【入社式のスーツ完全版】色選び〜シャツ・ネクタイ・靴・ベルト ・カバンの合わせ方まで解説！

最近は服装自由としている会社もある入社式。しかし、入社式にはふさわしいきっちりしたスーツスタイルで臨みたいですね。しかしどんなスーツを着ていくのがいいのか迷いますよね。そこで、入社式にはどんなスーツがふさわしいのか、解説していきます。

入社式にふさわしいスーツの選び方を説明します。就活のスーツを着るという人も多いのですが、できれば入社式はふさわしいスーツで出席したいですよね。新しいスーツで新鮮な気持ちで社会人生活を迎えましょう。1つ注意点ですが、スーツを新調したときは、スーツのあちこちについているしつけ糸を外すようにしてください。

入社式のメンズスーツはおしゃれより清潔感が大切です。ネクタイ着用で落ち着いたトーンのかっちりめのスーツにしましょう。とはいえ、やはり多少はおしゃれも楽しみたいでしょう。ビジネススタイルにはルールがありますが、ルールの範囲内でおしゃれを楽しむのは問題ありません。目立つ柄のついているものや、カジュアルな雰囲気のものを避けて楽しみましょう。

入社式のスーツは、黒かチャコールグレー、ネイビーなど落ち着いた色のダークスーツが基本です。また、無地でもかまいませんが、ビジネスシーンで主流の織柄やシャドーストライプ、ピンストライプなどの控えめな柄のついたメンズスーツがおすすめです。太いストライプがついたものは避けたほうがいいでしょう。

メンズスーツにはボタンが一列のシングルと二列のダブル、ジャケットとスラックスのツーピースとベストを加えたスリーピース、2つボタンと3つボタンなど、様々なスタイルがあります。これは好みで構いませんが、最近一般的なのは、シングルのツーピース、2つボタンです。シングルのツーピース、2つボタンを選んでおくと無難です。

ビジネスシーンでのジャケットの着こなしの注意点として、シングルの2つボタンの場合、上のボタン1つだけを留め、下のボタンは外しましょう。3つボタンの場合も一番下のボタンは外すのがルールです。3つボタンで上のボタンがジャケットの折り返し部分に隠れる段返り3つボタンタイプは、真ん中のボタンだけを留めましょう。

スラックスにはノータック、ワンタック、ツータックの三種類があります。タックとは、スラックスの前身にある、生地を畳んで作られたヒダのことで、ここでスラックスのスタイルが決まります。入社式でおすすめなのは、ワンタックです。ワンタックは標準的なスタイルで、ビジネスシーンはもちろん、フォーマルなシーンにもマッチします。

ノータックは若干カジュアルな雰囲気になりますが、現在はノータックが主流ですので問題ないでしょう。ツータックの場合は、裾幅が太めになる傾向があり、野暮ったい印象になってしまいます。ツータックでもテーパードタイプは裾幅が細身になり、最近の流行のシルエットですが、これはカジュアルな印象が強く、入社式には適しません。

メンズスーツ選びで最も重要なのがサイズです。サイズが合っていないと、だらしない印象になってしまいます。ジャケットのサイズの基本は肩です。肩は袖の縫い目をつまんでみて、一つまみ程度のゆとりがあるものを選びましょう。胸元はこぶし一個分が入る程度、着丈はお尻が隠れる程度、袖は腕を下ろしてシャツが1cmから1.5cm出る程度が最適です。

スラックスの裾上げには、折り返しのないシングルと、1度折り返すダブルがあります。ダブルはカジュアルな印象になるため、入社式にはシングルがおすすめです。長さは裾が靴の甲に乗り、少し折れる程度のハーフクッションが標準的です。また、裾が靴にかかる程度のノークッションだとすっきりした印象になり、細身のスーツに合います。

ウエストは手のひら1枚入るゆとりをもたせましょう。太もも後ろ部分は、ひとつまみ程度の余裕があるぐらいの太さが最適です。

スーツに合わせるワイシャツによって、印象は変わります。入社式では、フレッシュな印象にしたいので、白かサックスブルーなどの爽やかな色のワイシャツがおすすめです。白を選んでおけば、どんなスーツにも合いますし、よりフレッシュな印象になるので、特におすすめです。

柄は、スーツが無地の場合は織柄や、薄いストライプのもの、スーツに柄がついている場合は無地にしましょう。襟はレギュラーカラーかセミワイドカラーが最適です。襟に飾りボタンがついているボタンダウンは避けたほうがいいでしょう。

（ワイシャツについては以下の記事も参考にしてみてください）

最も標準的なワイシャツです。

今の主流はセミワイドカラー。このタイプを選んでおけば間違いないでしょう。

サックスブルーのワイシャツでも問題ありません。

本格的に働き始めれば、ボタンダウンという選択もありですが、入社式では避けたほうが賢明です。

グレーやネイビーなど濃い色のワイシャツはカジュアルな雰囲気になるので、入社式では避けましょう。会社の雰囲気によっては働き始めれば選んでみてもいいですが、入社式ではNGです。

ビジネスシーンではシルクのネクタイが基本です。入社式で着用するネクタイとして最もオーソドックスなのは、シルクのレジメンタルタイ。柄はレジメンタル以外のドットや小紋柄でもかまいませんが、柄は小さめのものを選びましょう。色は定番的な色ならOKですが、おすすめなのはネイビーなどのフレッシュ感があるブルー系です。

（ネクタイについては以下の記事も参考にしてみてください）

入社式には斜めにストライプの入ったレジメンタルタイがおすすめです。色はネイビーなどのブルー系がよいでしょう。

小さなドットのついているものもOKです。

小紋柄もいいでしょう。ただし、入社式では小さくてあまり目立たない柄にしましょう。

目立つ派手な柄は避けましょう。入社式ではシックな雰囲気の落ち着いたネクタイが適切です。

ビジネスシューズは、黒か茶の品位あるレザー製紐靴を選びましょう。黒の内羽根式ストレートチップが最も品位があるとされ、おすすめです。茶系でもいいのですが、茶系の場合はダークブラウンがおすすめです。落ち着いた色のエレガントな革靴を選びましょう。

つま先の型はいくつかありますが、つま先がまっすぐなストレートチップか、標準的なプレーントゥがビジネスにマッチしますし、フォーマルでも履ける汎用性があります。つま先に装飾があるものは避けてください。

（レザー製紐靴については以下の記事も参考にしてみてください）

黒の内羽根式ストレートチップのビジネスシューズは最も品位があり、おすすめです。

ブラウンでもダークな色味ならOKです。

モンクストラップは個性を主張でき、シーンを選べばよいのですが、入社式にはNGです。入社式には紐靴を選んでください。

革靴でも、明るい色のカジュアルなものは避けましょう。ビジネスであっても職種によっては歩きやすいカジュアルシューズも履きますが、入社式ではNGです。

スーツスタイルでは、靴と同じ質感で同じ色のベルトをするのが定石です。レザー製の、靴に合わせた黒か茶色を選びましょう。デザインはシンプルなもので、大きいバックルや柄のついたものは避けてください。ベルトが目立つと、全体の品位が損なわれてしまいます。

ベルトはレザー製でシルバーのバックルがおすすめです。靴の色と合わせるのがポイントです。

ビジネスではスーツに合うシックなベルトを着用しましょう。あまりベルトで主張するのはNGです。

入社式では各種資料などが配られることが多く、カバンは必須になります。シックな色のブリーフケースが定番です。スーツスタイルでは、カバンは靴・ベルトに色と質感を揃えるのがセオリー。とはいえ、本革のブリーフケースは高価なので、色味さえ合っていればナイロン製でもかまいません。サイズはA4のファイルが折らずに入るサイズを選びましょう。

入社式でリュックはNG。式典のときに置いておくところに困ります。入社すれば、ロッカーが与えられる場合もあるので、カバンはロッカーなどにしまえばいいのですが、式典ではありません。職種によってはカバンを持ち歩く必要もでてきますので、ビジネスシーンで汎用性の高いブリーフケースを持っておきましょう。

ビジネスシーンでは黒のブリーフケースが定番。A4のクリアファイルが折らずに入るサイズが目安です。

ベルトと靴をブラウンにした場合は、ブリーフケースもブラウンにしたほうが統一感がでます。

入社式ではリュックはNGです。最近はビジネスリュックを使用している人もよく見かけますが、式典で持つにはカジュアルすぎますし、式典の最中に扱いに困る場合もあるでしょう。

晴れやかな式典に、華やかさを加えたい場合、ポケットチーフやタイバーをつかってもOK。ポケットチーフは定番のリネン製の白無地、折り方はシンプルなスクエアが相応しいでしょう。タイバーはシンプルなデザインのシルバーがよいでしょう。あくまでさりげないおしゃれとして、過度に装飾的にならないようにしましょう。

ポケットチーフはリネンの白をスクエアで。スクエアは、縦に二つ折りにし、裾を折り曲げてポケットから1cmから2cm出るように長さを調節してください。

タイバーは、シンプルなデザインのシルバーがおすすめです。タイバーはネクタイを留める役割もある実用的なアイテムなので、ビジネスシーンでも使用OKです。

入社式で悪目立ちしたり、恥ずかしい思いをしないように、失敗しないコーデを紹介します。

黒系のセットスーツにネイビーのレジメンタルタイ、白のワイシャツ。平均的なビジネススタイルで、無難にまとめています。ただし、一番下のボタンは外したほうがよいでしょう。

▼着用アイテム

・ジャケット：AOKI（￥19,900）
・スラックス：AOKI（￥7,990）

大人の雰囲気漂うシンプルなコーデです。ブルー系のネクタイが、控えめながら上品な印象を与えています。

▼着用アイテム

・ジャケット：THE SHOP TK（￥15,400）
・パンツ：THE SHOP TK（￥8,690）
・シャツ：THE SHOP TK（￥4,389）
・ネクタイ：THE SHOP TK（￥3,289）
・シューズ：THE SHOP TK（￥10,890）

ダークネイビーのセットスーツにグレーとネイビーのレジメンタルタイ、サックスブルーのシャツを合わせた統一感のあるすっきりしたコーデ。スクエアのポケットチーフでおしゃれ度をアップしています。

▼着用アイテム

・セットスーツ：URBAN　RESEARCH（￥48,400）
・ネクタイ：URBAN　RESEARCH（￥6,600）

スリムな無地ネイビーのセットスーツに白とネイビーのレジメンタルタイ。フレッシュ感のあるコーデです。

▼着用アイテム

・セットスーツ：THE SUIT COMPANY(￥50,600）
・ネクタイ：THE SUIT COMPANY(￥14,300）

オーソドックスなコーデにポケットチーフで彩りを与えています。ポケットチーフは、入社式で使うときはスクエアに変更するとよりふさわしくなります。ネクタイをネイビーと白のレジメンタルタイにしてスーツと合わせる統一感もいいですね。

▼着用アイテム

・ジャケット：SHIPS(￥59,400）
・シャツ：SHIPS(￥14,960）
・ネクタイ：SHIPS(￥9,900）

知れば知るほど多様な種類のあるスーツは何を買えばいいか迷うでしょう。迷ったらコレ！という定番スーツを紹介していきます。

（green label relaxingについては以下の記事も参考にしてみてください）

（THE SHOP TKについては以下の記事も参考にしてみてください）

（ORIHICAについては以下の記事も参考にしてみてください）

入社式には、万全の態勢で臨みたいですね。まず気になるのは服装。服装が揃えば準備はほとんど揃ったといってもいいほどです。入社式は新卒のときにしか体験できないものですから、失敗なく新しい門出をむかえたいものです。