ボディメイク

フィジークの階級は年齢・身長で分類!JBBF・NPCJ・FWJ別に選手画像で解説!

2021年05月16日

鍛え抜かれた美しい筋肉とプロポーションで競うフィジーク大会では、男性女性問わず人気の種目です。身長や年齢ごとに分かれ、筋肉量に合わせて参加できるカテゴリーや階級など、団体によって異なることもあります。JBBFやNPCJなど、フィジークの階級について紹介します。

フィジークの階級は?

日本にはJBBFやNPCJをはじめとする色んなフィジーク・ビキニ・ボディビルのアマチュア団体が存在しています。その中でも比較的新しく、今人気急上昇している競技にフィジークというカテゴリーが若い世代からも支持され、全国各地で年齢問わずフィジーカーを目指す人も増えています。女性フィジークがあるように、男性にも色んなフィジーク競技があるのです。

男性向けのフィジークでは、各団体によっても規定ポーズや階級などルールも異なってきます。ボディビルのように大きな筋量を求めているのではなくフィジーク=体格を意味するように、男性らしい美しい体を披露することです。ボディビルのように筋量のつけすぎで減点になる場合もあるので、バランスが重要となってきます。

では女性にも人気の種目であるフィジーク部門は、各団体ではどのような階級やルールなどがあるのでしょうか。日本を代表とするJBBF・NPCJ、そして2020年にNPCJから改名したFWJのフィジーク階級について、詳しく見ていきましょう。

(初心者向けのフィジーク大会については次の記事を参考にしてください)

JBBF

JBBFとは1955年に発足した日本ボディビル・フィットネス連盟のことです。ボディビル競技の運営団体としては、日本最大の団体になります。JBBFでフィジーク大会が行われるようになったのは、2014年からと歴史としてはまだ新しい大会です。JBBFでのフィジーク部門はメンズフィジークのみで、身長と年齢別に振り分けられたシンプルな構成の大会です。

JBBF大会の特徴としてはレベルが高く規模が大きくプロの審査員が審査します。(審査員の認定制度あり)また、JBBFの選手登録済の選手は他団体の競技には参加できないこと(協力団体の大会には参加可能)、ドーピングに厳しい、登録選手のセミナーなど営利活動が禁止などがあげられます。

JBBFはとにかく男性女性問わずにドーピングに厳しいことで有名で、抜き打ちで検査されることが多く、大会での優勝者も対象となり、JBBFで成績を上げている選手はナチュラルな選手としての印象をもたれるでしょう。

NPCJ

NOCJは2015年発足した、アメリカにあるアマチュアボディビル・フィジーク・ビキニ団体であるNPCのルールを取り入れた団体です。2020年1月1日より、オリジナルブランド団体としてスタートしました。2021年現在、男性のフィジーク大会種目としてはNPCJオリジナル競技をメインとした3種類となっています。

3種類の種目も更に細分化してクラス分けをし、分け隔てなくし参加できるようになりました。その中でも注目するのが、体重別の男性フィジークが登場したことです。体重ごとにクラス分けをすることで、自分と同じ体重・体格であろう選手と戦えるメリットがあります。体重別フィジークは初めててですが、今後もオリジナルカテゴリーがでてくるかもしれません。

体の大きさに自信のない人や体重が足りない人、学生で本格的なトレーニングができない人でも年齢問わず、気軽に大会に参加できスターになれるチャンスがある団体として生まれ変わりました。これは男性向けのカテゴリーだけでなく、女性向けのカテゴリーでも同じです。今後のNPCJの大会にも目が離せなくなりそうです。

FWJ

2020年1月1日にNPCJから改名をし、新たにFWJとなりました。本場アメリカのNPCのルールに準ずる本場の本物の大会を実施するのはFWJです。競技カテゴリーはNPCJ時代と変わらず、大会も成人だけでなく年齢制限なしのキッズやファミリー・女性も参加もできる種目も行われます。

ボディビルやクラシックフィジークはFWJが引き継ぐようです。IFBBにはない日本独自のカテゴリーを実施していくことで、フィットネス業界の登竜門の役割りを目指しています。まだ発足したばかりのFWJですが、2021年5月現在では5種目です。NPCJではお馴染みだったメンズフィットネスモデルとは異なった新たなオリジナルカテゴリーも登場しています。

知名度が高く行われる大会数も年々増えてきていており、なおかつ大会のレベルが高くIFBB PROへ繋がるきっかけも目指せるのも魅力です。各種目とも基本的には身長での階級が決まり、クラシックフィジークでは身長と体重も含めた階級が決定されます。

【JBBF編】フィジークの階級について

JBBFのフィジークでは身長と年齢でクラス分けをされます。クラスごとに予選会を行い、出場したクラスで優勝することによってオーバーオールといった全クラスの優勝者との決勝戦への出場権を手にすることができます。男性女性も、オーバーオールにて優勝を果たすことで、総合優勝となるのです。

またアマチュア大会では、プロのになるためのプロカードを入手できる大会もあります。その大会で結果を出すことでプロ選手となれます。JBBF主催大会やJBBF加盟の各都道府県連盟主催大会に選手として出場するためには男性女性問わず、選手登録の他にもアンチドーピング講習会は全員受講が必須です。

(フィジークIFBBプロ竹本直人については次の記事を参考にしてください)

23歳以下級

JBBFのメンズフィジーク23歳以下級に出場するための年齢は、15歳以上であれば選手登録・大会出場が可能です。その際には、他のJBBFに登録するための手続きが必要です。選手登録には加盟クラブ登録・ボディビル個人登録・フィットネス個人登録・限定登録などがあります。それぞれの登録によって、出場できる大会が異なってきます。

加盟クラブ登録・ボディビル個人登録・フィットネス個人登録は、各都道府県・選手権大会・ブロック選手権大会・OPEN大会出場可能です。フィットネス個人登録は、OPEN大会はフィットネス競技のみの出場可能になります。限定登録は各都道府県 OPEN大会のみ出場可能で、毎大会申込時に大会出場料と限定登録料が必要です。階級は2クラスに分かれます。

172cm以下級

出典:http://bodybuilding-report.jp/2019/all-japan09-01/physique23sai-172/s-10physique23sai-172.html

加盟クラブ登録をする場合には、通っているジムにて申し込みをします。個人登録ではWeb登録、または書面での申し込みもできますが1,000円の登録料が発生するため、Web申し込みのほうが良いでしょう。限定登録につきましては、大会出場申し込み前にJBBF公式サイトから無料JBBF会員登録をしてください。

172cm超級