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EZバーおすすめ10選!購入するメリット〜失敗しない選び方まで解説!

2021年06月10日

バーベルに使用するEZバーは、手首にかかる負担を減らしてトレーニングを行いたい方におすすめの器具です。この記事ではEZバーがおすすめの理由や、失敗しない選び方などについて紹介します。EZバーと言ってもその特徴はさまざまなので、ぜひ参考にしてみてください。

【監修】パーソナルトレーナー Riku

法政大学スポーツ健康学部出身。パーソナルトレーナー兼ミラーフイットコンテンツディレクター。2021年6月にパーソナルトレーニングジム『SPICE GYM』を中目黒・恵比寿エリアにて開業予定。
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EZバーがおすすめの理由

バーベルのバーには通常のストレートタイプのバーのほかにも、EZバーというものもあります。EZバーはWバーと呼ばれることもあり、ストレートバーにはないメリットもあります。具体的な例を挙げると、以下の通りです。

・手首にかかる負担が抑えられる
・肘から先のひねりを抑えてくれる


上記の理由について、下記でもう少し詳しく見ていきましょう。

手首にかかる負担が抑えられる

EZバーはストレートバーより手首に優しいし、上腕二頭筋(力こぶ)に加えて、上腕筋も鍛えられるから一石二鳥です。しかし、持ち方を間違えると力は前腕に入り、トレーニング効果もその分薄れてきます。

引用元:https://iiwakenashi.com/how-to-hold-ez-bar/

リストカールやアップライトロウなどを行う際は、手首への負担を抑えられるEZバーをおすすめします。ダンベルやバーベルのシャフトは腕に対して直角に設計されていないため、ストレートバーでこれらのトレーニングを行うと手首に余計に負担をかけてしまうことになります。

一方、角度のついたEZバーなら、ストレートバーよりも自然なスタイルで筋トレに励むことが可能です。手首の負担が少ない分しっかりと筋肉に効かせることができるので、より効率的に筋肉トレーニングを行うことができます。ただ、バーの角度のついている場所は決まっているため、手の幅を変えることはできません。

(アップライトロウのやり方については以下の記事も参考にしてみてください)

肘から先のひねりを抑えてくれる

アームカールやリバースリストカールなどの筋トレを行う場合には、肘から先のひねりを抑えてくれる、というメリットもあります。自然な体勢でいるとき、腕は内側を向くものですが、ストレートバーを持つときはくるっと90度腕をひねる必要があります。

一方、EZバーなら初めから角度がついているので、ひねる角度を抑えてトレーニングを行うことが可能です。負担を抑えつつ筋肉を鍛えたいなら、EZバーも上手に活用してみてください。

(アームカールのやり方については以下の記事も参考にしてみてください)

EZバーの失敗しない選び方

続いて、EZバーの失敗しない選び方についても紹介します。購入前にチェックしたいポイントは、下記の通りです。

・プレートスリーブの種類はどうか
・重さはどうか
・Wタイプか、EZタイプか
・プレートの固定方法はどうか

以上のポイントについては、下記の見出し内でもう少し詳しく見ていきましょう。

プレートスリーブの種類はどうか

出典:https://store.shopping.yahoo.co.jp/stylefitness/ez-bar.html

まずは、自分が持っているバーベルのプレートスリーブの種類をチェックしておきましょう。プレートスリーブとはプレートを通す箇所のことで、レギュラータイプなら28mm、オリンピックタイプなら50mmがあります。一般的にはレギュラータイプのものが多いですが、念のため購入前にどのサイズを購入するべきか確認してみることをおすすめします。

重さはどうか

バーベルの重量は、バーとプレートの重量を足したものになります。重い重量でトレーニングしたいときはよいのですが、軽い重量で行いたいときは重いと感じてしまうこともあるので注意してください。EZバーの重量については、詳しく後述しているのでそちらもチェックしてみてください。

Wタイプか、EZタイプか

出典:https://www.super-sports.jp/shopdetail/000000000570/

EZバーの中には、WタイプとEZタイプの2種類があります。Wタイプはその名の通りWの形にバーが湾曲しており、ワイドグリップ、スタンダードグリップ、ナローグリップのどの幅でも筋トレを行うことが可能です。

一方、EZタイプは中央がコのような形になっていて、Wバーよりも手を縦向きにしやすいという特徴があります。ナローグリップはやりづらいですが、ハンマーカールなどには向いている種類です。自分が行うトレーニングの種類によって、適したタイプを選びましょう。

プレートの固定方法はどうか

出典:https://www.amazon.co.jp/IROTEC-%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%86%E3%83%83%E3%82%AF-%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AFW%E3%83%90%E3%83%BC%EF%BC%88%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%BC%E4%BB%98%EF%BC%89-%E9%AB%98%E9%87%8D%E9%87%8F%E5%AF%BE%E5%BF%9C-%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E5%BF%85%E9%A0%88%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%86%E3%83%A0%EF%BC%81/dp/B00WYMWRHG

EZバーでのプレートの固定方法は、ネジタイプのカラーとスプリングカラー、そしてスクリュータイプがあります。ネジタイプでもしっかりと固定できるのですが、固く締める必要があるのでプレートの落下が心配な人にはスプリング式カラーも人気です。また、スクリュー式は取り外しに少し手間がかかりますが、厚手で長いものは丈夫、長持ちしやすい点が魅力です。

EZバーのおすすめ10選

IROTEC レギュラーWバー

人気のスポーツカンパニーであるアイロテックから展開されている、ローレット加工も施されているWシャフトのEZバーです。ローレット加工とは金属部分に施された細かい凸凹のことで、これがあることでトレーニング中に手が滑りにくくなるというメリットがあります。nnまた、固定方法はネジ式になっているので、スクリュー式で固定しなおすのが面倒だ、という方にも人気です。そして、長さは120cmで、EZバーの中では標準的な長さとなっています。シャフトのサイズも28mmダンベルと同サイズのため、同じ重りを兼用することも可能です。

28mm
長さ120cm
重量約6kg
タイプWタイプ
固定方法ネジ式
種類スタンダード

IROTEC スーパーカールバー

こちらも 人気メーカーであるアイロテックから展開されているEZバーですが、真ん中部分が大きく湾曲したEZタイプになっているのが特徴です。アームカールやハンマーカールなどのトレーニングをする方におすすめで、行う種目によってはWタイプよりもこちらの方が向いています。nnまた、こちらのタイプもグリップ部分にはローレット加工が施されているので、トレーニング中に滑ってバーベルが落ちてしまうというリスクを減らしてくれます。口コミでも、腕や肩の前部をしっかり鍛えることができたと人気の商品となっています。

28mm
長さ約120cm
重量約6.5kg
タイプEZタイプ
固定方法スプリング式カラー
種類レギュラーサイズ

FIELDOOR バーベル Wシャフト/Wバー

スクリュー式のEZバーを探している方には、こちらのEZバーをおすすめします。スクリュータイプと同様にシャフトを締めた後にT字レンチタイプのストッパーで固定する二重固定式を標準装備している商品なので、安心してトレーニングに励むことができます。nnスクリュータイプは比較的耐久性が強いので、長く愛用できる商品を探している、という方にもおすすめできる商品でしょう。また、プレートの取り付け部分の幅も175mmとってあるので、重りの量を調節して自分好みの負荷で筋トレを行うことが可能です。シャフトは、公式競技などで用いられている同じ標準サイズの28mmとなっています。

28mm
長さ120cm
重量約5.5kg
タイプWタイプ
固定方法スクリュー式
種類スタンダード

IVANKO アームカールバー

市販で販売されているEZバーの中にはスタンダードタイプのものが多くなっていますが、こちらのようにオリンピックタイプも販売されています。重量は10kgと、上記で紹介していたものと比べると倍近い重量になっているので検討している方は注意してください。nnまた、シャフトの幅が50mmと広いオリンピックタイプのこちらでは、スリーブが回転式になっているので挙げる動作をスムーズに行うことができます。オリンピックタイプは価格が高くなってしまうので、必要に応じて購入するのがおすすめです。

50mm
長さ120cm
重量10kg
タイプWタイプ
固定方法カラー
種類オリンピック

WILD FIT Wバー

自宅でオリンピックタイプのEZバーを使ったトレーニングを行いたいけれど、IVANKOのものよりももう少しリーズナブルな商品が欲しい、という方にはこちらをおすすめします。同じくWタイプのバーになっており、重量は約9kgと少し軽めに設計されています。nnただ、こちらの商品にはプレートだけでなくカラーも付属していないので、持っていない人は別途購入する必要がある点に注意してください。別にカラーを購入する場合には、サイズが適しているか確認してからの購入をおすすめします。

50mm
長さ120cm
重量約9kg
タイプWタイプ
固定方法
種類オリンピック

マーシャルワールド ダブルバー・スクリュー式

マーシャルワールド ダブルバー・スクリュー式

6,270円(税込)

マーシャルワールドから発売されているEZバーも、鉄とクロームメッキで仕上げられたすっきりとした雰囲気に仕上げられた商品となっています。こちらもオリンピックタイプのWバーでローリング方式となっているので、肘や手首に負担をかけにくいのが特徴です。nnまた、グリップ部分の直径は28mmですが、プレートは50mmのオリンピックプレート専用となっているので、自宅のプレートを活用したいという方は注意してください。同ブランドからもオリンピックプレートが展開されているので、こちらも併せてチェックしてみてください。

50mm
長さ120cm
重量
タイプWタイプ
固定方法スクリュー式
種類オリンピック

KETTLEBELLKON オリンピックEZバー

ケトルベル魂はその名の通りケトルベルを発売しているブランドではありますが、EZバーも展開しています。長さは標準的な120cmとなっており、重量も約9kgと重すぎることはありません。また、プレートの取り付け部分はベアリング仕様となっており、スムーズに回転するように作られています。nnそして、シャフトにはさびにくくするための油を塗布してあるので、汗などがついてさびてしまう事態を防いでくれます。もしも油が気になる場合には、乾いた布でふき取ってからトレーニングに使用しましょう。

50mm
長さ120cm
重量約9kg
タイプWタイプ
固定方法
種類オリンピック

Body Solid 47インチ EZ カール オリンピック バー

Body Solid 47インチ EZ カール オリンピック バー

52,527円(税込)

こちらはボディソリッドから展開されているEZバーで、スチール製のシンプルな作りの商品となっています。長さはこちらも標準的な120cmで、重さはオリンピックタイプのEZバーとしては少し軽めである7.48kgとなっています。nnまた、口コミによると、こちらのバーはとても頑丈で、プレートも着脱しやすくなっているとのことです。オイルコートは勧めに施されており、簡単に取り除くことができるようになっています。EZバーの端が滑らかでスプリング式クリップが固定しにくいため、種類は選んだ方がよいとの意見もありました。

長さ約120cm
重量7.48kg
タイプWタイプ
固定方法
種類オリンピック

life_mart Wシャフト

山善のバーベルプレートを持っている人から人気を集める商品となっているのが、こちらのEZバーです。シャフト径が26mmと少し特殊なので28mm幅のプレートを使いたい場合には注意が必要ですが、口コミでは「山善のプレートを使用できる商品はAmazonではこれだけ」と言う声もあるので、該当する方は確認してみてください。nnまた、ミディアムグリップとナローグリップでは問題ありませんが、ワイドグリップではストレートバーと同じになってしまうので、使用目的によっては使いにくい場合もあるかもしれません。リーズナブルで購入しやすい一品ですが、用途を考慮して購入を決めるのがおすすめです。

26mm
長さ約120cm
重量約5kg
タイプWタイプ
固定方法スクリュー式
種類スタンダード

FitElite オリンピック EZバー

こちらのEZバーもオリンピックプレート専用のバーとなっており、プレートの取り付け部分は、滑らかな回転を助けてくれるペアリング仕様になっているのも特徴です。バーのみならば10000円ほどで購入でき、オリンピックタイプの中では比較的リーズナブルな商品でもあります。nnまた、こちらにはカラーやプレートがついていないので、カラーは自分で準備するか、セットになっているタイプを選んでください。値段の割に高級感があり、よい商品であると口コミでも人気なので、見た目にもこだわる方は是非チェックしてみてください。

50mm
長さ約120cm
重量約9kg
タイプWタイプ
固定方法
種類オリンピック

EZバーを購入した人の口コミ

ここからは、負担を減らしてトレーニングできると人気のEZバーを実際に購入した人の口コミを見ていきましょう。EZバーを手に入れた人は、どのような効果を実感しているのでしょうか。

EZバーにしてからしっかり筋肉に効くようになった



EZバーを使用するメニューに変えてから、よりしっかりと筋肉に効くようになった、という口コミです。メニューが違うからかもしれない、とも書かれていますが、角度のついたEZバーに変えることでより効くようになった可能性は十分にあります。

EZバーにしてから手首が痛くなくなった



もともと手首が痛くてアームカールができなかったけれど、EZバーに変えたところトレーニングできるようになった、という口コミもあります。手首に負担をかけないためにもEZバーはおすすめですが、痛めてしまったあとでも有効に使用できます。

怪我や痛み防止にも効果的



こちらの口コミでは、バーベルカールで肘が痛くなるなら、EZバーカールがおすすめだ、と書いています。肘の痛み防止だけでなく怪我防止にもなるので、長期的なトレーニングに取り組みたい方もチェックしてみてください。

太さによって握りやすさが違う



こちらの方は、12.5kgのEZバーよりも、10kgのバーのEZバーの方が細くて握りやすい、と口コミしています。手の大きさなどによって握りやすい太さはさまざまなので、ジムに通っている人は購入前に握って確かめてみるのもおすすめです。

バーベルカールがやりやすい!



ストレートバーからEZバーに変えてから、特定の種目がやりやすくなった、という口コミも多くあります。こちらの方はバーベルカールがやりやすくなったと言っているので、同種目に取り組んでいる人は参考にしてみてください。

(バーベルカールのやり方については以下の記事も参考にしてみてください)

手首が楽で、腕もしっかり鍛えられる



EZバーに変えてから手首が楽になり、前腕や二頭筋もしっかりと鍛えられるようになったという口コミもあります。「ガッツリ行ける」という表現からも、かなり効果を実感できていることがわかります。

筋トレ種目を増やせる



バーベルをストレートバーからEZバーに変えることで、筋トレのバリエーションを増やせるという意見もありました。手首が痛いなどの理由で種目が制限されている場合は、特に有効ですね。

手首が弱くても安心



手首が弱い人でも、EZバーを使えば重さによる手首への負担を軽減させることができます。ストレートバーで無理だと感じていた人も、一度EZバーでの筋トレにチャレンジしてみてください。

EZバーを使うなら重さの理解が必須!

一口にEZバーと言っても、その重さはメーカーによってさまざまです。バーの重さが違えば当然持ち上げる総重量も変わってくるので、購入前にチェックしておくことが重要です。基本的には、28mmのものは6kg前後、50mmのものは10kg前後であることが多くなっています。ただ、中には50mmで30kg近くあるバーもあるので、購入前のチェックは大切です。

EZバーの使い方は様々!多数のメニューを覚えておこう!

最後に、EZバーの基本的な使い方についても見ていきましょう。こちらでは、上腕二頭筋をメインに鍛えることができるバーベルアームカールのやり方を紹介しています。まず、バーベルを床に置き、肩幅くらいの間隔で掴みます。中央の山は、上を向くようにしましょう。持ち上げたら姿勢をまっすぐにキープして、鎖骨の辺りまで引きつけます。

バーベルを持ち上げたときは、上腕二頭筋が収縮しているのをしっかり感じるようにするのがポイントです。また、肩は固定してしまうのではなく、最終ポジションでは少し肘が前に出るくらいの方が筋肉に効きます。重量が大きすぎるとフォームが崩れてしっかりと二頭筋に効かせることができないので、正しいフォームで行える重量を選ぶことも大切です。

(EZバーの効果と使い方については以下の記事も参考にしてみてください)

EZバーを購入して筋トレの幅を広げよう!

今回の記事では、手首にかける負担を減らして筋肉トレーニングができる、EZバーについて紹介しました。EZバーにはWタイプとEZタイプとがあり、どの種目に取り組みたいかでおすすめのバーも変わってきます。スタンダード、オリンピックといった種類の違いもチェックして、自分に合った一本を見つけてみてください。