お腹が出る『バブルガット』の原因は？治る？ステロイド未使用の場合は？

バブルガットとは腹筋の筋肉は十分にありながらも、お腹がぽっこり出てしまっている状態をいいます。これはボディビルの世界でも最も醜い姿と言われており、バブルガットが原因でミスターオリンピアの連覇が途絶えたという実話もあるのです。

バブルガットは一般的に内臓肥大が原因と言われていますが、あるボディビルダーが病院で調べたところ内臓には問題がなかったなどと、未だ原因がはっきりされていません。

そこで今回は、バブルガットになるいくつかの原因を詳しく解説していきます。

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前途した通りバブルガットになる明確な原因は、未だはっきりわかっていません。しかし、確証に近いであろういくつかの意見が上がっています。

それでは、説として挙げられている各原因について詳しく解説していきます。

前途しましたがバブルガットでお腹がぽっこりしてしまうのは、内臓肥大が原因とも言われています。これは、筋トレをして筋肉がつけばその分内臓肥大が起こるという人間の体の性質から推測されている原因です。

しかし、筋肉が増えて内臓肥大が起こるといっても数百gなので、本当に見た目に影響が出るほど内臓肥大は起こるのかと真偽にかけられています。

さらに、ドリアンイェーツというボディビルのトップ選手がバブルガットになってしまった際に、病院に行って検査を受けたを受けたところ内臓肥大は起きていなかったという診断が出ています。このことから、ただ単に内臓脂肪がつくことが原因というのは言い過ぎなのではと否定の意見も多数出ています。

次にバブルガットの原因として多く意見が挙げられているのが、ステロイドの投与による内臓肥大です。ステロイドを投与すると以上な内臓肥大を起こしてしまう確率が高まるのは事実です。

しかし、昔のボディビルダーほどステロイドは多く使用しており、この説が正しいとすると全員がバブルガットの状態に陥っているはずです。実際にステロイドの使用を認めているアーノルドシュワルツェネガーはバブルガットの症状が見られたことはありません。

このことからステロイドがバブルガットに直接的な原因とは言えないのではと多く否定されています。

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「ステロイドが直接的な原因ではないのでは」とお伝えしましたが、実際は筋肉増強作用のあるインスリンが原因と言われています。しかし、インスリン自体も直接的な原因ではなく、増量時のハイカロリーな食事や成長ホルモンとインスリンの摂取が重なることによりバブルガットが起こるとされています。

インスリンには脂肪を蓄える効果もあり、増量期のハイカロリーな状態と合わさると余分な脂肪がついてしまいます。さらに、この状態で腹圧をかなり使用するハードトレーニングが重なると内臓肥大もしやすいため、結果的にお腹が出てしまうのです。

したがって、増量期の食事やハードトレーニング中にステロイドを投与することによりバブルガットが起こってしまうことがわかりますね。このことからステロイドの使用がバブルガットの原因と多くの意見が挙げられているのです。

ちなみに、インスリンは体内でも作られる成分なのでドーピング審査に引っかかりにくく、隠れて使用している方も多数います。審査時にしっかり薬物の使用を正直に申告しないこともバブルガットの原因が明確になっていない一つの理由でしょう。

これまでは薬物に関わる原因を解説してきましたが、ナチュラルな場合でもバブルガットに陥る可能性はあります。　その一つの原因としてあげられるのが、腹筋の異常な筋肥大です。

単純に腹筋を鍛えすぎて異常に筋肥大してしまったことにより、お腹がぽっこり出てしまうのではという意見です。これは一般人からしたら異常なトレーニングを重ねているボディビルダーでは十分可能性があります。しかし、この場合は調整不足が原因なので、トレーニングを改善してしばらく時間が経てば治るでしょう。

（筋肥大については以下の記事も参考にしてみてください）