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インナーマッスルは嘘の噂だらけ!よくある勘違い〜正しい知識を詳しく解説!

2020年10月12日

インナーマッスルに関して様々な情報をネットで得ることができます。そんな中「嘘の噂」も多く、間違った認識をしている方も多いです。あなたのトレーニングの効率を下げないためにも、インナーマッスルの「嘘の噂」と正しい情報について解説していきます。早速見ていきましょう。

【監修】パーソナルトレーナー Riku

法政大学スポーツ健康学部出身。パーソナルトレーナー兼ミラーフイットコンテンツディレクター。2021年6月にパーソナルトレーニングジム『SPICE GYM』を中目黒・恵比寿エリアにて開業予定。
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そもそもインナーマッスルとは

インナーマッスルとは身体の深いところに位置している筋肉のことです。深層筋とも言われています。体の骨格を構成する筋肉の一つであり、姿勢を保ったり関節を安定させる役割があります。

よく耳にする体幹もインナーマッスルの一部であり、また上肢や下肢の深層部分にある筋肉も同様にインナーマッスルと呼ばれます。つまりインナーマッスルは一箇所にある筋肉ではなく、あらゆる筋肉の深層部分にある筋肉の総称を表しています。

(インナーマッスルが何かについては以下の記事も参考にしてみてください)

インナーマッスルに関する嘘の噂

筋トレにおいて重点がおかれることが多いインナーマッスルには、その知識や鍛え方にはあらゆる情報があります。嘘の噂を真に受けてしまうと正しく筋トレができず、効率も下がってしまう可能性があります。そうならないためにも、よく耳にするインナーマッスルの「嘘の噂」についてここで解説します。

嘘の噂①インナーマッスルを鍛えれば痩せる

ダイエットの方法を紹介するサイトや雑誌でよくインナーマッスルを鍛えるダイエットが頻繁に取り上げられています。しかしながらインナーマッスルを鍛えるだけで、痩せることができるという認識は正しくありません。

インナーマッスルとは先述した通り深層筋であり、体の深い部分にある小さな筋肉です。インナーマッスルの筋力を高めるだけでは体重を落とすことができるほど代謝量を増やすことはできません。
むしろ体の表層部にあるアウターマッスルを鍛えた方がその範囲が広く、また筋力を高める効果が大きいため、代謝量に与える効果も大きく、ダイエットに効果的であると考えられます。

嘘の噂②インナーマッスルを鍛えると腹筋が割れる

インナーマッスル(主に体幹)を鍛えることで腹筋を割ることができるという噂があります。しかしながらインナーマッスルだけ鍛えても腹筋が割れるというわけではありません。ダイエットと同じように、腹筋を割るためにはインナーマッスルとアウターマッスルの両方を鍛える必要があります。

ほとんどの運動はインナーマッスルとアウターマッスルのどちらにも効果があると言われています。どちらもバランスよく筋力を上げることで、腹筋を割ることができると考えられます。つまりインナーマッスルを鍛えると腹筋が割れるという噂は、インナーマッスルだけという解釈で考えると嘘であると言えます。

嘘の噂③アウターマッスルよりインナーマッスルの方が重要

身体の深い部分にある筋肉でありダイエットでも注目されているインナーマッスルは、重要な筋肉であるという認識があります。ダイエットを行う上でアウターマッスルよりもインナーマッスルという言葉がよく用いられることが多くあります。

そのため、アウターマッスルよりもインナーマッスルの方が重要であるという認識が増えています。そもそもインナーマッスルの働きは身体の関節の運動を”安定”させること、アウターマッスルの働きは身体の関節の運動を”起こす”ことです。運動に関してインナーマッスルもアウターマッスルもどちらも作用しています。

インナーマッスルとアウターマッスルはどちらかが重要というわけではなく、どちらの機能もあるからこそ運動ができるのであり、インナーマッスルの方が重要であるという認識は嘘の噂と言えます。

嘘の噂④インナーマッスルを鍛えると怪我をする可能性が低くなる

ボディメイクという意味で、身体をきれいに保つためにインナーマッスルを鍛えて怪我を防ぐ、またはその効果を期待している方もいるかもしれません。インナーマッスルを鍛えることで関節の運動を安定させる作用があるとお伝えしましたが、それによって怪我をする可能性が低くなるという解釈は正しくはありません。

体幹などのインナーマッスルを鍛えると身体に対する負担を筋肉によってサポートすることができると言われますが、「怪我をしにくくなる」という解釈とはまた違ってきます。怪我をする可能性が低くなるというよりも、身体を支える作用に効果があるという解釈の方が正しいと言えるでしょう。

インナーマッスルを鍛える効果は?

インナーマッスルだけが重要ではないということをお伝えしましたが、インナーマッスルが全く重要ではないということではありません。筋トレの中でインナーマッスルを鍛えることでダイエットやボディメイクにおいて得られる効果ももちろんあります。

インナーマッスルを鍛えると姿勢が改善する

ダイエットやボディメイクをする中で、姿勢を整えるという方法もよく耳にするかと思います。インナーマッスルも姿勢改善に効果があると言われています。インナーマッスルは身体の骨格に近い筋肉になります。つまりインナーマッスルを鍛えると、姿勢を保ったり関節を安定させたりする効果が得られます。

インナーマッスルを鍛える際に多く行われるプランクは、体幹である腹直筋・腹横筋、腹斜筋の筋力を高めることに作用します。強度は強いものではありませんが、この体幹を鍛えることで姿勢の改善や肩こり・腰痛の改善に効果があり、身体の改善に良いと言われています。

インナーマッスルはを鍛えると浮腫改善につながる

インナーマッスルは血流の循環を助ける役割を持っていると言われています。なぜならばインナーマッスルを鍛えることで内臓の位置を正しい位置に戻す効果があると言われているからです。そのため身体の深層部分にある血流が良くなります。血流が良くなることで浮腫改善に効果があります。

浮腫改善というのはダイエットをする上で求められる効果であると考えられます。インナーマッスルを鍛えることで身体の中まで改善しダイエットにも効果があるため、インナーマッスルを鍛えるメリットはあると言えますね。

(インナーマッスルを鍛える効果については以下の記事も参考にしてみてください)

インナーマッスルに関して詳しく知りたい方はこちら

ここまでインナーマッスルの嘘の噂や、正しく鍛えることで得られる効果をお伝えしました。まだまだ他にもインナーマッスルの鍛え方やその効果は存在しています。

(インナーマッスルを鍛えるトレーニングの方法やストレッチの方法を知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。)

インナーマッスルに関する嘘の噂に惑わされるな!

現在ダイエットやボディメイクをしていく上で注目度が高いインナーマッスルですが、多くの嘘の噂が存在していました。インターネットで多くのことが検索できる中で、多くの情報が混在しています。嘘の噂に惑わされぬよう、正しい知識を持ってこれからもダイエット/ボディメイクを行っていきましょう。