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②手首が反り返り、痛む
手首が痛んでしまうことも、この筋トレにおける問題として挙げられます。これはグリップの誤りによるもので、画像のように手の先の方でバーを握って手首が反ってしまうことが原因です。また手首が反った状態で動作を行うと肩甲骨が動かしづらく、上腕三頭筋が主動筋になってしまうこともあります。
対応策としては手の根っこの部分にバーベルを乗せるよう意識すると良いでしょう。またある程度の重量を扱うようになると、手首を保護するものが必要になります。ただ、グリップを適切にしてリストストラップなどのギアを使用しても痛みを感じる場合は、トレーニングを中止することをおすすめします。
(インクラインベンチを使った筋トレについては以下の記事も参考にしてみてください)
インクラインダンベルフライのやり方!角度・重量など大胸筋をデカくするコツをプロが解説
出典:Slope[スロープ]
【バーベル】インクラインプレスの最適な重量・回数・セット数
最適な重量と回数については、トレーニングの目的によって決まります。筋力アップなら1回から6回、筋肥大なら6回から12回、筋持久力アップなら15回以上で限界が来る重量がおすすめです。正しいフォームで動作を行うために、重すぎる重量は扱わないよう気を付けてください。
最適なセット数は、トレーニングのステータスごとに異なります。まだ慣れていない初心者の方は週1回3セット、トレーニング上級者の方は週2回6セットを目安に行いましょう。トレーニング経験を積んでステータスが上昇してきたら、セット数や頻度を増やしていくのがおすすめです。
【ダンベル】インクラインプレスの効果的なやり方
続いて、ダンベルを使用して行うインクラインプレスのやり方について解説します。ダンベルを使う場合の動作のコツも押さえて、大胸筋上部をしっかりと鍛えていきましょう。
(ダンベルプレス・ベンチプレスの重量計算については以下の記事も参考にしてみてください)
出典:Slope[スロープ]
①ベンチの角度を決めて、ダンベルを挙げる
ダンベルを使うパターンでも、ベンチの角度は30~45度あたりがおすすめです。バーベルの場合と同様に最初は30度からスタートし、ちょうど良い角度を見つけてみてください。角度を決めてベンチに座ったら、ダンベルを胸の上に向かって挙げましょう。
ダンベルを挙げる際には、こちらの動画のようにオンザニーテクニックを使います。
②ダンベルを降ろす
ダンベルを鎖骨の少し下の方へ向かって降ろしていきます。最初の1レップ目はつらいので、もしパートナーや補助者がいる方は手伝ってもらうと良いでしょう。またこの時にダンベルを鼻のあたりに降ろすと肘が張ってしまい、三角筋前部の負担が大きくなるため注意してください。