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【動画】5点着地とは?飛び降り高さの限界は?やり方〜練習方法まで紹介!

2021年06月21日

『グラップラー刃牙』でもおなじみの5点着地。衝撃を分散させて怪我のリスクを下げる効果があるため、自衛隊の軍事訓練やパルクール・フリーランニングなどで活用されている技です。そんな5点着地の詳しいやり方や練習方法、限界の高さや注意点などを詳しく解説していきます。

高い場所からの着地法

こちらの動画でも、元自衛隊員が5点着地について詳しく解説しています。地面につく部位の順番や正しい姿勢はもちろん、実際に高い場所から飛び降りて一連の動作を実践しているので、見てわかりやすい動画です。後半では、初心者の人に動きを指導している場面のあるため、動画を見ながら一緒に真似してみるのもよいでしょう。

一般人による5点着地挑戦動画

元自衛隊ではない一般の人が5点着地の練習をしている動画です。プロの人達とは違ってまだまだ不慣れな動きですが、5点着地を取得しようと頑張っていることが伝わってきます。

人間が5点着地をできる限界の高さは?

衝撃を分散する5点着地といえども高さには限界があります。5点着地をできる限界の高さの詳細なデータは明かされていませんが、人間が生存できる高さが鍵となることは間違いありません。NEW YORK POSTにて47階建てのビルから転落しながらも、生存したという衝撃的なニュースが取り上げられています。

この記事で登場するSheldon Teperman医師によると、「4~5階の高さから落下した50%の人が死亡しています」とのこと。4~5階はおよそ9~12mの高さなので、半数の死者が出ている9mを超えての5点着地は危険と考えてよいでしょう。もちろん、当たりどころによっても生存率が変わるため一概にこの高さが安全ということは言えません。

先ほど6~8mの高さから5点着地を成功させている動画を紹介しましたが、これは訓練された人による試みです。プロのスタントマンでさえ、人間が飛び降りできる限界の高さは5mと語っています。初心者の方が5点着地に挑戦するときは、いきなり高さのある場所から飛び降りることはやめましょう。

(筋トレの限界値については以下の記事も参考にしてみてください)

5点着地をするには事前に練習が必要

5点着地を成功させるためには、地面に着地するときの体勢や着地部位の順番が重要になります。初心者の人がいきなり挑戦して成功するものではないので、事前に入念な練習が必要です。ここからは、5点着地の詳しい方法について解説していきます。

自衛隊に所属していた経験を持つ元自衛隊芸人であるトッカグンが、5点着地について解説している動画を投稿しているので、こちらの動画を確認しつつ5点着地に挑戦してみてください。

足・ふくらはぎ・太もも・臀部・肩の順に着地

本来であれば脚1点に衝撃がかかるところを体の5点で衝撃を分散させることで、怪我のリスクを下げるという特殊な着地法。その5点というのは足・ふくらはぎ太もも臀部の5つの部位です。

1.両足で着地
2.膝を揃えてくの字に30度の角度をつける
3.ふくらはぎの側面を地面につける
4.太ももの側面を地面につける
5.臀部の側面を地面につける
6.上半身を反対側にひねる
7.肩(背中)を地面につけて下半身を上に上げる
8.回転の勢いで膝立ちまで持っていく

以上が5点着地の一連の流れとなります。両足で地面に着地した後すぐに横に倒れますが、横に倒れるときに膝が地面につかないように注意しながら、体の側面を地面につける意識で倒れてください。最後の部位は倒れた方向とは反対の肩を地面につけるので、その点も間違えないようにしましょう。

(脚の筋肉の作用については以下の記事も参考にしてみてください)

上半身は脚の向きと逆方向に

臀部をつけた後は最後に肩の部位を地面につけていきます。足から臀部まで同じ側面の部位を地面につけてきましたが、肩だけは逆側を着地させます。下半身と同じ側面の上半身を地面につけてしまうと、肘や肩に負荷がかかって怪我をしてしまう可能性が高くなってしまうです。

逆側の肩を地面につけるためには、脚の向きとは逆方向に上半身を向ける必要があります。倒れた勢いで同じ側面のまま着地してしまいがちですが、上半身と下半身の方向は逆というのが正しい姿勢なので、向きをしっかりと意識してください。

(上半身の筋トレメニューについては以下の記事も参考にしてみてください)