カゼインプロテインは寝る前に飲む？理由〜効果を実感した口コミまで紹介！

筋肥大が期待できるプロテインの中に、カゼインプロテインがあります。カゼインプロテインは牛乳から作られており、乳固形分と呼ばれる成分の主要成分の一つです。この牛乳成分の含まれているカゼインプロテインは、摂取タイミングが寝る前に摂ることで大きく効果があると言われています。

他のプロテインと違う大きな特徴としては、不溶性で固まりやすく、体への吸収される時間がゆっくりであることです。そのため、運動をしないオフ時のタンパク質補給や寝る前などに摂取することをおすすめしています。その他のカゼインプロテインを寝る前に摂取することのメリットを、細かく紹介します。

(プロテインの選び方については次の記事を参考にしてみてください)

プロテインというと、主に筋トレなど運動をした直後に飲むことが良いと思っている人も多いです。しかしカゼインプロテインは、運動直後に飲むよりも、食間や寝る前に飲むことを推進しています。なぜそのように推進しているのでしょうか。カゼインプロテインを寝る前に飲むことのメリットは、次のようになります。

食品タンパク質には、骨格筋組織を作るいくつものアミノ酸で構成されています。筋タンパク質の合成を増大させるほか、筋組織を再構築させることが、筋肉を成長させるためには必要なことです。しかし睡眠中は食事もしない上、食べない時間がもっとも長い時間帯となります。つまり寝ている間には、タンパク質を摂取できず筋タンパク質の合成もできません。

Woman‘s Healthによりますと、カゼインプロテインを寝る前に摂取することで筋肉量が増えた実験結果がありました。約3ヶ月間で、寝る前のカゼインプロテインを摂取しない人と比較すると、大幅に筋肉の肥大に差が出ます。

寝る前にに吸収されるまでの時間が長いカゼインプロテインを摂取することで、寝ている間にも筋肉にたんぱく質がゆっくりと届き、筋タンパク質の合成もできます。そのため、寝ている間にも多くのエネルギー源を筋肉に送り続けることができるのです。

カゼインプロテインの特徴の一つである、時間をかけて体に吸収される性質から、腹持ちが良いことがわかっています。具体的な時間としては、摂取してから約7～8時間かけて吸収されていくことになります。そのため、血中のアミノ酸濃度を長い時間維持できるため、効果が長続きするのです。

管理栄養士・調理師の大石三紗によると、カゼインプロテインの特徴として吸収されるまでにかかる時間がゆっくりであることを言われてます。吸収されるのが遅いために、腹持ちがよくなると考えられます。寝る前だけでなく食間のおやつ代わりに飲むことで、ウエイト調整やダイエット中にもカゼインプロテインはおすすめです。

しかし腹持ちが良いからダイエットやウェイトコントロールのためとはいえ、食事代わりにプロテインだけを飲むことはやめましょう。摂取栄養素がタンパク質に偏り過ぎると、腎臓への負担増加、腸内環境の悪化などを引き起こす原因になります。日中は食事をしっかり摂って、足りない栄養補給としてプロテインを上手に使いましょう。

（プロテインで腹痛をおこすなどについては次の記事を参考にしてみてください)

吸収されるまでの時間が遅く、腹持ちが良いカゼインプロテインですが、実際に寝る前に摂取してる人はどのように実感してるのでしょうか。寝る前に摂取している人の口コミもみてみましょう。

寝る前にカゼインプロテインを摂取することで、寝ている間の筋肥大にゆっくりとタンパク質が吸収されるので効果てきめんです。また就寝時に分泌される成長ホルモンが出るタイミングにも合うため、より一層成長ホルモンへの効果も期待できます。

(筋トレで成長ホルモンを分泌させるについては次の記事を参考にしてみてください)

運動後には、筋肉を修復する同化ホルモンが分泌されます。そのため、運動後にタンパク質と糖質を同時に摂取することで、筋肉エネルギー源が回復するのです。筋トレ後の睡眠時間中にカゼインプロテインでゆっくりとタンパク質が吸収されるので、筋肉がじっくり修復されます。そのため、筋肉痛が起きにくくなるのです。

またカゼインプロテインには、疲労回復に期待できるグルタミン成分が多く含まれているので、寝る前に摂取することで前日の運動などの疲労感を翌日に残させにくいといえるでしょう。

カゼインプロテインは、牛乳から脂肪とホエイを取り除いた残りの不溶性固形成分です。その量も牛乳タンパク質の約80％を占め、凝固するタンパク質になります。血中のアミノ酸濃度を長時間、基準値より高い値で維持できます。効果が長続きするという特徴から、スタミナタイプのプロテインです。タンパク質不足をカバーするには、おすすめなプロテインです。

カゼインプロテインは即効性がないため、急速にタンパク質をチャージしたい場合には向いていません。しかしゆっくり吸収されるため、じっくりタンパク質を補う方法には特に有効です。そのため、休日の栄養補給や寝る前などに摂取するためには、もっとも最適なプロテインとなります。

カゼインプロテインには、カルシウムの吸収をフォローする効果があります。体内にあるリンとカルシウムが結合し、リン酸カルシウムとなると、小腸で吸収されずに体外に出てしまう現象がおこるのです。

カゼインプロテインで体内で分解されてできるCPP(カゼインホスホペプタイド)という物質が、リン酸カルシウムになることを抑制しカルシウムが吸収されやすくなる効果があることがわかっています。カルシウムが不足気味になりやすい人は、カゼインプロテインを摂取してみましょう。

腹持ちが良いため、ダイエット目的などで食事制限をされている人が使用するならば、カゼインプロテインの中でもカゼインミセルプロテインタイプを使用しましょう。カゼインミセルプロテインはカゼインプロテインの中でも、分子が大きく消化吸収に時間がかかるといわれています。

このカゼインミセルプロテインを牛乳や豆乳などで飲むことで、更にじっくりと時間をかけて吸収するようになるため、効果の持続する時間や腹持ちもよくなります。カゼインプロテインは牛乳から作られているので、牛乳でお腹がゆるくなる人は気を付けながら摂取しましょう。

寝ている間にも、筋肉の成長ホルモンが分泌されて成長していきます。しかし空腹のまま寝てしまうことで、コルチゾールという筋肉を分解するホルモンが増え、お腹がすくとグレリンというホルモンのレベルも上がっていくのです。その結果、筋肉がつきにくい体質になり太る可能性が高くなります。

就寝時に筋肉を休ませることも必要なことですが、空腹によって目が覚めてしまって睡眠不足になることもあります。ぐっすり翌朝まで寝れるように、満腹感が持続するカゼインプロテインは寝る前飲んでおくとよいでしょう。

カゼインプロテインを寝る前に摂取することのメリットを紹介しました。カゼインプロテインについての詳細は、Slopの他の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

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牛乳成分が多く含まれているカゼインプロテインは、寝る前に飲むことで最大の効果を発揮します。カゼインプロテインを寝る前に摂取し、寝ている間にも筋肉の回復や成長を促しましょう。