カイグリーンとは?生い立ち・成績〜筋トレ・食事・私生活〜画像集まで紹介!

アメリカ出身のボディビルダー、カイグリーンはボディビルダーでありながらアーティストやダンスパフォーマーなど、いろいろな才能を持っています。そんなカイグリーンの身長や体重、カイグリーン式トレーニング法やカイグリーンが語るステロイドについても紹介していきます。

目次

  1. 『カイグリーン』とは
  2. カイグリーンの生い立ち
  3. ボディビルと出会う前
  4. ボディビルとの出会い
  5. ボディビルの世界に入ってから
  6. プロのボディビルダーへ
  7. プロとしての生活
  8. 挫折を超えて優勝
  9. その後と現在
  10. カイグリーンの大会成績
  11. カイグリーンの筋トレについて
  12. 胸のトレーニング
  13. 脚のトレーニング
  14. 腕のトレーニング
  15. 背中のトレーニング
  16. 肩のトレーニング
  17. カイグリーンの食事・栄養摂取について
  18. オフシーズンのメニュー【カイグリーンの食事】
  19. オンシーズンのメニュー【カイグリーンの食事】
  20. ステロイドの使用について
  21. カイグリーンはアーティストとしての才能も?
  22. カイグリーンの私生活について
  23. カイグリーンの筋肉を拝める画像集!
  24. カイグリーンの筋肉を目指してみよう

『カイグリーン』とは

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生年月日1975年7月12日
出身地アメリカ合衆国ニューヨーク州ブルックリン
身長172,5cm
体重オン120kg・オフ124kg
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カイグリーンとは、長く三つ編みされた髪がトレードマークのアメリカ出身のボディービルダーです。身長は172cmとアメリカ人としては小柄ですが、体重は120kg以上と鍛え抜かれており、その美しい筋肉は「芸術的」とも言われています。

また、カイグリーンは「プレデター」というあだ名もついており、映画のプレデターのように筋肉隆々なカイグリーンにピッタリなあだ名です。2016年を境に大会には出場していないカイグリーンですが、現在も芸術的な筋肉は健在です。そんなカイグリーンの生い立ちから紹介していきましょう。

カイグリーンの生い立ち

ボディビルと出会う前

カイグリーンはアメリカ合衆国ニューヨーク州ブルックリンに生まれました。6歳のころに孤児となったカイグリーンは孤児を受け入れる家庭を転々としながら10年間、孤独な気持ちを抱えて育ちます。生活環境に恵まれない中、孤独なカイグリーンは非行に走りますが、13歳の時にジムに入会し本格的な筋トレを始めます。

ボディビルとの出会い

ジムに入会してからカイグリーンは必死に筋トレを行って体を鍛え上げ、周りを追い抜いていきます。そのころ、家庭環境に恵まれなかったカイグリーンのことを知る担任の先生に「ボディビルを目指しなさい」という言葉をかけられ、カイグリーンは学生ボディビル大会の出場を目指すこととなりました。

ボディビルの世界に入ってから

先生の言葉をきっかけに、カイグリーンは多くの学生ボディビル大会に出場していきました。周りの出場者と比べて筋肉が成長していたカイグリーンは、多くの大会で優勝を収めていきます。そして、圧倒的な力を持っていたカイグリーンは19歳まで学生大会に出場し続け、ボディビルを極めていくことを決心します。

プロのボディビルダーへ

20歳になってからのカイグリーンは、大人の一般男性が出場する大会に挑戦していきました。学生大会の時は敵なしだったカイグリーンですが、一般男性の大会では思うような成績を収めることができず、学生とプロの力の差を感じることになります。しかし諦めなかったカイグリーンは1999年、NPC Team Universe Championshipで見事優勝を手にします。

この大会での優勝をきっかけに、IFBBのプロカードも取得します。

プロとしての生活

プロカードを取得した1999年、プロとして初めて出場したボディビル大会では4位入賞という成績を収めたカイグリーン。しかし、カイグリーンはこの結果に満足することはありませんでした。ここから約4年間カイグリーンは大会には参加せず、トレーニングに励んで体を鍛え直すこととなります。

挫折を超えて優勝

約4年間のオフを経て出場した2005年のニューヨークプロでしたが、成績は14位と不甲斐ない結果に終わります。その後も4年連続で大会に出場しますが、最高でも3位と満足のいく結果を得ることはできませんでした。しかし、カイグリーンはここでも諦めずに、トレーニングを必死に続けます。

そして2007年、努力が実りプロのボディビルダーの大会で優勝を収めるのです。

その後と現在

2007年のプロ大会での優勝を期に、カイグリーンは9つの大会で6回の優勝を勝ち取ります。2009年には名誉あるアーノルドクラシックでも優勝を収め、挫折続きだったカイグリーンのボディビルダー生活に光が見えてきました。

そんなカイグリーンは、アーノルドクラッシックと並ぶ大きな大会であるミスターオリンピアにも挑戦することを決めます。2009年に初めてミスターオリンピアに出場した時には4位入賞。それから5年間、優勝を目指してミスターオリンピアに出場し続けますが、最高でも2位という結果に終わっています。

優勝に届かなかった原因として、同じボディビルダーのフィルヒースという強力なライバルがいたことが挙げられますが、2015年を境にカイグリーンはミスターオリンピアには出場しなくなりました。しかし2015~2017年までに出場した大会では7回の優勝を収めています。2021年にはステージに復活するともいわれており、今後の活躍が楽しみですね。

(下記の動画ではカイグリーンとフィルヒースが競う様子を見ることができます)

カイグリーンの大会成績

1994年 NGA American Nationals 1位
1996年 WNBF Pro Natural Worlds 1位
1997年 NPC Team Universe Championships 2位
1998年 NPC Team Universe Championships 3位
1999年 NPC World Amateur Championships 6位
1999年 NPC Team Universe Championships 1位
2005年 New York Pro 14位
2006年 Ironman Pro Invitational 20位
2006年 Shawn Ray Colorado Pro 14位
2007年 Keystone Pro 3位
2007年 Shawn Ray Colorado Pro 1位
2007年 New York Pro 6位
2008年 Arnold Classic 3位
2008年 New York Pro 1位
2009年 Australian Grand Prix Pro 1位
2009年 Arnold Classic 1位
2009年 Mr. Olympia 4位
2010年 Australian Grand Prix Pro 1位
2010年 Arnold Classic 1位
2010年 Mr. Olympia 7位
2011年 Mr. Olympia 3位
2011年 Sheru Classic 3位
2011年 New York Pro 1位
2012年 Sheru Classics 2位
2012年 Mr. Olympia 2位
2012年 Sheru Classic 2位
2013年 Arnold Classic 2位
2013年 Sheru Classics 3位
2013年 Eivls Prague Pro 1位
2013年 Mr. Olympia 2位
2014年 Mr. Olympia 2位
2016年 Arnold Classic 1位


カイグリーンの筋トレについて

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胸のトレーニング

・アームプルオーバー×3セット
・インクラインベンチプレス×5セット
・ベンチプレス×4セット
・インクラインダンベルフライ×3セット

カイグリーン式ではそれぞれのトレーニングに細かく特徴があります。その1つとして、インクラインダンベルフライでは、腕を下げる時にややハの字にして下げることで胸のストレッチを最大にする方法を取り入れているので、意識してトレーニングしてみましょう。

(インクラインプレスのやり方については以下の記事も参考にしてみてください)

インクラインプレスのやり方!大胸筋上部が劇的に発達する角度・重量などコツを解説

脚のトレーニング

・ヒップアブダクション+ボックスステップアップ×3セット
・レッグカール×3セット
・スクワット×3セット
・ランジ×4セット
・デッドリフト×3セット
・スタンディングカーフレイズ×3セット
・レッグプレス×3セット

カイグリーン式の脚の筋トレはハムストリングやお尻の筋肉を同時に鍛えていくのが特徴です。脚の筋肉が伸びて肥大することをイメージしながら行うことで、筋トレの効果を最大限に発揮することができるでしょう。

(ワンレッグデッドリフトのやり方については以下の記事も参考にしてみてください)

ワンレッグデッドリフトのやり方!短期間で脚痩せ・美尻になるコツを解説

腕のトレーニング

・コネクションカール×4セット
・ダンベルカール×4セット
・プリッチャーカール×4セット
・リバースカール×4セット
・スタンディングアームカール×4セット
・バイセップカール×4セット
・ダンベルキックバック×4セット
・オーバーヘッドダンベルトライセプスエンクテンション×4セット

カイグリーンは腕の筋トレ時も軽いウェイトを使い、回数をこなしていくトレーニング法が特徴です。そうすることでバーンアウトを起こさせて、効率的に筋肉を鍛えることができます。

(上腕三頭筋の筋トレ&ストレッチメニューについては下記の記事も参考にしてみてください)

上腕三頭筋の筋トレ&ストレッチメニュー!二の腕に効かせる鍛え方のコツも解説

背中のトレーニング

・リバースグリップフラットプルダウン×3セット
・ラットプルダウン×3セット
・クリーズグリップラットプルダウン×3セット

背中の筋トレは三角筋後部や広背筋にも効くように行っているのが特徴で、それぞれの筋肉を意識した筋トレが大切です。

(ラットプルダウンのフォームについては以下の記事も参考にしてみてください)

ラットプルダウンのフォーム!腕が疲れず背中に効くコツ!重量・自宅版についても!

肩のトレーニング

・アーノルドプレス×3
・ビハインドネックプレス×3
・ダンベルシュラッグ×3
・ミリタリープレス×3
・ラテラルレイズ×3
・アップライトロー×3

カイグリーンは筋トレを5日連続で行い、6日目にようやく体を休ませるというトレーニングスケジュールを組んでいます。各部位の筋トレを5日間毎日厳しく行っているカイグリーンだからこそ、芸術性の高い体を作ることができるのですね。

(三頭筋の筋トレメニューについては以下の記事も参考にしてみてください)

三角筋の鍛え方!肩が急激にデカくなる筋トレメニュー&ストレッチの方法を解説

カイグリーンの食事・栄養摂取について

オフシーズンのメニュー【カイグリーンの食事】

1食目:パン(2枚)、卵の白身(4個分)、ネギ(2個)、シュレッドチーズ(4分の1)
2食目:プロテイン(2杯)、アーモンド(28g)、アーモンドミルクまたはココナッツミルク(1カップ)、ブルーベリー(1カップ)、水(1カップ)
3食目:牛肉のステーキ(170g)、きゅうり(半分)、オリーブオイル(小さじ1)、トマト(1個)
4食目:鶏むね肉、クルミ、レーズン、キヌア(2分の1カップ)
5食目:マグロステーキ(140g)、タラ(200g)、ヤムイモ(2個)、バター、パルメザンチーズ(大さじ2)、アスパラガス(4本)

カイグリーンのオフシーズの食事は1日5食で、体重1kgあたりのタンパク質や脂質などの栄養素の摂取量を決めています。タンパク質は体重1kgあたり約3gなので1日に約400g、脂質は体重1kgあたり約1gなので1日約120g以上の脂質を摂取するようにしています。

カイグリーンはオフの時にも食事を調整して体重の増量を最低限にとどめ、トレーニングに励んで筋肉を減らさないようにしていました。

(筋トレに必要なたんぱく質の摂取量については以下の記事も参考にしてみてください)

筋トレに必要なタンパク質の摂取量は?タイミング〜効果の高い食材まで紹介!

オンシーズンのメニュー【カイグリーンの食事】

1食目:ステーキ(450g)、卵の白身(12個分)、白米
2食目:白米、鶏むね肉(2枚)、七面鳥を使ったハンバーガー
3食目:サーモン(450g)、大量のサラダ、卵の白身(6個分)
4食目:ステーキ(450g)、サツマイモ(2個)
5食目:オートミール(2カップ)、レーズン、サーモン(450g)、コーン(1カップ)
6食目:プロテイン、アボカドまたはカシューナッツ
7食目:野菜(2カップ)、ステーキ(450g)

これは大会前のメニューの一例ですが、オフシーズンよりも食事の量が増えて、1日に7回の食事を摂っています。大会前のボディビルダーはタンパク質を多く摂取する必要があるので、オフの時とは違って大量のタンパク質を摂取しているのがわかります。また体を仕上るためのメニューなので、野菜の量も増やしているのが特徴です。

ステロイドの使用について

カイグリーン自身がステロイドを使用しているかどうかは明らかになっていませんが、本人も使っている噂があります。また、ステロイドの使用についてカイグリーンは、「ステロイドやサプリメントを使ったとしても、努力なしではチャンピオンにはなれない」と語っており、日々のトレーニングが大切であると話してくれています。

(ステロイドについて語るカイグリーンについては下記の動画も確認してみてください)

カイグリーンはアーティストとしての才能も?

カイグリーンはボディビルの才能だけでなく、芸術的なアートの才能にも恵まれています。カイグリーンがアートの活動を始めたのは2011年、36歳の時です。大きなキャンバスに絵を描き、2011年には個展を開くほどの腕前がすでにありました。また、アーティストとしての才能は絵画だけではありません。

カイグリーンはボディビルで体を鍛えるボディメイクさえもアートとして捉えています。マスクや衣装、靴を身に着けてダンスをしたりポージングをしたり、周りを楽しませるアーティストとしての活動も積極的で、多くのイベントでゲストとして呼ばれてはパフォーマンスを披露しています。

(ダンスポージングについては下記の動画も確認してみてください)

カイグリーンの私生活について

カイグリーンは私生活では2015年に、サプリメントを扱う会社であるDynamik Muscleを設立しています。サプリメントの販売だけではなく、プロテインやカイグリーンのトレードマークにもなっているパーカーなど幅広い商品を取り扱い、トレーニングに励む男性に人気のブランドとなっています。起業家としての活動のほかに、俳優としても活躍しています。

結婚や趣味などの私生活についての情報は公開されていないようです。

カイグリーンの筋肉を拝める画像集!

出典:https://www.pinterest.jp/pin/548876273306698402/

カイグリーンの筋肉を目指してみよう

出典:https://www.pinterest.jp/pin/365636063499591743/

カイグリーンは才能に溺れることなく、努力を惜しまずトレーニングに励んだ結果、成功を収めることができたボディビルダーです。美しく芸術的なカイグリーンの筋肉に、多くのファンがあこがれています。カイグリーンのように少しずつ努力を続け、美しい筋肉を目指してみてくださいね。