ケトルベルが『効果なし』は嘘！ただ目的によっては非効率！理由を徹底解説！

ケトルベルとは、鉄球にハンドルが付いたトレーニング器具で、自重トレーニングではできない動きの筋トレができたり、体幹を鍛えたりすることができます。ハンドルがついているので、投げ飛ばしてしまったり、落としたりする危険が少ないので、初心者でも比較的安全に筋トレができる器具です。ケトルベルの筋トレ方法について下記の論文をもとに説明します。

「ケトルベルを用いたスイング動作における熟練者と非熟練者の関節角度の比較」によるとケトルベルは、筋肉肥大を目的としておらずインナーマッスルと連動して鍛えるとあります。しかしながら、ケトルベルは効果がないという意見もあるようです。こちらの記事では、ケトルベルは効果なしといわれる理由や、本当に効果がないのかを解説します。

ケトルベルは鍛えたい場所によっては効果が得られないことがあります。「筋肉を大きくして体つきを変えたい」「ウェイトの重量を重たくしたい」という場合は、ケトルベルでの筋トレではなく他の方法で鍛えましょう。

(筋肉肥大やダイエットができるバーンマシンについては以下の記事も参考にしてみてください）

ケトルベルは体をデカくする目的には効果なしといわれるのは下記の理由が考えられます。

①重量がダンベルより軽い
②ケトルベルの形状が不向き

体つきをよくするには、筋肉量を増やさなければなりません。そのためには、少しずつ重量を増やして、筋肉の増量を目指しますが、ケトルベルは重量を増やすことができません。また、腕を逞しくしたい、胸の筋肉を大きくしたい場合は、球体の形だとトレーニングしづらいです。体を大きくしたい時は、ケトルベルよりダンベルを使うとよいでしょう。

(短期間で前腕筋を太くする筋トレメニューについては以下の記事も参考にしてみてください）

ケトルベルはウェイトトレーニングの重量を上げる目的には効果なしといわれるのは下記の理由が考えられます。

①重量の微調整ができない
②重量に制限がある

筋肉を増量したいときと同様に、ウェイトトレーニングの重量を上げたいときは、体に負荷をかける量を段階的に上げていくのが効果的です。ダンベルやバーベル、デッドリフトであれば1キロずつ負荷を増やしてみるといった微調整ができますが、ケトルベルは、2～3kgずつ重さが増えるので微調整ができません。

また、ケトルベルは一番重たいものでも20kg前後です。片手で二つずつ持っても合計80kgなので、重量に制限があります。普段自分の体重より重たい重量でトレーニングする人には物足りないといった声もあります。

(短期間で成長するデッドリフトのやり方については以下の記事も参考にしてみてください）

ケトルベルは下半身の筋肉の増強の目的には効果なしといわれるのは、足ではなく腕に負荷がかかるからです。ケトルベルを持ってスクワットとすると足が鍛えられそうですが、負荷がかかっているのは足よりも腕です。スクワットをしながら下半身の筋トレをするのであれば、ケトルベルよりバーベルがおすすめです。