EMSは「痛い」との声も多数ある?
電流で筋肉に刺激を与え、筋トレの効果を高めてくれるEMS(Electrical Muscle Stimulation)。EMSシートやシックスパッドなど、様々なメーカーから商品が販売されています。EMSは、お腹に貼るだけや足を乗せるだけで簡単に使えます。とても手軽なので、使ってみたいと考えている方も多いのではないでしょうか?
EMSは、鍛えたい部位の筋肉にアプローチでき、インナーマッスルも鍛えられるため、ボディメイクやダイエットだけでなく、アスリートのトレーニングにも取り入れられている、注目のトレーニングアイテムです。
しかし、中にはEMSを使ってみて「痛い」と感じたり、「ピリピリする」という声もあり、間違った使い方をしてしまうと、筋肉を痛めてしまうこともあるので、注意が必要です。EMSが痛い理由と対処法について紹介します。
EMSが痛い理由は?
EMSが痛いと感じる原因は、使い方が間違っている場合や、使用している製品に問題がある場合が考えられます。また、個人の筋肉量や脂肪の厚みによっても、EMSが痛いと感じるのです。今回は、EMSが痛いと感じる主な理由を紹介します。
ジェルを使っていない、もしくは古くなっている
EMSは肌から電気を流すため、ジェルを塗らないと電気がうまく流れないことがあります。ジェルが必要な製品は、必ずジェルを塗ってください。また、ジェルパッドを使うタイプのEMSは、パッドが古くなると電気が流れにくくなり、効果が薄くなります。パッドが古くなり、ゼリー状の物がなくなると、肌がピリピリしやすいので、定期的にパッド交換をしましょう。
安くて知名度の低いメーカーのEMSを使用している
EMSといえば、クリスティアーノ・ロナウドがイメージモデルを務めたSIXPAD(シックスパッド)が有名ですが、今は類似品がドンキホーテなどでも格安で購入できます。安くてあまり知名度のないメーカーの商品は、「刺激が強すぎて痛い」「やけどした」などの口コミもあるので、注意が必要です。
ちょっとした痛みにも弱い
EMSの製品は主に皮膚にパッドやシートを貼り付けて、筋肉に電気を流して筋肉に刺激を与えます。EMSによる電流の通りやすや(通電効率)には個人差があります。EMSの通電効率が良く、効果が出やすいのは次のような人です。
・体脂肪が少ない
・定期的に運動をしている
・体内の水分量が多い
脂肪は電気を通さない性質があり、水は電気を通しやすくする性質があります。また、普段運動をする人は、運動神経が敏感になっているため、通電効率が良いです。電気が通りやすい体質の場合、EMSの出力が小さくても、筋肉に刺激が行きやすいので、EMSで痛いと感じやすいです。
体の部位によって、脂肪が厚い部分と薄い部分があるため、痛い場所は脂肪が薄い可能性があります。ピリピリとした刺激がもともと苦手な方もいるので、電気の刺激に弱い方は無理にEMSを使わず、ジムや自宅での筋トレに力を入れることをおすすめします。
EMSで痛い思いをしない為の対策
ここからは、EMSで痛い思いをしないための対策を紹介して行きます。購入したEMSの説明書をよく読んで、使用方法は必ず守りましょう。
ジェルをケチらない
EMSは電気を通して、筋肉にアプローチするものなので、多少はピリピリしたり、痛いと感じたのすることがあります。しかし、ジェルをきちんと塗ることで、痛みを軽減することができます。ジェルパッドタイプのものも、古くなったらケチらずに買い替えた方が良いですね。ジェルはなるべく専用のものを選び、替えのジェルパッドは純正品を選びましょう。