筋膜リリース後『だるい』のはなぜ?効いてる証拠?原因&対処法を解説!

筋膜リリース後にだるいと感じたことはありませんか?効いてる証拠なら安心できますが、やり方や頻度に問題があるのではないかと心配になる人もいると思います。この記事では、筋膜リリース後にだるいと感じる原因や対処法について解説しています。

監修 |パーソナルトレーナー 柴山智幸
『身体の全てを整えて生活を豊かに』というコンセプトで目標達成機能改善トレーニングを提供しています。猫とお酒が好きです。 【所属】 出張パーソナルトレーニングジム5toolgym代表 【資格】 ...
『身体の全てを整えて生活を豊かに』というコンセプトで目標達成+機能改善トレーニングを提供しています。猫とお酒が好きです。 【所属】 出張パーソナルトレーニングジム5toolgym代表 【資格】 NCCA 全日本コンディショニングコーチ協会認定フィジカルトレーニングコーチ ADVANCE メンタルコンディショニングコーチ BASIC フィジカルトレーニングコーチ養成講師 HP Instagram Twitter

目次

  1. 筋膜リリース後だるい…。
  2. 筋膜リリース後にだるい原因
  3. 筋膜リリース後にだるいのは好転反応かも
  4. 筋膜リリース後にだるい時の対処法
  5. 揉み返しの場合
  6. 好転反応の場合
  7. 筋膜リリース後だるいと感じた人の体験談
  8. 足が痛くて立てなくなった
  9. 痣ができた
  10. 異様に眠くてトイレが近くなった
  11. 筋膜リリース後だるい理由を理解しておこう

筋膜リリース後だるい…。

筋肉の癒着を解すことで、血流改善による免疫力アップや、運動機能向上の効果が期待できると言われている筋膜リリース。SNSや口コミで話題になっているので、私生活で実践している人も多いです。体の不調を整える効果が期待できる筋膜リリースですが、筋膜リリース後に頭痛や筋肉が痛いと感じたり、体がだるいと感じたりする人もいます。

特に筋肉が凝り固まっている方や、普段運動をしていない方、デスクワークなど長時間悪い姿勢を取る機会の多い方がだるいと感じる傾向が強いと言われています。筋膜リリース後にだるいと感じる原因を検証していきましょう。

(筋膜リリースの効果については以下の記事も参考にしてみてください)

筋膜リリースの効果とは?効果が出る期間は?肩こり解消・脚痩せなどの体験談も!

筋膜リリース後にだるい原因

せっかく筋膜リリースを行ったのに、体がだるいと感じてしまうのはなぜでしょうか。痛いと感じるくらい強い力で筋肉リリースを行ったことによる揉み返しの症状では、と考える人もいるかもしれません。筋膜リリース情報サイトのゆるっくによると、揉み返しの場合は筋肉に炎症が起きているため、治まるまで最低でも2~3日の時間を要するとのことです。

必要以上に強い力で揉まれたり押し込まれたりすると、体の奥にある筋肉や骨に必要以上の負荷がかかり、場合によっては損傷します。

揉み返しの他に原因として考えられるのが、筋肉や血管の正常な状態に戻ったことにより、老廃物や血液、リンパ液が正常に流れるようになり、脳がその状態を異常だと認識してしまうことです。このように筋膜リリース後に筋肉の緊張が解れて、体液の循環が活発になり、体がだるいと感じる状態を好転反応と呼びます。

筋膜リリース後にだるいのは好転反応かも

筋膜リリース後にだるいと感じるのは好転反応かもしれません。好転反応には、以下4つの種類があります。

・弛緩反応
・過敏反応
・排泄反応
・回復反応

筋膜リリース後のだるい症状と深く関わっているのは弛緩反応です。筋膜リリースにより筋肉の凝りが解れるため、副交感神経が優位になり、体はリラックス状態になります。大阪府箕面市の筋膜リリース整体院によると、こういった弛緩反応が、筋膜リリース後のだるさに繋がるそうです。

今まで調子の悪い箇所が、本来の機能を回復し始めると、その他の箇所とバランスが崩れた状態になりますが、少し経つと安定します。

揉み返しと好転反応は、症状が続く期間が異なります。好転反応であれば翌々日には症状が治まりますが、揉み返しは筋肉が炎症を起こしたり、傷ついたりしているため、痛いと感じる症状が治るまで1週間以上かかることもあります。だるさが長期間続く場合は揉み返しの可能性が高いです。

(揉み返しと好転反応の違いについては以下の記事も参考にしてみてください)

フォームローラーは揉み返しになる?好転反応との症状の見分け方は?対策まで解説!

筋膜リリース後にだるい時の対処法

筋膜リリース後に揉み返しや好転反応が起こり、筋肉が痛いと感じたりだるいと感じたりする場合はどんなことをすれば早く治るのでしょうか。筋膜リリース後にだるいと感じた時の対処法を解説します。

揉み返しの場合

揉み返しが原因で痛いと感じたりだるいと感じたりするときは、アイシングで冷やすことが有効です。揉み返しは筋肉が炎症を起こしている状態なので、冷やすと症状を緩和することができます。傷ついた毛細血管を収縮させ、出血による腫れや痛みが治まります。

揉み返しによる体のだるさが抜けるまでは、激しい運動やストレッチ、マッサージや飲酒は控えましょう。もみ返しが起きている部分の血行が良くなると、痛みや腫れがぶり返す恐れがあります。揉み返しの症状が続いている間はなるべく安静に過ごしてください。

好転反応の場合

好転反応により体がだるいと感じた時は、こまめな水分補給が効果的です。老廃物などの毒素を排出するために積極的な水分摂取を行ってください。氷で冷やした水よりも常温に近い水の方が吸収しやすいです。水分が不足してしまう原因になるので、アルコールやカフェインの摂取は控えましょう。

熱めのお風呂に入って汗を流すことも老廃物の排出を助けてくれます。入浴前後でしっかりと水分を補給してください。頭痛には蒸しタオルが効果的です。濡らしたタオルを電子レンジで温めて、痛む部分に乗せます。タオルが冷めたら再びレンジで温めることを何度か繰り返すと、頭痛が解消される可能性があります。

筋膜リリース後だるいと感じた人の体験談

筋膜リリース後にだるいと感じたことがある人は、どんな症状を訴えているのでしょうか。筋膜リリース後にだるいと感じた人の体験談を紹介します。

足が痛くて立てなくなった

痛いけど気持ちいいと感じる強さで1分くらいしかやっていないのに、次の日だるくて立てなくなってしまったという口コミがありました。筋膜リリース初心者は最初から強くやってしまうと筋肉を傷める可能性が高いので、できるだけ優しい力でやった方が良いです。

弱い力で毎日継続して3日で痛みに慣れたとのことなので、初心者は力加減とやり続ける時間に気をつけながら筋膜リリースを実施してみてください。痛いと感じるほど無理をするのは厳禁です。

(筋膜リリースの頻度については以下の記事も参考にしてみてください)

筋膜リリースは『毎日』やるべき?やりすぎはNG?効果的な頻度を解説!

痣ができた

外ももを筋膜リリースしたら痣ができてしまったという口コミがありました。強い圧をかけても癒着を解消したり、筋肉が柔らかくなることはありません。痣ができるほど強い力で筋膜リリースを行うと、逆に体が硬くなってしまう可能性があります。

痛みを我慢するあまり他の筋肉が凝ってしまうこともあるので、強い力で筋膜リリースを行うのは危険だと言えます。筋膜リリースの効果を最大限に発揮するために、痛いと感じない程度の圧をかけるように心がけてください。

(筋膜リリースによる痣については以下の記事も参考にしてみてください)

フォームローラーは『あざ』に注意!内出血にならない筋膜リリースのやり方を解説!

異様に眠くてトイレが近くなった

筋膜リリース後に異様な眠気を感じたり、トイレが近くなったりしたという口コミがありました。筋膜リリース後に眠くなるのは、好転反応で副交感神経が有利になったことと関係がありそうです。トイレが近くなるのも老廃物を排出するからです。

筋膜リリース後には血流が良くなるので心地よい疲労感が持続します。老廃物も排出されやすい状態になっているので水分補給を欠かさずに行ってください。

筋膜リリース後だるい理由を理解しておこう

筋膜リリース後に体がだるくなる理由として、揉み返しや好転反応が挙げられます。理由によって有効な対策が異なるので、症状を見極めることが大切です。揉み返しの場合は安静に、好転反応の場合は水分摂取を心がけましょう。