腕の筋肉の構造
腕の筋肉は肘を境に『上腕部』『前腕部』という名称の2つの部位に分けられます。それぞれの大きな違いは、上腕部は肘関節からの動作、前腕部では手首や指の動作に使われるということです。
上腕部・前腕部の細かな働きの違いは、下記の通りです。
上腕部:①肘を曲げたり伸ばしたり固定する
前腕部:①手首を曲げたり固定する、②指を開いたり握ったり固定する
それでは、さらに深ぼって腕の筋肉について解説していきます。
(腕の筋トレメニューについては下記の記事も参考にしてみてください。)
【腕の筋トレメニュー】上腕〜前腕の筋肉を急激に太くする鍛え方のコツを大公開
出典:Slope[スロープ]
腕の筋肉の部位別の名前&作用
先ほど解説した腕の筋肉である『上腕筋』『前腕筋』は、さらに下記6種類の筋肉部位に分けられます。
・上腕二頭筋
・上腕三頭筋
・上腕筋
・腕橈骨筋
・前腕屈筋群(手関節屈曲筋群)
・前腕伸筋群(手関節伸展筋群)
それでは、腕の各筋肉部位について詳しく解説していきます。
(三頭筋を鍛えるベンチディップスのやり方については以下の記事も参考にしてみてください)
ベンチディップスの効果&やり方!三頭筋(二の腕)を自重で鍛えるコツを解説
出典:Slope[スロープ]
上腕二頭筋
上腕二頭筋とは、肘関節を曲げた際に出る筋肉の筋で『力こぶ』とも言われている筋肉部位です。上腕二頭筋は名前通り『長頭』『短頭』の2種類の筋肉に分けられます。
上腕二頭筋の作用は『肘を伸ばす動作である進展』『肘を曲げる動作である屈曲』です。日常では、買い物袋を持つ、ランニング・ウォーキングで腕を振る、頭を搔くなどかなりの頻度で使われています。
上腕二頭筋は肩甲骨から付いているため、硬直してしまうと肩こりを発症してしまったりするので日頃の筋トレやストレッチが重要となります。
(上腕二頭筋の筋トレメニューについては下記の記事も参考にしてみてください。)
上腕二頭筋の筋トレメニュー!急激に力こぶを発達させる鍛え方のコツを解説
出典:Slope[スロープ]
上腕三頭筋
上腕三頭筋とは、一般的に『二の腕』と呼ばれている筋肉部位です。上腕三頭筋は名前の通り『上腕三頭筋長頭』『上腕三頭筋内側頭』『上腕三頭筋外側頭』の三種類の筋肉に分類されています。
そして、上腕三頭筋の作用は『肘を伸ばす動作の進展』です。日常では、手をついて体を起こす際などで使われています。意識しなければあまり使われないので、筋トレなどで適度に動かさなければ二の腕がたるんでしまう原因となるでしょう。
逆にしっかりと鍛え上げれば、短期間で腕が太くなります。腕をとにかく太くしたいという男性は上腕二頭筋の筋トレをやりがちですが、上腕三頭筋の方が筋肉が大きいので目に見える成果を早く得ることができます。
(上腕三頭筋の筋トレメニューについては下記の記事も参考にしてみてください。)
上腕三頭筋の筋トレ&ストレッチメニュー!二の腕に効かせる鍛え方のコツも解説
出典:Slope[スロープ]