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握力があればりんごは片手で潰れる
「りんごを片手で握りつぶす」というと、漫画などで敵をビビらせるシーンで使われるイメージがあります。しかしこれはフィクションではありません。握力を鍛えれば、誰でも実現することができます。さっそく詳しく解説していきます。
りんごを潰す為に必要な握力は何キロ?
結論から言うと、りんごを潰すのに必要な握力の目安は60~70kgです。一般的にりんごを潰す為に必要とされている握力は70kg程度ですが、コツをおさえることで簡単に潰せるようになり、目安として最低60kg程度の握力が必要と言われています。ちなみに力のみの正攻法で簡単に潰すには、80kg以上の握力が目安になります。
ちなみに一般的な成人男性の握力の平均は45~50kgです。これは、りんごを握りつぶそうと全力を出したとしても「りんごに指の跡をつけられる」くらいの握力です。
握力の仕組み&りんごを潰す為に鍛えるべき筋肉部位
握力の仕組み
まず、握力の仕組みを理解しましょう。握力は、前腕筋群のうち、指を曲げて強く握る動きをする「屈筋群」が司っています。なので握力自体を強化するためには、「屈筋群」の筋肉に焦点を当ててトレーニングする必要があります。
握力自体は「クラッシュ力(握り潰す力)」「ピンチ力(物を摘む力)」「ホールド力(握ったまま保持する力)」「ものを開く力」の4つの筋力に分類されますが、このうち、りんごを潰す動作に関係するのは3つです。クラッシュ力(握り潰す力)、ピンチ力(摘む力)、ホールド力(握りを保持する力)の3つを鍛えましょう。
効率的に筋トレを行うには、どの筋肉が関係するのかを意識することが重要です。さっそく確認していきましょう。
母指内転筋【りんごを潰す為に鍛えるべき筋肉部位】
母指内転筋は、手のひらの中にあり、親指を人差し指側に近づける動きに関係する筋肉です。物を掴む、握る動きに必要な筋肉なので、鍛えることで握力がアップします。
深指屈筋【りんごを潰す為に鍛えるべき筋肉部位】
深指屈筋は、人差し指から小指までの4本の指を内側に曲げる動きに関係する前腕の筋肉です。物を握る動作や、手首を手のひら側に曲げる動作を行います。この筋肉を鍛えることで握力がアップします。
橈側手根屈筋【りんごを潰す為に鍛えるべき筋肉部位】
橈側手根屈筋は、手首を内側に曲げる動きなどに関係する前腕の筋肉です。肘関節から手の甲の付け根までつながっています。手首を曲げる動きに関係するので、野球のピッチングなどでもよく使われます。
握力でりんごを潰すコツ
①小さめのりんごを選ぶ【握力でりんごを潰すコツ】
筋トレや力のかけ方にばかり注目しがちですが、りんごの選び方も重要です。特に、握力が不足しているうちは小さめのりんごを使用しましょう。なるべく小さく手に収まりやすいサイズを選べば、力をかけやすくなります。
おすすめの品種は「紅玉」です。一般的に出回っているりんご5種(ふじ、王林、つがる、紅玉、ジョナゴールド)のうち、ほかの4種より平均して一回り小さい品種です。
②やわらかいりんごを選ぶ【握力でりんごを潰すコツ】
柔らかいりんごを選ぶことも、りんご潰しを簡単にする為のコツになります。購入する際、触ってみてなるべく柔らかいものを選びましょう。触ってみて特に差がないようなら、買ってから家に2~3日置いて熟させることでも柔らかくなります。
③握力を出しやすい姿勢をとる【握力でりんごを潰すコツ】
握力を最も出しやすい姿勢は、立って肘を伸ばした状態です。座った状態、肘を曲げた状態では力が逃げてしまい、前腕に力が入り切らないので注意しましょう。また、腕や肩に余計な力が入らないよう、リラックスを意識してください。
④一気に力をかける【握力でりんごを潰すコツ】
ゆっくりじわじわと力をかけるより、一気に力をかける方が強い力が出ます。声が出るくらいの最大出力で、一気にりんごを潰します。
⑤指先で力をかける【握力でりんごを潰すコツ】
手のひら全体を使って潰そうとすると圧が分散してしまうので、指先で力をかけます。面ではなく点をイメージしましょう。圧をかける面積を小さくすることで、力が一点集中して指が食い込みやすくなります。
⑥呼吸を止めない【握力でりんごを潰すコツ】
力をかける時は、呼吸を止めないことを意識しましょう。簡単なことのように思えても、いざとなったらつい呼吸を止めてしまう人も少なくありません。
50kg〜80kgの握力別で潰せるもの&潰すコツ
ここでは握力別に潰せるものと、簡単に潰す為のコツをそれぞれ紹介していきます。
【握力50kgで潰せるもの】スチール缶
空のスチール缶は、コツを掴めばりんごを握り潰すよりも簡単に潰すことができます。必要な握力は、平均50kg程度が目安になります。中身が入っている場合はもっと握力が必要ですので、まずは中身の入っていないスチール缶でやりましょう。
スチール缶は円形で、力が逃げやすい形状です。ただ力をかけるだけでは、なかなか潰すことができません。人差し指から小指までの4本の指に圧をかけ、面ではなく点で力をかけるのが潰すコツです。また、潰してとがった箇所で手を傷めないよう、気をつけましょう。
【握力50~60kgで潰せるもの】くるみ(セイヨウグルミ)
セイヨウグルミ(シナノグルミ)はくるみの中では殻が薄く、比較的簡単に割ることができます。必要な握力は、平均60kg程度が目安になります。
くるみの割れ目に水平に力をかけると、割れやすくなります。セイヨウグルミは日本国内で主に流通している種で、入手しやすい素材です。力試ししてみましょう。
【握力60kgで潰せるもの】卵
意外に思われるかもしれませんが、生の卵を握り潰す為に必要な握力は、平均60kg程度が目安になります。卵は圧力に強く、点で力をかけるとすぐに割れますが、面で力をかけた場合、簡単には潰れない構造になっています。
卵を面で握り潰すには、時間をかけず一気に力をかけるのが潰すコツです。
【握力65kgで潰せるもの】りんごを縦に割る
りんごを縦に真っ二つに割る為に必要な握力は、平均65kg程度が目安になります。下記のコツをおさえましょう。
①りんご上部のヘタのくぼみに親指を、下のくぼみに中指と薬指の2本を差し込む
②りんごの芯を貫くように、一気に力をかける
厳密にはりんごを「潰す」というよりも「割る」イメージになりますが、簡単にきれいに真っ二つになます。パフォーマンス性は抜群です。割ったあとは食べることになりますので、カットや片付けにも配慮できます。
【握力70kgで潰せるもの】りんごを横から握り潰す
りんごは縦には比較的割れやすいですが、横から握り潰すには更なる握力とコツが必要になります。一般的にりんごを潰すと言った時にイメージされる「りんごをグシャッと握り潰す」為に必要な握力は、平均70~80kg程度が目安になります。下記のコツを意識しましょう。
①指先で力をかける
②りんごの中心に向かって力をかけるイメージで
③一気に力を集中させる
なお、指先に力を集中させることを意識せず、とにかく力任せにりんごを握り潰す場合に必要な握力は平均80kg以上が目安になります。これについては簡単にするコツはありませんので、ひたすら握力を鍛えるのみです。
【握力70kgで潰せるもの】じゃがいもなど水分の少ない野菜
じゃがいもなど、水分が少なく硬い野菜も握り潰すことができます。必要な握力は、平均70kg程度が目安になります。
これも、面でなく点で力をかけるのが簡単に潰すコツです。
【握力80kg以上で潰せるもの】くるみ(オニグルミ)
硬いオニグルミを握り潰す為に必要な握力は、平均80kg程度が目安になります。このレベルになると、一般の人がたどり着けない超人の域と言えるでしょう。
くるみは種類によって硬さが違います。オニグルミはくるみの中でも特に殻が硬い種類で、基本的には道具がないと割れません。
ひたすら握力を鍛える事がコツとなります。
動物の握力はどれくらい?
人間よりも強い力を持っている動物たち。怪力で知られる動物たちは、いったいどのくらいの握力を持っているのでしょうか。特に握力が強いとされる動物を紹介します。
握力の強い動物トップ3
・オランウータン:握力は平均して300kg以上、最高で推定500kg程度
・チンパンジー:握力は平均して300kg程度、最高で推定500kg程度
・ゴリラ:握力は平均して500kg程度、最高で推定600kg程度
森の木の上で生活する彼らは、動物の中でも非常に握力が強いグループです。オランウータン、ゴリラ、チンパンジーの3種ともに、木に登る・ぶら下がる・飛び移るなどの動作が日常的に必要な生活をしています。食生活においても、硬い果実を割って食べるなど、普段から握力が必要なことから発達したと言われています。
動物たちは人間が出すことができないような握力を備えています。これは、人間よりも太い骨格、太く強靭な腱を持っているからです。
動物の握力の計り方
動物の握力は、じつは握力計では計れません。それぞれの動物の手(前肢)に合った形状の握力計を作る必要がありますし、握らせても全力で握ってくれているか不明なので計測ができないのです。一般的に言われている握力は、体重・動作・スピードなどからの推計値です。
たとえばゴリラであれば、体重140kgの巨体で木に軽々と上り下りします。腕のみで「うんてい」の動きで木々の間を移動したりもします。その動き方やスピードから、その動作に必要であろう筋力を推計するのです。
人間の握力のMAXはどれくらい?
平均的な日本人男性の握力は45~50kg程度ですが、人間の握力の限界はどの程度なのでしょうか?こちらでは、世界トップクラスの握力の記録を紹介します。
握力の世界記録保持者(マグナス・サミュエルソン)
人間の握力の世界記録は、192kgと言われています。この記録はマグナス・サミュエルソンさん(1969年生まれ、スウェーデン人男性)のものです。本業は農家であり、アームレスリング選手、俳優としても活躍しました。マグナス・サミュエルソンは身長198cm体重160kg、胸囲149cmという驚きの体格の持ち主です。50回以上も怪力大会に出場し、何度も優勝した記録があります。
また、握力166kg以上に相当するキャプテンオブクラッシュグリッパー(以下COCグリッパー)のNo.4を、小指を使わずに閉じたという逸話があります。
(マグナスサミュエルソンについては以下の記事も参考にしてみてください)
人類最強の怪力『マグナスサミュエルソン』とは?握力・腕相撲・格闘技などでも活躍を紹介!
出典:Slope[スロープ]
日本人の握力記録保持者(新沼大樹)
新沼大樹さん(1970年生まれ)は、職業はプログラマーでありながら「握力王」という異名を持っています。キャプテンオブクラッシュグリッパー(COCグリッパー)のNo.4を閉じられた記録保持者です。
これは、握力166kg以上に相当します。このCOCグリッパーのNo.4を閉じられる人は、世界でも数人しかいないと言われています。新沼さんは、テレビにも出演されているので、知っている人も多いのではないでしょうか。中身の入ったスチール缶を握りつぶしたり、トランプを束で簡単にちぎってしまうなどの力技を披露されています。
日本人の握力記録保持者(諸富太地)
もうひとり、握力王と呼ばれる選手がいます。「世界初の握力のプロ」と名乗る諸富太地さん(年齢非公開)です。なんと、握力で生計を立てています。
諸富さんも、COCグリッパーのNo.4を閉じた記録保持者です。なので握力は166kg以上になります。2015年に世界握力選手権大会で優勝し、全日本握力チャンピオンに。世界ランキング10位以内に入りました。Youtubeでさまざまなユーチューバーとコラボしているほか、テレビ番組「月曜に夜ふかし」にも出演しました。
りんごを潰す為の握力トレーニング5選
ここでは、りんごを潰す握力を手に入れるための握力トレーニング法を5つ紹介します。
① リストカール【りんごを潰す為の握力トレーニング】
リストカールは、手首を曲げる筋肉(前腕筋)を鍛え握力を強化する、最も代表的なトレーニング法です。ボトムポジションで指先に引っ掛けるようなところまで降ろすと、手首を曲げるスナップの筋肉だけでなく、指を曲げるための握力の筋肉も鍛えることができます。
リストカールはダンベルでもバーベルでも行えますが、今回はダンベルを使用したリストカールを紹介していきます。
▼リストカールのやり方
①片手でダンベルを持って、手首をベンチ台から出します。
②しっかりと上まで手首を巻き上げていきます。
③ゆっくりと元の姿勢に戻します。
リストカールの回数とセット数ですが、基本的に筋力アップのためには1~6回。筋肥大のためには6~12回。筋持久力アップのためには15回~で限界が来る重量を扱いましょう。しかし筋肥大に関しては限界まで行えば軽い重量の高回数でも同等の効果が得られます。
最も重要なのは正しいフォームで限界まで追い込むことだということを意識て取り組んでください。セット数は、1部位当たり初心者の方は週1回・3セット。上級者は週2回6セット程度がおすすめです。また、トレーニングステータスが上昇するにしたがって1部位当たりの頻度やセット数は増加していくものです。
よって、週1回よりも週2回のほうが効果は上がっていきます。しかし、週3回以上になると、筋トレ効果があがるか不明です。多くやり過ぎると、オーバーワークになってしまう可能性があることを認識しておきましょう。
▼リストカールのコツ&注意点
・筋肥大を目指す場合は、どんな重量でも限界まで行うことが重要です。
・あまりに重い重量を扱うと、手首に痛みが出てしまう場合があります。
リストカールでよくある問題として、「毎日やってしまうこと」があります。前腕部は日常生活においてよく動かすため、血流が良く、回復も早いため毎日やってもいいという説が出回っていますが、これは間違いです。筋トレして回復するためには、ほかの部位と同様48~72時間が必要です。かなりトレーニングに慣れてきた上級者の場合には毎日行ってもよい可能性は出てきますが、多くの人にとっては「毎日行う」は間違った選択です。
ずーみー(泉風雅)
リストカールは、あまりに重い重量を扱うと手首のストレッチ時の負荷が大きく、手首に痛みが出てしまう場合があります。このような方にオススメの種目として「バーベル・ビハインド・リストカール」があります。バリエーションの一つとして取り入れるといいでしょう。
(詳しく見たい方はこちら)
リストカールで前腕を強化!手首を痛めないコツ〜回数・重さ、器具のおすすめまで解説
出典:Slope[スロープ]
(動画で見たい方はこちら)
②ラジアルフレクション【りんごを潰す為の握力トレーニング】
ラジアルフレクションは、前腕屈筋群という、前腕の手のひら側にある筋肉を鍛えるトレーニング法です。前腕を太くしたり、握力を強くすることができます。
▼ラジアルフレクションのやり方
①ダンベルを片手に持ってまっすぐに立ちます。
②手首だけを使ってダンベルを上げます。
③ゆっくりとダンベルを下ろします。
ラジアルフレクションの回数とセット数ですが、基本的に筋力アップのためには1~6回。筋肥大のためには6~12回。筋持久力アップのためには15回~で限界が来る重量を扱いましょう。しかし筋肥大に関しては限界まで行えば軽い重量の高回数でも同等の効果が得られます。
重さについては、筋持久力アップを目指す方は自分が限界だと感じる重量が一番良いでしょう。また筋肥大を狙う方は軽い重量でも自分の限界が来る回数まで行えば効果はあります。自分の体力に見合った重量のダンベルを選ぶことが大切です。
初心者の方は週1回・3セット、上級者の方は週2回・6セットを目安にしましょう。慣れてきたら少しずつ回数を増やしていき、自分に適切な負荷がかかるように調節してください。
筋力トレーニングにおいて一番大切なことは継続することです。多くの人は最初に負荷をかけすぎて途中で疲れて辞めてしまいます。自分に合った回数でトレーニングを続けることを意識しましょう。左右それぞれを15~20回ずつ、1~3セット程度が目安となります。
▼ラジアルフレクションのコツ&注意点
・肘を伸ばしたまま、手首だけを使ってダンベルを上下させるのがコツです。
オーバーワークにならないよう、自分に合った重さと回数で行ってください。
ずーみー(泉風雅)
ダンベルを持って行う方法を紹介していますが、持つ位置から重心が離れている棒状の物があればそれでもかまいません。例えば、トンカチのようなものでもいいです。
(詳しく見たい方はこちら)
ラジアルフレクションの効果&やり方!前腕を太くする筋トレのコツを解説
出典:Slope[スロープ]
③L字懸垂【りんごを潰す為の握力トレーニング】
L字懸垂は、身体を折り曲げて懸垂を行うトレーニング法です。L字懸垂では、前腕部にも想像以上の負荷がかかります。それでは、詳しいやり方を見ていきましょう。
▼L字懸垂のやり方
①肩幅より少し広い程度の手幅で、懸垂バーにぶら下がります。
②ここから足を持ち上げ、身体をL字にします。
③L字を保って腕のみであごをバーの上の位置まで上げげます。
④ゆっくりと元の姿勢に戻します。
L字懸垂の回数とセット数は、基本的に筋力アップのためには1~6回、筋肥大のためには6~12回を目安にしましょう。筋持久力アップのためには15回~で限界が来る重量を扱います。しかし筋肥大に関しては、限界まで行えるのならば、軽い重量の高回数でも同等の効果は得られます。
セット数は、初心者の方は週1回・3セット、上級者は週2回6セット程度がおすすめです。また、トレーニングステータスが上昇するにしたがって頻度やセット数は増加していきます。
それと、週1回よりも週2回のほうが効果はあるとされていますが、週3回以上だと、それ以上の効果を生むかは不明です。それは多くなりすぎるとオーバーワークになってしまう可能性があるからです。自分に合ったものを見つけることが大事です。多くの人はやりすぎてオーバーワークを起こしてしまっていることが多いのです。
▼L字懸垂のコツ&注意点
・肩甲骨を内側に寄せて行わないと、広背筋をしっかりと動かしていくことができません。
・L字懸垂では身体をL字にすることで、大臀筋がストレッチされたような状態にできます。
L字懸垂を正しいフォームで行うということは、バーをしっかり強く握る必要があります。前腕筋のトレーニングも自然と行える筋トレ種目なのです。
ずーみー(泉風雅)
L字懸垂という名前から通常、足をまっすぐに伸ばす方法が連想されがちですが身体を曲げることの主眼・主な狙いは股関節を屈曲させて大臀筋が伸びた状態にすることですので膝は曲げてしまってもかまいません。曲げた膝にタオルを挟むなどするとより良いでしょう。
(詳しく見たい方はこちら)
L字懸垂だけで全身を鍛えられる!正しいフォームのコツ&出来ない人に効果的なメニューも!
出典:Slope[スロープ]
(動画で見たい方はこちら)
④指立て伏せ【りんごを潰す為の握力トレーニング】
指立伏せは、通常の腕立て伏せの派生バージョンです。正しいフォームで行うことが最優先される、前腕を鍛える筋トレとなります。
▼指立伏せのやり方
①通常の腕立て伏せの姿勢をとる
②上体をゆっくりおろす
③元の姿勢にゆっくり戻す
指立伏せの回数とセット数ですが、正しいフォームで行える限界の回数を行えるところまでを見極めましょう。セット数は、初心者の方は3セットを週1回。上級者の方は6セットを週2回程度行うことを目安にしましょう。
▼指立伏せのコツ&注意点
・横から見たときに手、肩、足がしっかりと三角形になっているように。
・横から見たとき、腰が浮いてしまったり、腰が下がってしまったりしないように。
・降ろしたときに、手首を結んだラインに、みぞおちかそれよりも少し上に来るように。
・降ろしたとき、前腕が地面と垂直になるポジションが理想。
・手幅は、肩幅の1.3倍から1.5倍程度になるのが理想です。
初心者の方や女性の方は、膝をついて動作を行ってもかまわないでしょう。
ずーみー(泉風雅)
指先が反った状態ではなく、しっかりと熊の手のように支えることで、指を伸ばそうとする方向に負荷がかかります。それで指を曲げる握力の筋肉にアイソメトリックな負荷がかかることになります。
(詳しく見たい方はこちら)
指立て伏せのやり方&効果!握力・前腕を鍛えられる?意味ない?
出典:Slope[スロープ]
⑤プレートピンチ【りんごを潰す為の握力トレーニング】
プレートピンチは、プレートを指で挟んで鍛えるトレーニング法です。りんごを握り潰すのに必要な指の力と前腕を鍛えることができます。ジムにあるバーベル用のプレートを使うと良いでしょう。
▼プレートピンチのやり方
①プレートを両手の間に立てて置き、指の力で持ち上げます。
②30秒キープします。
③ゆっくり下ろして力を抜きます。
30秒を1セットとして、初心者の方は週1回セット、初心者の方は3セットを週1回。上級者の方は6セットを週2回程度行うことを目安にしてください。
▼プレートピンチのコツ&注意点
・プレートは、手のひらではなく指全体で持つことを意識しましょう。
・1枚では負荷が足りない場合は、プレート2枚を重ねて持ちましょう。
・肩や腕がリラックスできるような位置でプレートを持つのがコツです。
足の上にプレートを落とさないように注意してください。
(詳しく見たい方はこちら)
握力トレーニング15選!前腕の鍛え方のコツで効果倍増!平均・器具のおすすめも紹介
出典:Slope[スロープ]
握力トレーニングにおすすめの器具
ハンドグリップ
握力トレーニングといえば、前腕筋を鍛えるハンドグリップです。手のひらサイズで、どこでも簡単に握力トレーニングを行うことができます。強度が細かく設定されているので、自分に合ったものを選びましょう。
アイアンマインド社のキャプテンズオブクラッシュグリッパー(以下COCグリッパー)がおすすめです。グリッパーは、メーカーによって形・デザイン・握りやすさなどが違います。たとえば握力70kgと表記されていても、実際は60kgの握力で閉じれてしまったり数値が参考にできないケースがあります。その点、COCグリッパーは世界基準で作られており品質と強度が保証されているので安心できます。
りんごを握り潰すのであれば、COCグリッパーのNo1.5(70kg以上)をクリアすることを目標にすると良いでしょう。
(ハンドグリップの効果&使い方については以下の記事も参考にしてみてください)
ハンドグリップの効果&使い方!器具・握り方での違い〜回数・負荷選びまで解説!
出典: Slope[スロープ]
パワーボール
パワーボールは別名リストボール、スナップボールとも呼ばれています。多くのスポーツ選手やアスリートも愛用している握力強化アイテムです。
パワーボールは、手の中に握り、手首のスナップを効かせてパワーボール内のボールを回転させて使います。使い方は簡単そうに見えますが、回し続けるにはコツがいる器具です。握力が鍛えられるほかにも、手首の回転や腕の姿勢を変えれば手首・前腕・上腕二頭筋・上腕三頭筋などを鍛えることができます。
(パワーボールの効果&使い方については以下の記事も参考にしてみてください)
パワーボールの効果&使い方!握力・手首・二の腕などに効かせるコツ&おすすめ商品も!
出典:Slope[スロープ]
握力を鍛えてりんごを潰す特技を手にいれよう
いかがでしたでしょうか。りんごを握り潰すというのは、握力を鍛えていない平均的な人には無理ですが、握力を鍛えれば誰でもできるようになります。しかし、できるようになれば十分に「特技」と言えるでしょう。
握力をわかりやすくアピールできる「潰し技」のパフォーマンスは、一度披露すれば、見た人は忘れられまません。あなたもぜひ、りんごを潰す特技を手にいれて、一目置かれる存在になってみませんか?