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EMSには副作用があって危険?
鍛えたい部分につけることで、筋肉を電力で刺激し筋トレと同様の効果が得られるとされるEMS。元々はリハビリテーションなどで使用されていましたが、ネットでも簡単に手に入ることや、手軽に筋肉を鍛えられることから筋トレやダイエットとして取り入れている人も少なくありません。
しかし、誤った使い方をすると副作用や人体へ影響が出てしまうことがあるとされています。筋肉が溶ける危険性があるとしてEMSの使用を禁止している国もあります。一体どんな副作用や影響があるのでしょうか。今EMSを使っている人は、このまま使い続けてもいいものか気になるところですよね。
今回の記事では、そんなEMSの副作用や人体への影響、そして果たして本当に危険があるのかを解説します。
EMSトレーニングによる副作用・人体への影響
EMSトレーニングとは、EMSを装着して筋トレを行うことです。EMSでは身体の深層部にあるインナーマッスルが鍛えられますが、触って確認できるアウターマッスルは鍛えることができません。EMSトレーニングは、EMSをつけることでインナーマッスルを鍛え、筋トレを組み合わせることでアウターマッスルを鍛えたい人向けのトレーニングなのです。
しかし、筋トレは脳が今から筋肉を使うぞ、と指令を出して行うものですが、EMSは脳からの発信がないまま鍛えられていく、ということで、筋肉をいわば無理やり使っている状態です。そんな中、さらに激しい筋トレを加えていくと、筋肉への負荷がかかりすぎるという危険性があります。
負担がかかりすぎてしまうと、筋肉を痛めてしまったり、むくみやたるみが悪化してしまったりという副作用が出てきてしまいます。貼るだけで効果が期待できるのかを不安視して、初めから高周波な電気を流してしまうことで副作用が起きてしまう人も少なくありません。使い始めは弱い電気レベルからスタートしましょう。
EMS腹筋ベルトによる副作用・人体への影響
上記でも紹介したように、EMSは腹筋につけることでお腹のインナーマッスルを鍛えることができます。しかし、使用方法を守らないと、やけどや水ぶくれができる皮膚障害や、激しい筋肉痛になってしまうというデメリットも。
イスラエルではEMSで過度な筋トレをした男性が、EMSが原因で横紋筋融解症という筋肉が溶け血液に流れ出す病気を発症した、というケースがありました。
他にも同様の症状が現れた患者や、EMS使用後に筋肉痛や麻痺などを感じるなどの健康被害があり、いずれも原因はEMSによる過度な電気刺激とのことでした。以上のことからEMSを使用することで人体への影響が懸念されるようになり、副作用の危険があるとして現在イスラエルでは医師の監督下以外でのEMSの使用は全面的に禁止されています。
しかし、日本では内臓障害については心配がないとされていますし、医療現場でも使用されている機械なので使用方法を誤らなければ副作用に関してはあまり気を張りすぎなくてもいいでしょう。
副作用として挙げられているやけどや水ぶくれは、日本でもクレームが多くありました。この症状はEMSに装着するパッドの粘着が弱まっている際に、皮膚についている部分とついていない部分ができてしまい、ついている部分に電力が集中してしまうことによって起こります。装着前にしっかりとパッドの粘着力は確認する必要があります。
下記で解説しますが、EMSでのトレーニングには、その使用について注意点がいくつかあります。しっかりと使い方を守ることで副作用も回避できるので、EMSを使用する際には説明書をしっかり読み、使用方法を守るようにしましょう。
EMS美顔器による副作用・人体への影響
EMSは美顔器としても人気です。顔の筋肉に電気刺激を与えることで、むくみやたるみをケアをすることができ、リフトアップして小顔効果が期待できます。エイジングケアとして積極的に取り入れている女性も多く、気軽に取り入れられるおうちエステとして人気があります。
ただし、EMSは顔に使用する場合でも副作用が起きることがあります。ひとつずつ見ていきましょう。
金属アレルギー
アクセサリーなどで金属アレルギーを起こしたことがある人は注意が必要です。EMS美顔器のヘッド部分は18金やプラチナを使用しているものが多いです。それを肌に直接当てるので、顔に金属アレルギーの症状が出てしまう恐れがあります。
金属アレルギーの人は、ヘッド部分がステンレス加工されたものを使うといいでしょう。
筋肉への負担
できるだけ早く効果を出したいという気持ちから、EMS美顔器を必要以上に使ってしまう人もいます。
しかし、使用頻度をしっかりと守らないと、顔の筋肉に大変な負担がかかり、改善したかったむくみやたるみが悪化してしまうこともあります。EMSを使用することで本来ならダイエット効果が期待できるので、やはりしっかりと説明書を読み、使用方法を守って正しく使用することが大切です。
妊娠中や心臓疾患のある人は使用禁止
EMSは顔への使用であっても妊娠中の使用は避けるようにしましょう。胎児に影響が出てしまう危険性があります。その影響についてはまだ解明されていませんが、万が一の場合を考え使用はしないという選択がベストです。
内臓障害については日本では言及されていませんが、妊娠中や心臓疾患のある人以外も、心臓に近い部分での使用は避けてください。
胸部等、心臓に近い部分に装着して使用した場合、心臓に電流が流れることが予測されることから、心臓に悪影響を及ぼす可能性が考えられます
引用元:https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/specialnews/news57.html
EMSの副作用を引き起こさない為の使い方
副作用や人体への影響が危険との見解があるとは言え、医療現場やリハビリテーションとしても使用されるなど、その安全性については立証されています。インナーマッスルを鍛える効果が期待でき、手軽に取り入れられるメリットがあるEMS。副作用を起こさないためにはどうしたらよいのでしょうか。注意点を紹介します。
パッドの粘着力を確かめる
EMS腹筋ベルトを使用する際は、パッド部分の確認を必ず行うようにしましょう。粘着力が弱いと、肌荒れややけど、水ぶくれができてしまう恐れがあります。
パッドの寿命は約1~1.5か月となっています。替えのパッドは常にストックしておくといいですね。
過度な電気刺激は控える
上記でも紹介したように、自らの意思で身体を動かす筋トレとは違い、EMSでのトレーニングは脳からの発信がないまま鍛えられていくものです。
脳を介して行われる筋トレは、筋肉に対して過度な負担になりそうな場合は脳が制御してくれますが、EMSを使用している場合はその制御がかかりません。脳が負担に気が付かないまま、高周波な電気刺激を与え続けると、筋肉が損傷してしまう危険性があります。
十分な量のジェルを使用する
EMS美顔器を使用する際は、ジェルやクリームが不足していると、肌への摩擦が必要以上に強くなってしまい、肌がダメージを受けてしまうことがあります。
顔の使用については、肌トラブルが起こると自分も気になりますし、人から見られる部分でもあるので避けたいところです。トラブルを起こさないためにも、ジェルやクリームはストックしておきましょう。
使用者の体質や使い方等の個人差により火傷等に至る可能性は否定できないものの、使用にあたりジェルを使用する、長時間使用し続けないなどの利用方法を守れば、一概に危険な製品と決めつけることは現時点ではできないものと判断されます
引用元:https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/specialnews/news57.html
EMSの効果は本当にあるの?
EMSは貼るだけでトレーニングができるという、最も簡単な筋トレ方法とも言えます。首につけることで首こりの改善、お腹につけることで腹筋やインナーマッスルの強化、顔にはリフトアップやエイジングケアへの効果などがあるとされています。
でも、ダイエットや筋トレはそんなに簡単にできるものでしょうか。貼るだけで本当に効果があるのか気になるところです。ブログや口コミを集めて、その効果について検証した記事を紹介します。
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EMSの副作用は正しく使えばそこまで心配する必要はない!
EMSには確かに副作用や人体への影響の危険性はありますが、注意点をしっかりと守り使用することでその危険は避けることができます。説明書をしっかりと読んで正しく使用し、EMSでインナーマッスルを鍛えられることや、顔への使用でむくみ改善や小顔効果といったメリットに期待しましょう!