フランココロンボ特集!生い立ち〜死因、トレーニング&食事方法まで紹介!

1970年代に活躍したボディビルダー『フランココロンボ』を知っていますか?多くの方はターミネーターなどの出演している俳優として認知しているのでしょうか?そこで今回は、フランココロンボの生い立ちや、食事・栄養摂取の内容、実際に行っていたトレーニング、画像集まで紹介します。

目次

  1. 『フランココロンボ』とは
  2. フランココロンボの略歴
  3. 幼少期
  4. ボクシングと筋トレとの出会い
  5. ウエイトトレーニングの開始
  6. アーノルドシュワルツェネガーとの交友関係
  7. フランココロンボのが死去。死因は?
  8. フランココロンボの食事・栄養摂取について
  9. 少年期の食事内容
  10. 大人になってからの食事内容
  11. フランココロンボの食事のこだわりまとめ
  12. フランココロンボの筋トレについて
  13. 大胸筋トレーニング
  14. 背中トレーニング
  15. 三角筋(肩)トレーニング
  16. 脚トレーニング
  17. 腕トレーニング
  18. フランココロンボのステロイドの使用疑惑
  19. フランココロンボの筋肉を拝める画像集!
  20. フランココロンボの筋肉を目指してみよう

『フランココロンボ』とは

出典:https://befitglitz.com/japan/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%96%E6%B0%8F%E3%81%AF2%E5%9B%9E%E3%80%8178%E6%AD%B3%E3%81%A7%E4%BA%A1%E3%81%8F/

生年月日1941年8月7日(78歳没)
出身地イタリア・サルデーニャ島
身長165cm
体重83kg

フランココロンボは1970年代に活躍した小柄な体格が特徴的なボディールダーです。フランココロンボは力がとても強く、ボディビルの他にパワーリフティングやストロングマンという競技にも参加しており、自分よりも体重が50kgも多い選手たちと互角に戦っていました。

さらに、アーノルドシュワルツェネガーと仲が良く、死ぬまで交友があったことが有名です。この繋がりからフランココロンボは俳優としても活躍しており、ターミネーターなどの人気作にも多く出演しています。

それでは、フランココロンボについてさらに詳しく確認していきましょう。

フランココロンボの略歴

出典:http://www.lifebodybuilding.com/wp-content/uploads/2013/03/FrancoColumbu-mr-olympia.jpg

幼少期

フランココロンボは、イタリア・サルデーニャ島で生まれました。フランココロンボの家庭は牧場を経営しており、小さな頃から自然の中で馬や羊などの動物たちと走り回っていたそうです。この環境が後のフランココロンボの力強さに大きく影響していきます。

ボクシングと筋トレとの出会い

フランココロンボは体格には恵まれないながらも、持ち前の力強さを活かしてボクシングを始めました。すぐに頭角を現し16歳の頃にはイタリアのチャンピオンにまでなってしまいます。

その後、フランココロンボはボクシングでチャンピオンの称号を手にしたと同時に、パワーリフティングとボディビルに競技変更をして筋トレに励むこととなるのです。

しかし、当分はウエイトトレーニングを行わず自重トレーニングを行っていました。なんと、ダンベル・バーベルを使用した筋トレを始めたのは20歳の頃で、一般的なパワーリフターやボディビルダーと比べてかなり遅いスタートとなっています。

ウエイトトレーニングの開始

小さな頃からパワフルに過ごしてきた背景や、才能、大きな相手にも負けないという精神からメキメキと頭角を現していきます。

そして、1974年のミスターオリンピアの90kg以下階級で優勝を果たします。この優勝時の体格は下記の通りです。

身長:164.2cm
体重:88.3kg
胸囲:127.0cm
腹囲:76.2cm
上腕囲:48.3cm
大腿囲:66.0cm
下腿囲(カーフ):44.5cm

小柄ながらも平均体重より20kgも上回っており、全体的なサイズも桁違いの大きさです。さらに、腹囲は76.2cmと決して脂肪がついてデカくなったわけではないということがわかるでしょう。このことから小柄な男性のとっては、憧れの存在とされています。

アーノルドシュワルツェネガーとの交友関係

出典:http://1.bp.blogspot.com/-fM171Mrllis/U3yVWZ8hjYI/AAAAAAAACI8/lR0T0wn-NX8/s1600/franco.jpg

フランココロンボはミスターオリンピア2度の優勝という輝かしい成績を残せた理由の一つとして、良きトレーニングパートナーであったアーノルドシュワルツェネガーの存在があります。この二人は同時にアメリカに移住し、お互い親も友達もいない異国の環境で励まし合い、競い合い、笑い合い支え合って暮らしていたのです。

このような関係性から、アーノルドシュラルツェネガーが俳優業も行っていたこともあり、彼が主演の作品にフランココロンボが出演するようになり俳優業にも仕事の幅を広げていきました。有名な作品だと「コナン・ザ・グレート」「ターミネーター」「バトルランナー」などに出演しています。

以降は年齢を重ねていたこともありボディビルよりも俳優業に力を入れていきました。このことから現代の方達には、筋肉がすごい俳優と認知されていることが多いです。

フランココロンボのが死去。死因は?

出典:https://eiga.com/news/20190929/6/

前途した通りボディビル大会での優勝や、俳優として有名作品に出演など輝かしい人生を送っていました。そんな順風満帆な人生でしたが、アメリカから故郷であるイタリアのサルデーニャ島に帰省して海水浴を楽しんでいる際に、体調を崩しそのまま亡くなってしまいます。

このフランココロンボの突然の訃報を受けた盟友のアーノルドは、アメリカ移住当初は家族・友人もいなく金もない中で順風満帆な生活を遅れたのはフランココロンボのおかげだと感謝のコメントを残しています。

さらに、小柄ながら桁違いの肉体と力強さを誇っていたこともありファンも多く、小柄トレーニー達からも悲しみの声が多数見られました。

フランココロンボの食事・栄養摂取について

出典:https://www.evolutionofbodybuilding.net/franco-columbu-mr-olympia-1976-and-1981/

次に、フランココロンボが小柄ながらも強靭な肉体を手に入れた方法について解説していきます。

ただ筋トレをしているだけで、ボディビルダーのような肉体を手に入れるのは不可能です。各選手は食事・栄養摂取もストイックにこだわりを持っており、フランココロンボは少年期からボディビルダーになるために生まれてきたと言っても過言ではない食事・栄養摂取をしています。

それでは、フランココロンボの少年期の食事から確認していきましょう。

少年期の食事内容

●朝食
朝食の内容は、家の牧場で育てた羊やヤギのミルクにコーヒーを混ぜたものと、焼いたパン、ゆで卵or目玉焼きを2〜3個となります。

●昼食
ソーセージ・ハム・サラミ・チーズの加工食品、パン、肉・野菜・スパゲッティが入ったミネストリーナというスープ、ローストされた肉、サラダ、自家製ワイン水割りとなります。さらに、食後に子羊チーズ、フルーツ、コーヒーを嗜む充実ぶりです。

●間食(午後4時頃)
昼食でかなりの量を食べながらも、間食としてカッテージチーズ、パン、コーヒーがでます。

●夕食
昼食の内容と同じ。

上記のメニューを見て分かる通り、フランココロンボは自然食を食べて育ちました。フランココロンボは少年期から甘いお菓子などを一切食べず、大人になってからも砂糖の含む食品は最大の敵と謳っています。

大人になってからの食事内容

フランココロンボはアメリカに渡った後、新鮮な自然食が手に入らずとても苦労したのです。そのような中でも、ヨーグルトは自分で作成したりと可能な限り自分で調理を行っていました。その他、自分の調理では補えない栄養素は、仕方なくサプリメントなどで補っていたようです。

フランココロンボの著書に実際の食事メニューが記載されているので、確認していきましょう。

●朝食
たまご3個(150g)、果物(300g)、ヨーグルト(300g)、シリアル(100g)、ミネラルウォーター(200g)、ビタミン・ミネラル剤

●昼食
サラダ(250g)、肉or魚(450g)、グリーンピース(100g)、ワインorミネラルウォーター(200g)

●間食
チーズ(200g)、果物(300g)

●夜食
ヨーグルト(300g)

上記メニューの1日の総カロリーは3,735gです。栄養素はとてもバランスが良く、たんぱく質(体重1g当り3.6g)、炭水化物(全体の約30%)、野菜と果物(合計は950g)を摂取しています。

フランココロンボの食事のこだわりまとめ

フランココロンボが食事でこだわっていることは下記の通りです。

①栄養の吸収を促進するために、1食で多く食べるのではなく小分けにして食べる

②自然食を積極的に摂取する

③食材は手を加えすぎず、できれば丸ごと食べる

④砂糖の含食べ物は食べない

⑤肉や魚類は胃腸に負担がかからないように、少量に分けて食べる

⑥ワインを食欲増進に使用する

⑦ミネラルウォーターをい日7杯以上飲む

⑧プロテインは炭水化物含有量が低いものを選ぶ

⑨プロテインやサプリメントは補助として考え、大量に摂取しない

フランココロンボに憧れている方は、食生活から真似してみましょう。次の見出しではフランココロンボの肉体を作り出した、実際の筋トレメニューを紹介していきます。

(プロテインの摂取タイミングや併用のコツについては以下の記事も参考にしてみてください)

プロテインは食事代わりOK?摂取タイミングなど併用のコツを解説!

フランココロンボの筋トレについて

出典:https://forum.bodybuilding.com/showthread.php?t=158714363

フランココロンボはパワーリフターでもあったため、ベンチプレスを中心にBIG3を主体にトレーニングメニューを組んでしました。実際にフランココロンボが行っていたトレーニングメニューを筋肉部位別にまとめているので参考にしてみてください。

大胸筋トレーニング

・ベンチプレス
・ケーブルクロス
・インクラインベンチプレス
・ダンベルフライ
・ケーブルクロスオーバー
・プルオーバー
・ディップス

(大胸筋のメニューを詳しく知りたい方は、下記記事を参考にしてください。)

大胸筋の筋トレ20選!急激にデカくなる鍛え方のコツをプロが解説

背中トレーニング

・懸垂
・ワンハンドローイング
・ケーブルローイング
・Tバーローイング

(背中のメニューを詳しく知りたい方は、下記記事を参考にしてください。)

背筋の鍛え方!25種の筋トレ&コツ!自重&ダンベル・バーベル・マシン別に解説

三角筋(肩)トレーニング

・サイドレイズ
・フロントレイズ
・リアレイズ
・ケーブルサイドレイズ
・ショルダープレス

(三角筋のメニューを詳しく知りたい方は、下記記事を参考にしてください。)

三角筋の鍛え方!肩が急激にデカくなる筋トレメニュー&ストレッチの方法を解説

脚トレーニング

・スクワット
・デッドリフト
・レッグプレス
・レッグエクステンション
・ランジ

(脚のメニューを詳しく知りたい方は、下記記事を参考にしてください。)

太ももの筋トレメニュー!下半身を細く・太くしたい目的別にコツを解説

腕トレーニング

・インクラインカール
・アームカール
・プリーチャーカール
・トライセプスプレスダウン
・フレンチプレス
・スカルクラッシャー

(腕のメニューを詳しく知りたい方は、下記記事を参考にしてください。)

【腕の筋トレメニュー】上腕〜前腕の筋肉を急激に太くする鍛え方のコツを大公開

フランココロンボのステロイドの使用疑惑

次は、どんなボディビルダーでも避けることのできないステロイドの使用疑惑についてです。盟友であるアーノルドシュワルツェネガーはステロイドの使用を認めているため、フランココロンボも使用していたのでは?と考えている方が多いでしょう。

しかし、食生活で自然食を好んでいるフランココロンボは、ステロイドの使用を拒絶していました。アーノルドが使用していたことから何度か摂取したことがある可能性は十分にありますが、定常的に使用はしていなかったと言い切ってもいいでしょう。

フランココロンボの筋肉を拝める画像集!

それでは最後に、小柄トレーニーの憧れの的であるフランココロンボの肉体を確認していきましょう。

出典:http://ditillo2.blogspot.com/2014/03/trapezius-development-franco-columbu.html

出典:http://slowburnfitness.com/franco-columbus-diet/

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出典:https://www.theplace2.ru/photos/Franco-Columbu-md3573/pic-233011.html

出典:https://i.pinimg.com/236x/1c/79/a0/1c79a012b0f25ee74bdf8ccc8ae97f22.jpg

出典:http://www.bodybuildingpro.com/francocolumbu7.jpg

フランココロンボの筋肉を目指してみよう

フランココロンボの幼少期からの略歴や、死去した際の死因、食事・栄養摂取の内容、実際に行っていたトレーニングメニューなど詳しく解説してきました。

小柄なトレーニーの方にとっては、とても参考になる内容ですので食事やトレーニング方法を真似て憧れの肉体を手に入れましょう。