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【プロテインの溶かし方】溶けない悩みを簡単に解決!ダマにならないコツを解説!

2021年02月12日

プロテインを水や牛乳で割って飲む際、溶けない悩みがある方も多いのではないでしょうか。入れる順番を変える、お湯などホットな液体で溶かす場合は温度に気を付けるなど、コツを知ると溶けない悩みは簡単に解決します。本記事ではダマにならず泡立ちにくい溶かし方を解説します。

【監修】パーソナルトレーナー Riku

法政大学スポーツ健康学部出身。パーソナルトレーナー兼ミラーフイットコンテンツディレクター。2021年6月にパーソナルトレーニングジム『SPICE GYM』を中目黒・恵比寿エリアにて開業予定。
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プロテインがうまく溶けない…。溶かし方が重要?

筋肉づくりのためにプロテインを飲みたいのにうまく溶けない。泡立ちが気になる。そんな経験をした方も多いのではないでしょうか。プロテインが溶けない場合、溶かし方が関係している場合もあります。そこで、プロテインがうまく溶けない原因や、上手な溶かし方について見ていきましょう。

(プロテインと筋トレの関係については以下の記事も参考にしてみてください)

プロテインが溶けない原因

プロテインがうまく溶けない場合に考えられる原因を紹介します。当てはまっているものがないか、チェックしてみてください。

お湯などホットな液体で溶かしている

温度の高い液体でプロテインを溶かすとうまく溶けない場合があります。タンパク質には熱を加えると性質が変わる「熱変性」という現象が発生しますが、主成分がタンパク質のプロテインでも同様の事が起こるのです。加熱するとダマができたり味が変わったりしますが、栄養価や効果に変化はありません。卵をゆでると固まるのをイメージすると、わかりやすいですね。

ただ、プロテインすべてが熱変性を起こす訳ではありません。ホエイプロテインの場合は80度前後で熱変性が起こるので注意が必要ですが、ガゼインプロテインやソイプロテインは100度前後まで大丈夫なので、熱湯を避ければ問題はありません。

プロテインをホットにして飲みたい場合は、プロテインを溶かしてから温めるようにすると、温かい状態で飲めます。

(プロテインを割る液体については以下の記事も参考にしてみてください)

溶かす液体を冷やし過ぎている

プロテインをホットな液体で溶かしても溶けにくくなりますが、冷たすぎる液体も溶け残りの原因に。プロテインも粉末なので、冷たすぎる液体には溶けにくい性質があります。水や牛乳で溶かす場合、常温程度にしてから溶かすと溶けやすくなります。

粉を液体の前に入れている

粉を液体の前に入れると、ダマができやすくなります。底の方が圧力がかかりやすいので、粉を先に入れると粉が押し固められるためダマができやすくなるのです。また、シェイカーの底にプロテインがくっついて溶け残る場合もあります。プロテインは液体を入れた後に入れましょう。

決められた分量を守っていない

プロテインは決められた分量を守らないと、溶けにくくなります。プロテインの溶けやすさを調べるために、水10mlに対していくつかのプロテイン商品を2.5g加え、毎秒1回1分間攪拌する実験が行われましたが、その結果溶けにくいプロテインがあることがわかっています。

溶けにくいのは大豆由来のタンパク質が主成分の商品で、タンパク質の純度が高いプロテインではダマになりやすいこともわかりました。しかし、各メーカーが推奨している適量で溶かすと、いずれの商品もきちんと溶けることが確認されています。

プロテインは、メーカーが推奨している通りの溶かし方で、適切な分量を指定された飲み物で溶かすようにしましょう。

プロテインは溶けないまま飲むと効果は変わる?

プロテインは溶けないまま飲んでも効果は変わりません。ただし、溶け残ったプロテインは摂取できないので、その量だけタンパク質が足りなくなってしまいます。タンパク質が足りないと、期待する効果が得られない可能性があるので、正しい溶かし方でしっかり溶かしてから飲みましょう。

プロテインに含まれるたんぱく質は、筋肉の合成を促す効果を持っています。現段階の研究では、タンパク質の摂取量や摂取形態、摂取のタイミングなどに関する最良の摂取方法は実証されていませんが、研究はいくつか行われています。

その一つによると、18歳~29歳のアスリートには1日に体重1kg対して1.08gのタンパク質が必要で、高強度のレジスタンストレーニングを行うアスリートの場合は1日に体重1kgに対して1.4g~1.7gが必要だと言われています。必要量を満たして効果が出せるように、プロテインの溶かし方も意識したいですね。

溶けない悩みが解説!プロテインの正しい溶かし方

コツをつかんで正しい方法で溶かせば、プロテインはきちんと溶けて泡立ちも抑えられます。正しい溶かし方をマスターして、溶けない悩みを解決しましょう。

(筋トレの際のプロテインの必要性については以下の記事も参考にしてみてください)

はじめに液体を入れる

プロテインを溶かす際には粉から入れると溶けにくくなるので、はじめに液体を入れます。

適切な容量を測ってプロテインの粉を入れる

次に適切な容量を測って、プロテインの粉を入れましょう。プロテインは容量通りに溶かさないと、溶け残りやダマの原因になります。メーカーが推奨している通りに、きちんと測ることが重要です。

シェイカーボールがあればこのタイミング

出典:https://www.amazon.co.jp/COKOOL-42390-%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%92%E3%81%8B%E3%81%8D%E6%B7%B7%E3%81%9C%E3%82%8B-%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%86%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%AB%E3%83%BC/dp/B07BJ65GJK

シェイカーボールがある方は、このタイミングで入れます。シェイカーボールがあれば、水とプロテインの粉がさらに混ざりやすくなり、ダマもできにくくなります。単品で購入もできるので、持っていない方は購入を検討してもいいですね。

蓋を隙間なく閉めて上下に振る

蓋を隙間なくきっちりと閉めたら、上下に振ってプロテインの粉を溶かします。この時にシェイカーを大きく振ると、シェイカー内にある空気と液体がぶつかり合って、泡立ちやすくなります。大きく振り過ぎないよう、注意しましょう。


蓋がきちんと閉まっていないと、隙間からプロテインが漏れてしまいます。こぼれたら分量が減ってしまうので、必要量を摂取するためにも蓋の締め方に注意しましょう。

逆さにして底を見て溶け残りを確認する

逆さにして底を見て、溶け残りがないか確認しましょう。溶け残っている場合は、再度振ってプロテインを完全に溶かすようにします。

プロテインが溶けない悩みを解決した体験談

プロテインが解けないと悩んでいた方は、どのようにして悩みを解決したのでしょうか。プロテインが溶けない悩みを解決した体験談を、いくつか見てみましょう。

水を先に入れるとうまく溶けたという体験談



シェイカーで30秒混ぜてもダマがたくさんできていたというこちらの方は、水を先に入れてプロテインを後に入れる方法で悩みがあっさり解決したそうです。やはり、入れる順番は大切です。

コーヒーと混ぜて飲みたいときの溶かし方



温かい飲み物にそのままプロテインを入れると、かなりダマが残ってしまいます。それに対して、インスタントコーヒーとプロテインの粉を先に水で溶かしてからお湯を注ぐようにというアドバイスが見られました。先に水で溶かすのがポイントですね。

シェイカーを変えたら溶けやすくなったという体験談



溶けにくいと噂のプロテインも、シェイカーを変えたら溶けたそうです。使いやすいシェイカーを探すのも、一つの方法ですね。

ペットボトルを活用したプロテインの溶かし方



こちらの方は、ペットボトルをシェイカー代わりにプロテインを溶かしているそうです。その方がダマにならないとのことですね。

シェイカーにもさまざまな形がありますが、滑り止めが付いているものやボトルサイドが凹んでいて持ちやすいものだと、溶かしやすいという声もあります。ペットボトルの形が、ちょうど手にフィットするからだとも考えられますね。ペットのボトルなら蓋もしっかり閉まるので、プロテインがこぼれる心配もありません。

アーモンドを活用したプロテインの溶かし方



こちらの方は、シェイカーを使わずにプロテインを溶かす方法として、アーモンドを入れているそうです。これは興味深いやり方です。アーモンドがシェイカーボールの代わりになっていると考えられます。本当によく溶けるとのことなので、試してみる価値があります。

その他、プロテインに関する記事もチェック

その他、プロテインに関する記事もチェックしましょう。まずは、プロテインとアミノ酸サプリの違いです。プロテインはタンパク質が主成分で、タンパク質はアミノ酸から構成されています。アミノ酸サプリはタンパク質を分解する手間を省いたもので、飲んで約30分程で体に取り込める特徴があります。両者の違いを知って、上手に併用すると筋トレに効果的です。

プロテインは運動をせずに飲むだけでも、タンパク質によって筋肉がついて痩せやすくなる・髪や爪の状態を良くするなど、さまざまな効果が得られます。筋トレに取り組むのがハードルが高いと感じる方は、まずは飲むだけから始めてもいいでしょう。

プロテインに関しては、摂ると腹痛・胃痛・下痢などが起こる、肝臓や腎臓に負担がかかるなど気になる点もありますが、正しい飲み方を知っていれば問題はありません。プロテインは高齢者にもメリットがあるので、正しく選んで効果的に利用したいところです。

プロテインが溶けない悩みは溶かし方の見直しで簡単解決!

プロテインが溶けない悩みは、溶かし方を見直すことで簡単に解決できます。溶かす時の液体の温度やシェイカーなどに入れる順番、溶かす量をメーカーの推奨通りの量にするなど、いずれもちょっとしたことに気を付ければ解決できることです。正しく溶かして、プロテインを筋肉づくりに活かしましょう。