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プロテインはお湯・ホット牛乳などでもOK!効果・味の変化など注意点を解説!

2021年02月09日

筋肉をサポートしてくれるプロテイン。そんなプロテインをお湯やホット牛乳で飲むときの溶かし方や、ダマで固まることなく上手に作る方法などを紹介します。さらに、お湯・ホット牛乳でプロテインを飲むときの注意点も詳しく解説。寒い時期にもプロテインを楽しむことができます。

【監修】パーソナルトレーナー Riku

法政大学スポーツ健康学部出身。パーソナルトレーナー兼ミラーフイットコンテンツディレクター。2021年6月にパーソナルトレーニングジム『SPICE GYM』を中目黒・恵比寿エリアにて開業予定。
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プロテインはお湯・牛乳などホットで飲んでOK?

朝食や夜寝る前に暖かい飲み物を飲む週間の人も多いのではないでしょうか。また、寒い季節になると温かい飲み物が恋しくなりますよね。そんなとき、プロテインがホットでも楽しめたらいいのにと思ったことはありませんか。あまり知られていませんが、実はプロテインはお湯や牛乳などのホットで飲んでも基本的に問題ありません。

ただ、お湯や温めた牛乳などでプロテインを飲む場合のデメリットがいくつかあります。ホットでプロテインを美味しくかつ効果的に飲みたい方はこの記事をチェックして参考にしてください。

(バナナ味のプロテインについては以下の記事を参考にしてみてください)

プロテインをお湯・牛乳などホットで飲むデメリット

プロテインをお湯や牛乳などに溶かしてホットドリンクとして飲むときは、以下の3つのデメリットがあるので注意しましょう。

・タンパク質の熱変性が起きる
・ダマになりやすく溶けにくい
・フレーバーによっては味が大きく変わる

ここからはこの3点のデメリットについて詳しく解説します。

(プロテインの副作用については以下の記事を参考にしてみてください)

タンパク質の熱変性が起きる

タンパク質は熱変性とよばれる、温度によって性質が変化してしまう性質をもっています。タンパク質を含んでいる食材の卵を茹でると、白身や黄身が固まるのも熱変性によるものです。ただし、栄養成分的な変化はほとんどありません。

プロテインパウダーも温度が高く温かい飲み物に溶かして飲むと、熱変性が起きて性質が変化してしまいます。しかし、タンパク質の立体構造が変化しただけであって、前述にもあるとおり栄養成分的には変化がほとんどないので安心してください。

ダマになりやすく溶けにくい

お湯や牛乳などのホットドリンクとプロテインを混ぜると、タンパク質の熱変性により固まってダマになりやすくなります。プロテインを水に溶かすときと比べて溶けないので注意してください。

プロテインの粉がコップの底にたまりやすくなり、プロテイン全てを溶かしきることも難しくなります。お湯や牛乳などのホットドリンクとプロテインを混ぜるときは、丁寧に少し時間をかけた溶かし方を心がけましょう。

(プロテインと髪の毛については以下の記事を参考にしてみてください。)

フレーバーによっては味が大きく変わる

プロテインをお湯や牛乳などと合わせてホットドリンクとして楽しむ場合、フレーバーによっては味が大きく変わってしまうことがあるので気をつけましょう。温度が上がることで揮発成分が蒸発しやすくなり、匂いが強くなってしまうことも関係していると言われています。

とくに、フルーツやヨーグルトなどさわやかな味が特徴のプロテインは、ホットドリンクとの相性が悪い可能性があります。もちろん個人差はありますが、暖かい温度で飲むことによって酸味が強く感じられることがあるので注意してください。

プロテインをお湯・牛乳などホットで飲む際の注意点

プロテインをお湯や牛乳などのホットで飲むときのデメリットを紹介しました。プロテインをホットドリンクとして楽しみたいときの注意点は以下の3つがあげられます。

・溶かしてから温める
・ホエイではなくソイ・カゼインにする
・味の種類を選ぶ

ここからはプロテインをホットで飲むときの3つのコツについて詳しく紹介します。コツをおさえておいしくプロテインを楽しみましょう。

(プロテインとアミノ酸の違いについては以下の記事を参考にしてみてください)

溶かしてから温める

プロテインをシェイカーで混ぜるときに、お湯やホットミルクなど温かい飲み物を入れると中の空気が密閉されてしまいます。熱による水蒸気で容器の中の圧力が高まることによって、中身が溢れてしまったり軽い爆発が起きてしまったりするので気をつけましょう。

温かいプロテインを作るときは、まずプロテインを溶かしてからそのあとに温めるという順番がおすすめです。水や冷たい牛乳でプロテインを溶かしたあとに電子レンジで温めましょう。万が一温かい飲み物で混ぜる場合は、マドラーやスプーンで混ぜるかぬるま湯で混ぜることをおすすめします。

ホエイではなくソイ・カゼインにする

プロテインはパウダーの原料の種類によって、熱変性が起こる温度が違うので注意しましょう。ホエイプロテインと呼ばれる吸収が早いプロテインは、80℃前後から熱変性が起きます。熱にあまり強くないタイプのプロテインなので絶対にだめではありませんが、お湯や牛乳などのホットドリンクとの相性はあまりよくありません。

それに比べてソイプロテインとカゼインプロテインは、熱に強いことが特徴のプロテインです。100℃前後でも熱変性は起こらないとされています。沸騰したお湯や牛乳でも熱弁性が起こりにくいと考えられるのでおすすめ。ホットドリンクとしてプロテインを飲みたいときは、ソイプロテインやカゼインプロテインを試してみてください。

(プロテインシェイカー代用アイデアについては以下の記事を参考にしてみてください)

味の種類を選ぶ

前述にもある通り、お湯や牛乳などのホットドリンクとしてプロテインを楽しむ場合、プロテインそのものの味が大きく変わってしまうことがあります。コールドドリンクとして飲むとおいしい飲み物が、ホットドリンクだと微妙というのはよくあることですよね。

お湯や牛乳などのホットドリンクと相性がいいのは、ココア味やカフェオレ味などです。他に、バニラ味やコーヒー味もプロテインをホットで飲むときにおすすめの味です。基本プロテイン関係なくホットドリンクとして楽しめ、おいしく感じる味を選ぶと失敗しにくくなります。

プロテインをお湯・牛乳などホットで飲むアレンジ集

プロテインをお湯や牛乳などのホットドリンクで飲むときのアレンジ集を紹介します。自分好みのレシピを見つけることでよりおいしく、ホットプロテインを楽しむことができますよ。以下の5つのレシピをぜひ参考にしてみてください。

(コーヒー味のプロテインについては以下の記事を参考にしてみてください)

飲みやすいホットプロテインミルク

出典:https://cookpad.com/recipe/3401549

コショウとシナモンパウダーをいれることで、スパイシーな香りを楽しむことができるホットプロテインです。シンプルなアレンジレシピなので、プロテインパウダーはココア味以外でも挑戦しやすいですよ。その日の自分の気分でスパイスの量を変えて、味の変化を楽しむことができます。

▼材料

・ザバス ホエイプロテイン100ココア味:スプーン3杯(約21g)
・牛乳:200ml
・コショウ:好きな量
・シナモンパウダー:好きな量

▼レシピ

①ふたつきの耐熱容器に牛乳とプロテインパウダーを入れる
②耐熱容器にふたをしてしっかり上下にふる
③ふたをはずして残っている粉末のかたまりをスプーンで混ぜて溶かす
④ふたを取った状態で電子レンジにいれて加熱する(500Wで2分)
⑤かたまらないように加熱後すぐに液体をよく混ぜる
⑥飲む直前にコショウとシナモンパウダーをふって完成

プロテインのホットミルク

出典:https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1160015834/

豆乳と牛乳を使ったホットミルクのプロテインです。しょうがをすりおろすことでさっぱりとした味わいになります。さらにしょうがは体を温めてくれる効果も期待できるので一石二鳥。コラーゲン粉末を加えることで、美肌などの効果が期待できるコラーゲンも同時に摂取できます。健康と筋肉をサポートしてくれるおすすめのアレンジレシピです。

▼材料

・豆乳:150ml
・牛乳:30ml
・ソイプロテイン:大さじ1
・粉末コラーゲン:小さじ1
・しょうが(粉末可):すり下ろして1センチ分

▼レシピ

①マグカップなどホットドリンク対応の容器に豆乳と牛乳を入れる
②そこにソイプロテインと粉末コラーゲンをよく混ぜ合わせる
③電子レンジで50秒加熱する
④よく混ぜたあと生姜をすりおろす
⑤追加で電子レンジ20秒加熱して完成

甘酒のホットプロテイン

出典:https://oceans-nadia.com/user/26/recipe/398601

誰でも簡単に作れるうえに、くせがなく飲みやすいホットプロテインのアレンジレシピです。甘酒と豆乳の相性が非常によく、大人な味のホットプロテインを試したい方におすすめ。スーパープロテインミルクティー味以外に、ココア味などでもおいしく作ることができます。

▼材料

・甘酒:70g(水と1:1で薄めるタイプのもの)
・無調製豆乳:70g
・スーパープロテイン ミルクティー味:専用スプーン1/2杯(6.8g)

▼レシピ

①甘酒、無調整豆乳、スーパープロテインミルクティー味をシェイカーに入れて混ぜ合わせる
②自分の好みの温かさになるまで、電子レンジで加熱する
③好みでおろししょうがやスライスアーモンド、シナモンを加える

ココア風ホットプロテイン

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ココアパウダーを合わせることで、ホットココアの味に限りなく近くなるアレンジレシピです。牛乳を加えるとまろやかな味わいになって、プロテインをおいしく飲むことができるのでおすすめ。甘めの味が好きな方はぜひ試してみてください。ココアパウダーの量を増やすと味が濃くなるので好みで分量を調節してください。

▼材料

・プロテインパウダー ミルクティー味:スプーン2杯分
・牛乳:100ml
・水:100ml
・ココア:小さじ2

▼レシピ
①シェイカーにプロテインパウダー、牛乳、水、ココアを入れる
②ダマにならないよう気をつけながら上下によくふる
③耐熱カップに注ぎ入れて電子レンジで温めたら完成

チャイ風ホットプロテイン

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ミルクティー味のプロテインパウダーとシナモンパウダーを合わせることで、チャイ風に仕上がるレシピです。牛乳やアーモンドミルクでもおいしく飲めるホットプロテイン。誰でも気軽にカフェ気分を味わうことができるアレンジレシピなので非常におすすめです。

▼材料

・プロテインパウダー ミルクティー味:スプーン3杯分
・豆乳:100ml
・水:100ml
・シナモンパウダー:小さじ1(2.5g)
・はちみつ:好みの量

▼レシピ

①シェイカーに水と豆乳を入れてシェイクする
②プロテインパウダーとシナモンパウダーを追加してシェイクする
③耐熱容器にうつしかえる
④電子レンジで好みの温かさに加熱する
⑤好みではちみつや追いシナモンをかけて完成

プロテインをお湯・牛乳などホットで飲んでいる人の体験談

プロテインをお湯や牛乳などのホットで飲んでいる人の体験談を紹介します。実際に飲んでいる人の感想を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

(バナナ味のプロテインについては以下の記事を参考にしてみてください)

スタバ風プロテインで美味しく飲む



自分なりのアレンジを加えることで、ホットプロテインをおいしく飲んでいるようです。体に大事なタンパク質を補えるからといっても、無理して飲むと続かないので自分なりの楽しみ方でホットプロテインを摂取しましょう。

朝にぴったりなホットプロテイン



コーンポタージュやコーヒーなどを朝に飲む人も多いのではないでしょうか。朝に温かい飲み物を飲むことは健康に非常にいいとされています。プロテインもホットドリンクにすることで、朝から体が温まってほっこりできますよ。おいしくタンパク質を摂取して、いい1日のスタートをきりたいという方におすすめです。

自分の好きな味でホットプロテインを楽しむ



案外ホットプロテインもいい感じという体験談です。プロテインは冷たい飲み物という先入観がある人もいるかもしれませんが、ホットドリンクでもおいしく楽しむことができるのでぜひ試してみてください。自分のお気に入りの味を見つけると、よりおいしくホットプロテインを飲むことができます。

ジム後に飲むホットプロテイン



運動後のプロテインは体にいいので非常におすすめです。ジム直後は体が温まっていて、ホットドリンクを飲むのは気が進まないかもしれません。帰宅して落ち着いてからホットプロテインを飲むと、体が冷えないのでぜひ試してみてください。さらに、寝る前にホットプロテインを飲むと、体が温まっていい睡眠効果が期待できます。

寒い日にホットプロテインで温まる



寒い日のホットドリンクは体も心も温まりますよね。お休みの日に甘酒を入れてホットプロテインをおいしく飲んだという体験談です。自分好みのアレンジにすることでよりおいしくプロテインを飲むことができます。

プロテインをお湯・牛乳などホットで飲んでも問題なし!

プロテインをお湯や牛乳などのホットドリンクとして飲む方法について紹介しました。ホットプロテインのデメリットを把握し注意するポイントをおさえることで、プロテインはホットでもおいしく飲むことができます。アレンジレシピや体験談も参考にして、ぜひおいしいホットプロテインを楽しんでください。