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パワーリフティング王者『三土手大介』を特集!記録〜筋トレ&食事など!

2021年05月07日

三土手大介はデッドリフトやスクワットなどで多くの日本記録を生み出した人物で、パーソナルトレーナーとしても活躍しています。この記事では、彼の幼少期のバク転や腕相撲などに関するエピソード、嫁や引退などについても紹介します。握力についての考え方なども記載しています。

三土手大介の身長・体重などのプロフィール

出典:https://www.pinterest.jp/pin/751678994031578811/
生年月日1972年8月26日
身長170cm
体重125~140kg
胸囲140cm 
大腿囲81cm 
上腕囲56.5cm(パンプ時) 
職業パワーリフティング選手、ノーリミッツ ウエイトトレーニングジム代表
SNSTwitterInstagramブログnote

三土手大介は神奈川県横浜市出身のパワーリフティングの選手で、日本だけでなく世界大会のタイトルを獲得している人物でもあります。この記事では三土手大介が叩き出した驚くべき記録や、筋トレ内容、摂取しているサプリメントなどについて紹介します。

三土手大介の叩き出してきた記録

まずは、三土手大介が叩き出してきた記録の数々を見ていきましょう。

・スクワットで日本人として初めて400kg越え
・ベンチプレスで日本人初の300kg越え
・トータルで日本人で初めて1t越え
・4つの世界タイトルを獲得
・全日本ベンチプレス選手権で18回の優勝
・スクワット、ベンチプレス、トータル125kg級、125kg級日本記録保持者

【ベスト記録】
・スクワット435kg
・ベンチプレス360kg
・デッドリフト:320kg
・125kg級世界記録322.5kg
・ベンチプレス125kg超級世界記録360kg

上記で挙げたのは、三土手大介のベスト記録などの一覧です。スクワットやベンチプレスで日本人初の記録を叩き出しており、ベスト記録も300kgオーバーとかなりの記録が並んでいます。

(ベンチプレスの日本記録特集については以下の記事も参考にしてみてください)

三土手大介の生い立ち・経歴

ここからは、三土手大介の生い立ち・経歴について紹介します。ウェイトトレーニングを始めることになったきっかけや、どのようなスポーツに取り組んでいたのかなどについて見ていきましょう。

子供の頃はさまざまなスポーツを経験

三土手大介は4歳のときに川崎病を発症し、喘息持ちでもあったことから幼少期は心臓が弱い少年でした。成人するまで毎年検診を受けるほどでしたが、持久力がない反面バク転やとんぼ返り、側宙などもできるほど運動神経は抜群であったとも語られています。

また、実家が米屋でよく手伝いをしていたことから、力もかなりありました。はじめのうちは自覚がなかったものの、4年生のときに腕相撲が一番強い友達を秒殺してしまったことから、自分の力を知ることとなりました。

そんな三土手大介は子供のときに様々なスポーツを経験しており、水泳、剣道、野球、サッカー、柔道、空手などに取り組んでいました。中でも空手は小学4年生のころから続けていましたが、この空手がきっかけでウエイトトレーニングの道に進むことになります。

空手の補強としてウエイトトレーニングを始める

三土手大介がウエイトトレーニングを始めたのは、小学生から取り組み続けた空手の補強として始めたことがきっかけでした。始めたのは空手での筋力の必要性を感じてのことだったのですが、ウエイトトレーニングのBIG3がそのまま競技になっていることもあり、力試しでパワーリフティングの大会に挑戦することになります。

高校3年生のときには全日本高校パワーリフティング選手権に出場したのですが、残念ながら負けてしまいます。しかし、これを機に彼は本格的にパワーリフティングにのめりこんでいくことになりました。この大会のあとは専門のジムに通い、本格的に競技に取り組んでいます。

(BIG3については以下の記事も参考にしてみてください)

1993年に史上最年少で初優勝

本格的にトレーニングを始めた三土手大介は、1993年にとうとう初優勝を果たします。優勝したのは仙台市で行われた全日本選手権110kg級で、20歳という史上最年少記録も更新しました。2021年4月現在も、この記録は破られていません。

これまでは空手も続けていたのですが、優勝した後どちらに集中するかを考えた結果、より上を狙えるパワーリフティングをとることに決めました。

全日本で初優勝を飾った後も、三土手大介はさまざまな大会に出場し、日本最高記録を更新し続けていきました。世界大会にも出場するようになった彼は1996年の世界選手権で2位という結果を残しますが、このあとは腰や肩、ひざの痛みや椎間板ヘルニアなどの不調に悩まされます。

廣戸聡一氏との出会い

97、98年の世界選手権を欠場した三土手大介は、けがの治療を第一に考えてオリジナルのサイクルトレーニングを確立させました。また、体のケアの重要性も感じた彼は、レッシュ理論で有名な廣戸聡一氏の道場ににも通い始めます。

廣戸氏が理論づける体の使い方や理論をパワーリフティングに当てはめていくことで、よりパワーを発揮させるフォームづくり、そして意識の仕方を自分のものとしていきました。そして、2000年に秋田で開催された世界選手権では、悲願の優勝を果たします。

その後は20回の優勝を節目に数年休んでメンテナンスすることを考えていますが、引退するというわけではなく、自分で納得できる記録を出せるようになったら改めて考える、と語っています。

三土手大介の輝かしい大会記録

三土手大介の各大会での成績は、次の通りです。

【大会記録】
1993年110kg級20歳で全日本選手権史上最年少優勝
1994年110kg級世界ジュニア選手権優勝
1996年125kg級世界パワーリフティング選手権2位
1999年125kg級世界ベンチプレス選手権優勝
2000年125kg級世界パワーリフティング選手権優勝
2000年125超kg級世界ベンチプレス選手権優勝
2001年ワールドゲームズ重量級優勝
2001年125超kg級世界パワーリフティング選手権3位
2001年125超kg級世界ベンチプレス選手権優勝
2002年125超kg級世界パワーリフティング選手権3位
2002年125超kg級世界ベンチプレス選手権優勝
2003年125超kg級世界パワーリフティング選手権3位
2003年125超kg級世界ベンチプレス選手権2位
2004年125超kg級世界ベンチプレス選手権3位
2005年125超kg級世界パワーリフティング選手権2位
2006年125kg級世界ベンチプレス選手権優勝
2007年125kg級世界ベンチプレス選手権優勝
2008年アーノルドスポーツフェスティバル.PRO BENCHPRESS重量級優勝
2008年125超kg級世界ベンチプレス選手権3位
2008年125超kg級世界パワーリフティング選手権3位
2009年アーノルドスポーツフェスティバル.PRO BENCHPRESS重量級優勝

上記でわかるように、三土手大介は多くの大会で輝かしい成績を残してきました。ベンチプレスやパワーリフティングの大会では何度も優勝を収めており、20歳で全日本選手権優勝という最年少記録は、2021年4月現在も未だ破られていません。打ち立てた記録の数々は、彼が希代のパワーリフティング選手であることを証明しています。

三土手大介のパーソナルトレーナーとしての活動&口コミ

三土手大介は選手としてだけでなく、パーソナルトレーナーとしても活動しています。活動内容と併せて口コミも紹介していくので、チェックしてみてください。

ノーリミッツの基本情報

出典:http://www.nolimits-gym.com/shisetsu.html

三土手大介によるパーソナルトレーニングは、彼が代表を務める「ノーリミッツ」というウエイトトレーニングジムで行われます。正しいフォームが知りたい人、格闘技に活かしたい人、とにかく強くなりたい人などさまざまな人に来てもらいたいと公式サイトで紹介していて、筋トレの愛好家だけでなく一般の人も指導を受けています。

ウエイトトレーニングを続けていると体が硬くなってしまう人や、自分に合ったトレーニング方法がわからない、という方に向けた指導もあるので、悩みがある方はぜひチェックしてみてください。チケット制のパーソナルトレーニングを始める場合には、無料カウンセリングも実施されているので安心です。

・住所:東京都府中市片町2-9-5 ベル片町1階
・電話&ファックス:042-360-2455

府中ウエイトトレーニングジム/ノーリミッツ

出典:府中ウエイトトレーニングジム/ノーリミッツ

目的や時間に合わせてコースを選べる

ノーリミッツでは、多彩なコースから自分に合ったものを選ぶことができます。例えば単発パーソナルトレーニングなら初回は90分で16,500円、2回目以降60分11,550円で受講でき、パーソナル後には1時間程度復習や、補助種目などを自主練習することも可能です。

このほかにも2名で同時に行うグループパーソナル(120分33,000円)や、トレーニングを行う様子をほかの人に見られたくない方におすすめの、ジム完全貸切プライベートパーソナル(120分33,000円)などもあります。

また、希望する人には廣戸聡一氏が提唱する「4スタンス理論」についての指導を受けることもできます。パーソナルトレーニングは電話かメールによる予約が必要となるので、指導を受けたい方は必ず予約するようにしてください。

三土手大介のパーソナルトレーニングの口コミ

実際に三土手大介のパーソナルトレーニングを受けた人は、どういった感想を持っているのでしょうか。口コミも併せて見ていきましょう。

自己流のトレーニングで悩んでいる人にもおすすめ

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個人ブログ男性

普段、自分一人でやっている、あるいは悩んでいる方は一度三土手氏のパーソナルトレーニングは受けてみた方がいいと思います。「あれ?今まで自分が悩んできたことは何だったんだろう?」となるはずです。

実際に、ノーリミッツで三土手大介のパーソナルトレーニングを受けた人の口コミです。プロならではの着眼点でフォームを細部まで指導してもらえるので、自己流のトレーニングで伸び悩んでいる人は状況を打開することができるでしょう。

環境・メンバーも最高



ノーリミッツに通い、環境だけでなく三土手氏を含めメンバーの方の素晴らしさを実感した人もいます。動画ではパーソナルトレーニングによってどれほど効果を得られたかが紹介されているので、チェックしてみてください。

使用重量が増えた



こちらの口コミでは、弟が三土手氏のパーソナルトレーニングを受けて、フォーム・記録ともに効果が出たことが紹介されています。自分だけでなく周りから見ても「劇的に変わった」と感じるほどフォームが改善されたと書かれていて、三土手大介によるパーソナルトレーニングの効果を実感できています。

三土手大介の普段の筋トレ

続いて、三土手大介が行っている普段の筋トレについて見ていきましょう。取り入れている考え方などについても紹介します。

レッシュ理論を取り入れる

三土手大介はトレーニングにレッシュ理論を取り入れています。この理論は、それぞれの身体の状態に合わせた調整方法を体系化したもので、「人間の身体は人それぞれ」「同じ人間でも、いつも同じ状態ではない」といった考えが根本にあります。

自分の癖など余分なものを取り除き、自分の身体に合った正しい身体の使い方で力を出せば安全かつ確実にパフォーマンスが上がる、という考えから三土手大介は参考にしているのです。また、筋肉は骨格を動かす最初に使うものであり、普段は骨格でどうやってバーベルを挙げるかを考えているとも言っています。

20年以上同じトレーニングを続ける

普段行っているトレーニングはとてもシンプルなもので、20年以上変わらずに継続していると語っています。スクワット・ベンチプレス・デッドリフトという順番でそれぞれを週に1回行い、それに付随する補助種目を一つの部位につき数種目行うのがルーティーンです。

また、メインセットはバリエーションを含めても3~5セットほどあります。決まった筋トレを行う理由は、普段のトレーニングがベースとなる筋力や、筋肉の量を作るためのものであると考えているからです。やるべきことをしっかりこなすのが重要という思いから、セットの組み方を新しいものにしたり、効きそうなテクニックを入れたりということは行いません。

(筋トレのセット数・回数の最適解については以下の記事も参考にしてみてください)

三土手大介の普段の食事・プロテイン・サプリ

続いて、三土手大介の食事やプロテイン・サプリについて見ていきましょう。普段の食事の内容や、栄養面での考え方などを紹介するので参考にしてみてください。

バランスのよい食事を心がける

三土手大介は、普段の食事ではなるべくバランスよく食べるように心がけています。ジムに長時間いるのでメインとなる食事は1日に2回ですが、間食としてスタッフお手製のプロテインバーやきゅうり、ささみなどをつまむのが習慣です。食事ではたっぷりの野菜や玄米、肉、魚、みそ汁などの和食を食べることが多いと語っています。

また、彼は素材の味を活かしたものを食べているので、ジャンクフードや化学調味料の味が苦手になったとのことです。そして、トレーニーの方の中には意識して多くの肉を食べる人も多いものですが、彼の場合はそれほどでもありません。もちろん多くの肉は食べますが、特別意識して肉を食べることはないと語りました。

プロテインはスイーツで摂取

20歳をすぎてから、サプリメントメーカーのムサシが三土手大介のサポートを行っています。ムサシのサプリメントでアミノ酸を多く摂っているので、料理研究家である山崎志保氏によるプロテインスイーツ教室を知ってからは、スイーツでタンパク質を摂取するようになりました。

スイーツでタンパク質を摂取しているため、1日に必要なタンパク質の量はほとんど考えたことがない、とも語っています。

(プロテインを使ったスイーツについては以下の記事も参考にしてみてください)

体調管理にはサプリメントも活用

体調管理にはサプリメントも活用しています。アミノ酸やマルチビタミン、グルタミンなどを摂取しているほか、風邪を引きそうだと感じたときは早めに寝る、普段よりもしっかりと栄養を摂るようにする、などの方法で対策をとっています。彼がしっかりと体調を管理できていることは、具合が悪くて筋トレできなくなることがほとんどない事実からもわかります。

(ビタミンの筋トレへの重要性については以下の記事も参考にしてみてください)

スポーツドリンク「リプレニッシュ」を愛用

出典:https://musashijapan.com/merchandise/replenish/

三土手大介はムサシから販売されている、スポーツドリンクの「リプレニッシュ」を愛用しています。リプレニッシュとは水分が体内で最大限に活かされるように設計されており、4種類の糖質やクエン酸、BCAA、L-グルタミン、塩化ナトリウムなどが配合されたものです。

彼は同じくムサシから発売されている商品であるクアンやニーと併用する形で摂取し、肘のケガからの回復に効果があったと話しています。体調管理に一役買っており、トレーニング中はもちろん、体の疲れが取れるので筋トレをしない日でも積極的に摂取するほどです。水などに溶かすだけでなく、ヨーグルトに混ぜて食べてもおいしいとのことです。

ちなみにクアンとは筋肉の成長に役立つ11種類のアミノ酸がバランスよく配合されたもの、ニーはBCAAとも呼ばれるL-ロイシン、L-バリン、L-イソロイシンを配合した商品となっています。

三土手大介のプライベート情報

続いて、三土手大介のプライベート情報についても紹介します。数々の驚異的な記録を叩き出した彼は、どういった日常を過ごしているのでしょうか。

1週間に1回廣戸聡一氏のもとに通う

三土手大介は、1週間に1度体のメンテナンスのため、廣戸聡一氏のもとに通っています。廣戸聡一氏はレッシュ理論の提唱者であり、三土手氏の師匠でもある人物です。

トレーニングばかりしていると体を収縮させることが多いですが、適度に緩めることでより体を上手に動かすことができる、と彼は語ります。自分でもリポーズに取り組むことで骨格を整えており、日々メンテナンスに取り組んでいます。

多彩な趣味を持つ

三土手大介はホームページで、さまざまな趣味があると自己紹介で述べています。パワーリフティングをはじめとして釣りやDTM、TVゲームなどが好きだと書いており、インドア・アウトドアのどちらにも興味があることもうかがえます。

また、カードマジックが特技であるとも書かれていました。腕前は「自分で言うのもなんですが、かなり凄いです。」と記載するほどなので、かなりのものなのでしょう。

結婚しているかははっきりとはわからない

三土手大介のお子さんと思われる子と一緒に映っている写真はあるものの、現在結婚しているのか、嫁がいるのかどうかについてははっきりとはわかりませんでした。ネット上では、結構前に結婚したのでは、という憶測もあります。

Twitterでトレーニング豆知識を披露

三土手大介は、Twitterでトレーニングの豆知識も披露しています。「40~50kgくらいの握力があれば200kgのデッドリフトでグリップが外れることはまずない」という情報などが共有されており、彼のツイートを見ているだけでも様々な情報を得ることができます。

三土手大介の記録を目指してトレーニングに励もう

この記事では、三土手大介の数々の輝かしい記録や大会成績、トレーニング内容、食事に対する考え方などについて紹介しました。ジムでパーソナルトレーニングなども行っているので、自己流から脱却したい、彼の指導を受けたいという方はこちらもチェックしてみましょう。