿エリアにて開業予定。
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ヨガマットはどう手入れする?種類別に洗い方を解説!

ヨガマットは使い込めば使い込むほどに汚れや汗を吸い込んでしまいます。そのまま使い続けるのは衛生的にも見た目的にもNGでしょう。特に汚れたまま掃除もお手入れも放置してしまうとグリップ力が落ちてケガをしたり、悪臭を発したりするようになることもあるのです。

そうならないためにもしっかりとヨガマットのお手入れをする必要があります。ではどのように掃除をしていけばよいのでしょうか?この記事では、素材の種類別の洗い方やお手入れの仕方を詳しく解説していきます。

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基本的なヨガマットの洗い方・手入れ方法

ヨガマットは素材によってお手入れの方法に少し違いがあります。しかし基本のお手入れ方法は全部の素材のマットに共通です。すべての素材のヨガマットに共通する基本的なお手入れ方法は大きく分けると以下の3項目になります。

①湿らせた柔らかい布で全体を拭く
②乾拭きをする
③完全に乾かす

これはヨガマットを使用するたびにやったほうが良い掃除で、衛生的に使えるだけでなく、汚れやホコリがこびりつかないうちに除去できたり、グリップ力を維持したりするのに役立ちます。完全に乾かすときは直射日光を避けて風通しの良いところに立てかけておきましょう。直射日光にさらすと劣化を早める可能性がありますので避けたほうが無難です。

どうしてもとても汚れてしまったときやホットヨガなどで汗が気になる場合は、その部分だけ洗うことも可能です。石鹸や中性洗剤をぬるま湯で薄めた液をスポンジや布に含ませてふき取ります。ほかにはアルコール除菌用シートで拭いてから重曹1:水3の溶液でふき取り、さらに乾拭きをする方法もあります。専用のクリーナーを使用するのも良いでしょう。

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ヨガマット『匂い』が気になる方の手入れ方法

ヨガマットの汗や汚れの匂いが気になる場合はヨガマットリフレッシュスプレーを使うのが効果的です。アロマ成分が配合されたものもあり、一気にいい匂いに変えることができます。さらに汗などの汚れのケアも同時にできるのですから、使わない手はありません。スプレーを使用する前には表面の汚れを基本のお手入れ①の通りにふき取っておくのがマストです。

ヨガマットそのもののゴムっぽい匂いが気になる場合もあるでしょう。それは素材的にどうしても仕方のない部分があります。嫌な匂いは開封したての時に特に強く感じられ、使っていくごとにその匂いは薄れていくものです。しかしなるべく早めに解消したいという場合は以下の手順を試してみてください。

①基本のお手入れをする
②2~3日日影で干す

匂いの感じ方は個人差がありますが、日影の戸外で干すことで一気に匂いが軽減できます。さらにヨガマット専用スプレー使うのも効果的です。また好きなアロマを使ってヨガマットスプレーを作る方もいます。無水エタノール(10ml)、精製水(30ml)、精油(8滴)を用意し、スプレー容器に無水エタノール、精油、精製水の順に入れて振れば完成です。

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ヨガマットの『素材別』の洗い方・手入れ方法

ではヨガマットの素材別の洗い方やお手入れの方法をチェックしていきましょう。ヨガマットで主に使用している素材は大きく分けて以下の4つに分類されます。

①PVC(ポリ塩化ビニル)
②TPE(熱可塑性エラストマー)
③NBR(ニトリルゴム)
④天然ゴム

それぞれどのような特徴があり、どのような洗い方・手入れ方法をとるべきなのか詳しくチェックしていきましょう。

PVC(ポリ塩化ビニル)

PVC(ポリ塩化ビニル)のヨガマットは安く作れるため100円ショップなどでも取り扱いがあるアイテムです。しかし、水洗いは不可です。というのもPVCは水を吸収しやすい構造になっているため水に濡れると劣化が始まってしまうのです。安価なものが多いので、ひどく汚れた場合は買い替えるものだと割り切っている方もいます。

掃除に関しては使用するごとに、先に紹介した基本のお手入れを行い、乾拭きや乾燥をしっかりと行うようにしましょう。またひどい汚れや劣化の場合は買い替えも視野に入れることをおすすめします。

TPE(熱可塑性エラストマー)

TPE(熱可塑性エラストマー)はゴムのような弾力がありますが実は分類としてはプラスチックです。リサイクルもできる地球にやさしい素材になっています。もちろん、焼却してもダイオキシンなどが発生することもありません。価格に関しても比較的安価なので手に入れやすいでしょう。

そんなTPEは水洗いが可能です。と言っても洗濯機での洗濯に耐えられるほどではありません。基本のお手入れを行い、汚れの強い部分だけ洗剤とぬるま湯を使うようにします。場合によっては浴槽を使用してつけ置き洗いをしても良いでしょう。その場合、乾燥は日影で2~3日かけて完璧に乾かすようにします。

NBR(ニトリルゴム)

NBR(ニトリルゴム)は耐油性に優れる合成ゴムで工業用品や自動車関係にも使われています。特に厚めのマットに使われていることが多い素材です。クッション性に優れていますが、グリップ力が少し劣るとの評価もあります。価格に関しても比較的安価なため、徐々に市場にも浸透してきている素材と言えるでしょう。

NBRという素材は車に使われていることからも分かる通り、水洗いが可能なので水を使ってしっかりと洗うことも可能です。しかし洗濯機に耐えうるかは洗濯表示をしっかり確認しなければなりません。商品によって差があるからです。お手入れ方法は基本のお手入れを行い、必要に応じて洗剤とぬるま湯で流すのが効果的でしょう。

天然ゴム

天然ゴムはLAVAと呼ばれることもある素材です。木の樹液(ラテックス)を使って作られています。ヨガマットとしては最上級の素材であり、クッション性、耐久性、グリップ力もほかの素材と比較しても優れていることが明らかです。重厚感があるので上級者向けとされる素材で、有名ヨガインストラクターが使用しているヨガマットに多い素材です。

天然ゴム(LAVA)にはアレルギーがあります。体質によっては蕁麻疹が出るなど症状が発現することがあるので注意が必要です。そんな天然ゴムは水洗いが不可になっています。基本のお手入れか、水をスプレーしてふき取るという方法が良いでしょう。ただ、洗濯機での洗濯が可能な商品も出てきていますので、しっかりと確認することが大事です。

ヨガマットの洗い方・手入れに関する注意点

素材別にヨガマットの洗い方や手入れの方法をチェックしてきました。ではヨガマットの洗い方や手入れ方法に関して何か注意すべきことはあるのでしょうか?絶対に避けるべきNGな例を挙げて、それぞれの注意点を詳しく見ていきましょう。

洗濯表示を見ない・無視するのはNG

ゴムっぽいから水に浸けても大丈夫だろう、洗濯機で洗えるって聞いたことがあるから洗っても大丈夫だろう。そんなふうに洗濯表示を見ずに自己判断してしまったり、洗濯表示での指示を無視して洗ったりするのは絶対に避けましょう。洗濯機がOKでも脱水やドラム式はNGというパターンもあります。

最悪の場合はヨガマットが破損・変形するだけでなく洗濯機自体にダメージを与えてしまうこともあります。洗濯表示はしっかりと守ってお手入れをすると安心です。場合によってはお手入れ方法からヨガマットの素材を選んでも良いでしょう。水洗い可能なアイテムだと長く愛用できます。

乾拭きしたから陰干しはしない!はNG

基本のお手入れの中に乾拭きをした後、乾燥させる工程が入っています。これは乾拭きで拭き取り切れなかった水分をしっかりと乾燥させるためです。ヨガマットの素材は基本的にはゴムなので、タオルなどの布製品とは違って、湿ったまま丸めた場合に自然に乾燥していくとは考えにくいでしょう。

水分が残った状態で収納してしまえば、その水分を足掛かりにして汗やホコリと反応した雑菌が繁殖し、悪臭を発することもあります。また、カビが生えてしまうなどの弊害も生まれるでしょう。乾燥はしっかりと行うようにしてください。その際、乾燥機の使用は素材的にNGです。熱で劣化する可能性が高いので避けるようにしましょう。

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手入れを楽にするヨガマットの保管方法

ヨガマットの保管方法は専用のケースを使うのがおすすめです。ヨガマットをケースに入れておけばホコリや汚れが付くのを防げます。使わないからと言ってヨガマットを丸めて適当に置いておくとどんなに掃除をした部屋でも汚れが付着してしまうのです。また紫外線や乾燥、高温は劣化や変色の危険を招きます。ケースは2000円程度なので、マットを保護するためにも用意しておきましょう。