【動画あり】小野伸二を怪我させたフィリピン人は誰?人生が狂った場面を振り返る

日本人サッカー選手のトップに君臨する小野伸二は、華麗なプレーで現在も見る人を魅了しています。しかし彼はフィリピンとの国際試合で大怪我を負った過去があります。いったい何歳のときに怪我を負ったのか動画を確認しながら怪我の名前や、その後の影響を解説していきます。

目次

  1. 小野伸二は大怪我をしている?
  2. 小野伸二を怪我させたフィリピン人は誰?
  3. どんな試合だった?
  4. 怪我を負わせた選手は?
  5. 小野伸二の怪我は、左膝靭帯断裂
  6. 天才『小野伸二』は怪我をしなければどうなっていた?
  7. 大きなターニングポイントになった
  8. イメージが浮かばなくなった
  9. 小野伸二が怪我をする前のプレー集
  10. U18に選抜された頃のプレー
  11. プロ初ゴール
  12. 日本代表デビュー
  13. 小野伸二には怪我なくサッカー人生の集大成を楽しんで欲しい

小野伸二は大怪我をしている?

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サッカーを始めた頃から天才と呼ばれ続け、日本サッカーを牽引し続けてきた小野伸二。学生時代から素晴らしいプレーを見せ、高校卒業後の1998年に浦和レッズに入団しました。浦和レッズで輝かしいプレーをするだけでなく、日本サッカー史上最年少の18歳と272日でワールドカップに出場を果たすなど、今も破られない記録の持ち主でもあります。

日本国内だけでなく海外でのプレー経験があるように、順風満帆なキャリアを築いてきたと思われがちですが、なんと小野伸二は怪我で長期離脱をしていた時期があったのです。いったい何歳のときに、どんな怪我をしたのか、当時の動画を振り返りながら天才・小野伸二が負った怪我について解説していきます。

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小野伸二を怪我させたフィリピン人は誰?

ここからは小野伸二を怪我をさせたフィリピン人を確認していきます。怪我をした瞬間にはどんな試合が展開されていたのか、動画を参考にして詳しく検証していきましょう。

動画を見て分かるように、小野伸二はかなり激しいスライディングをフィリピン人選手から受けていました。ここからは彼が負った怪我について解説していきます。また小野伸二を怪我させたフィリピン人選手の名前や、具体的な怪我の状況についてチェックしていきましょう。

どんな試合だった?

小野伸二が怪我を負ったのは1999年7月5日に開催されたシドニーオリンピックのアジア地区1次予選のフィリピン戦でした。この試合までに日本は、予選同組であったフィリピン以外の香港・ネパール・マレーシアとの対戦で7戦全勝の成績を修めていて、すでに1次予選は1位通過が決定しているという状況でした。

そのため格下であった最終のフィリピン戦にはエースであった中田英寿をベンチに温存し、普段はベンチスタートの選手も積極的に起用したスターティングメンバーでフォーメーションが組まれることになったのです。そしてこの試合に当時19歳で出場した小野伸二は、トップ下左のポジションでゲーム開始から出場することになります。

試合開始直後からトップ下にいる小野伸二や中村俊輔を司令塔にして、果敢にフィリピンを責め立てます。前半5分に本山雅志のクロスボールに平瀬智行が頭で合わせて先制ゴールを奪うなど、幸先よく日本ペースで試合が展開してきます。しかし徐々にフィリピンもフラストレーションが溜まったのか、激しいタックルが増えるなどプレーが荒くなっていったのです。

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怪我を負わせた選手は?

試合開始直後から日本ペースで試合は展開していき、先制ゴールから3分後の前半8分には小野伸二のコーナーキックから中田浩二のゴールが生まれました。さらに小野伸二自身も前半24分にはPKでゴールを挙げ、29分には中村俊輔のゴールをアシストしました。ここまでで1ゴール3アシストと素晴らしい活躍を見せていた小野伸二に悲劇が襲います。

前半31分、ボールをキープしていた小野伸二に、フィリピン選手が真横から強烈なスライディングをします。スライディングを受けて倒れ込んだ小野伸二は、その衝撃と激痛に起き上がることができません。遂にその場で担架に乗せられてベンチ裏へと下がり、それまで大活躍していた小野伸二は交代することになってしまいました。

小野伸二にスライディングタックルをしたのは、ダン・パデルナルという選手です。1981年5月17日生まれの選手で、この試合には18歳で出場していた若手選手でした。この試合後もフィリピン国内のクラブチームに所属してサッカー選手としてプレーは続けていました。しかし世界的に知名度のある選手となることなく、2010年に現役生活を終えています。

小野伸二の怪我は、左膝靭帯断裂

小野伸二はこの試合でおった怪我の名前は左膝靭帯断裂で、復帰するまでに半年以上の時間を要しました。左膝靭帯断裂とは膝関節にある靭帯に外力がかかって断裂してしまう怪我で、バレーボールやバスケットボールなどのプレー中にジャンプをする競技をする人に多い怪我でもあります。

この怪我をしてしまうと、通常復帰するまでには靭帯の再建手術を受け、歩行のリハビリテーションなどをして3ヶ月~6ヶ月の期間が必要と言われています。さらにスポーツなどの競技復帰を目指す場合には6ヶ月以上かかるとされ、それでも怪我前の状態にまで回復できるのは6割~7割程度の確率です。

たとえ怪我が治ったとしても、慢性的な痛みを感じたり、運動機能に障害が出たりすることがあります。このように小野伸二は少なからずプレーには影響が出てしまう大怪我を負ってしまったのです。

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天才『小野伸二』は怪我をしなければどうなっていた?

1999年7月に開催されたサッカーの試合で左膝靭帯断裂という大怪我を負ってしまった小野伸二。その後過酷なリハビリを乗り越えて2000年には現場復帰し、その後ワールドカップ出場や海外クラブチームへの移籍も実現しました。しかし怪我をしなければどうなっていたのか、本人のインタビューなどを紹介していきます。

大きなターニングポイントになった

2019年にsportivaによって行われたインタビューでは、1999年に負った怪我は自分の中では大きなターニングポイントになったと小野伸二は語っています。

「あのケガで、僕はすべてを失った。シドニー五輪もそうだし、足の感覚だけじゃなく、サッカーのイメージ全体が消えてしまった。

 あそこから、自分が持っているイメージ、練習でも試合の時のようにやれていた感覚がなくなって、『あれ、なんでだろう?』と迷いながらプレーするようになってしまった。

 その時、自分は『それまでの選手だったんだなぁ』と思いましたね。それほど、あのケガは僕のサッカー人生にとって、大きなターニングポイントになりました」

小野伸二自身も左膝靭帯断裂という大怪我を負ってしまったことで、僕の全てを失ったと厳しい評価を下しています。怪我から復帰して華麗なプレーを見せていると素人には見えつつも、ずっと違和感と戦いながらプレーしていたことが分かります。もしも怪我をしなければ、こういった違和感もなくトップレベルのスキルを見せていたことでしょう。

イメージが浮かばなくなった

サッカー選手にはプレーのイメージはとても大切なものです。ボールを貰う前から試合展開を予想し、ボールを持った時から味方・相手選手の動きをイメージしてボールを動かしていくのが小野伸二の得意プレーです。しかしそういったイメージも怪我をしてからできなくなったとインタビューで語ったことがあるのです。

ケガから戻ってきて、ピッチに立った瞬間はもう違和感しかなくて……何もイメージが浮かばなくなっていました。ケガをする前にどうやってイメージを浮かばしていたのかすらわからなくなり、ケガをする前に戻らなきゃという感じでジレンマがありましたね。結局、戻すも戻らないも、元々自然にできていたことだったので、すべてがぱっと消えてしまった、という感じです。

プレーの組み立てにとても大切なイメージが浮かばなくなったという小野伸二。もしも怪我がなければだれも想像できないようなトリッキーなプレーや、味方選手の個性を活かした戦術を駆使して、試合を支配する司令塔として日本代表を牽引する選手となっていたことでしょう。

小野伸二が怪我をする前のプレー集

ここからは小野伸二が怪我をする前に見せていたプレーを確認できる動画をピックアップしたプレー集をお届けします。学生時代から天才の名を欲しいままにした小野伸二の華麗なプレーをチェックしていきましょう。

U18に選抜された頃のプレー

動画でも確認できるように、小野伸二はU18に選抜されるころでも、パス・ドリブル・シュートといった攻撃的プレイヤーに必要なスキルを兼ね揃えていたことが分かります。

プロ初ゴール

1998年にプロデビューしてから2戦目に当たる、横浜フリューゲルス戦でプロ初ゴールを決めます。ゴール前でボールをもらい、キーパーの動きを見定めて放ったシュートでした。

日本代表デビュー

小野伸二は1998年に開催された韓国との国際試合で、日本代表デビューを果たします。後半20分を過ぎてからの出場でしたが、攻撃の起点になる活躍を見せるなど、18歳とは思えない存在感を発揮しました。

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小野伸二には怪我なくサッカー人生の集大成を楽しんで欲しい

今回は小野伸二が怪我を負ったという事実について解説しました。当時19歳だった小野伸二にとってあの怪我はサッカー人生を狂わせるようなものだったに関わらず、2021年7月現在でも小野伸二は現役生活を続けています。時には怪我の影響で思うようなプレーができないときもありますが、小野伸二にはキャリアの集大成を楽しんで欲しいですね。