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EAA・プロテインの違いは?併用はいらない?混ぜると効果UPという情報の真相も!

2021年02月04日

筋トレ効果を高めるにはプロテインとEAAのどっちがいいのか疑問に感じる人も多いのではないでしょうか。どちらかがいらないのではなく併用や飲み合わせのコツを考えることが重要です。今回はEAAとプロテインの違いや併用方法、混ぜることで副作用はないかなどを解説します。

【監修】パーソナルトレーナー きらまい【吉良舞子】

REXER南青山でパーソナルトレーナーとして活動する傍ら、美容専用ソイプロテインの開発、おうちフィットネスアプリ出演等、多岐にわたり活動しております。NESTA PFT認定トレーナー / RYT200 / FRP認定ピラティスインストラクター / JYIA日本ヨガインストラクター協会認定講師 / Instagram

EAAとプロテインの違いは?

EAAとプロテインの違いは以下の3点です。

・摂取可能な栄養素の違い

・筋肉への作用の違い

・吸収速度の違い

どちらも筋トレダイエットに取り入れたいサプリメントであることは知られていますが、どのような違いがあるのか疑問に感じている人も多いのではないでしょうか。違いを押さえて目的に合わせた摂取をすることが筋トレ・ダイエットの効果を最大限に得るポイントです。

EAAの効果や働き

EAAの効果や働きは以下の3点です。

①筋肉の分解抑制効果

②摂取から吸収までが短時間

③集中力の向上

ここからは一つずつ詳しく解説していきます。

筋肉の分解抑制効果のある必須アミノ酸を摂取できる

EAAは筋肉の分解抑制効果のある『必須アミノ酸』を補うことを目的としたサプリメントです。エネルギー減となるアミノ酸が体内で減少すると、筋肉を分解してアミノ酸を産生します。そのためアミノ酸が不足している状態で筋トレをしていても、筋肉の分解作用によって十分なトレーニング効果が得られないのです。

アミノ酸は筋肉量増加を目指すのなら欠かせない栄養素なのですが、必須アミノ酸は体内ではつくることができません。EAAを摂取すれば簡単に体内のアミノ酸量を保つことができます。必須アミノ酸はプロテインにも含まれていますが含有量はEAAのほうが多く摂取できるので、アミノ酸摂取目的であればEAAを選択しましょう。

体内に吸収されるスピードが早い

EAAはアミノ酸を短時間で体内に吸収することができます。プロテインからもアミノ酸を吸収できますが、吸収速度はEAAのほうが圧倒的に早いのです。プロテインはたんぱく質をアミノ酸へ分解しなければならないため、食後から吸収までに時間を要してしまいます。吸収速度はEAAが食後約30分、プロテインが食後約1~2時間です。

就寝中は血中アミノ酸濃度が低下してしまいます。起床後など早急にアミノ酸を補給したいときにはEAAが最適です。

集中力向上効果で筋トレの効率が高まる

EAAでアミノ酸を摂取すると、集中力を高める働きをするドーパミンが活性化されます。トレーニング効果を高めるには集中力はとても重要です。トレーニング中に集中力が切れると、フォームが崩れてしまったり思わぬ怪我につながりやすくなります。EAAはコンディションを整えるメリットも合わせ持っているのです。

プロテインの効果や働き

プロテインの効果や働きは以下の3点です。

①筋肉量増加効果

②疲労回復促進効果

③事制限時の筋肉量減退を防止

プロテインは筋トレの効率を高めることでも有名ですが、メリットはそれだけではありません。どのような効果が期待できるのか一つずつ詳しく解説していきます。

筋肉量増加に欠かせないたんぱく質を摂取できる

プロテインは筋肉の合成に必要な『たんぱく質』を補うことを目的としたサプリメントです。摂取したんぱく質は体内に取り込まれると、20種類のアミノ酸に分解されて筋肥大を起こします。筋トレ効果を高めたいのなら体重1kgに対してたんぱく質2gを摂取しなければなりません。

食事で補おうとするといらないカロリーまで摂取してしまうので、望ましい結果が得られなくなってしまいます。プロテインならカロリーを抑えてたんぱく質を摂取できるので、筋肉増強やダイエットをしたい人は積極的に取り入れましょう!

トレーニング後の疲労回復促進効果がある

トレーニング後の疲労回復にはたんぱく質とグリコーゲンが必要です。プロテインを摂取することで疲労回復を促進し、コンディションを整えることができます。

疲労回復が十分でないのにトレーニングを続けてしまうと『オーバートレーニング症候群』になってしまうリスクが高まります。オーバートレーニング症候群になると、慢性疲労・うつ・睡眠障害・集中力低下などが起こり、重度の場合は生活に支障をきたしてしまうので注意しましょう。

筋トレのフォームも崩れやすくなり効果が半減してしまいます。効果的にトレーニングを行うためには疲労回復にも配慮しましょう。

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