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リーヘイニーの現在は?生い立ち・成績〜筋トレ・食事・私生活〜画像集まで紹介!

2020年07月31日

1984年にオリンピアを制し、ボディビル界ではレジェンドと呼ばれる『リーヘイニー』の身長や体重などの基本情報、生い立ちや私生活、画像集まで紹介します。リーヘイニーの美しい肉体を作り上げるための食事内容や筋トレ方法なども詳しく解説しています。

『リーヘイニー』とは

出典:https://muscleinsider.com/features/one-one-mr-olympia-lee-haney
生年月日1959年11月11日
出身地アメリカ合衆国ジョージア州
身長180cm
体重115kg~120kg
SNSホームページ インスタグラム

リーヘイニーとは、1980年代に活躍したアメリカ出身のボディービルダーです。ボディビルダー界で最も有名なミスターオリンピアという大会で、8連覇を成し遂げて『レジェンド』とも呼ばれています。

31歳という若さで引退していて、ボディビルダーとしての活動期間が短いのにも関わらず数々の大会で功績を残しています。まずは、リーヘイニーのボディビルダーになるまでの生い立ちから見ていきましょう。

リーヘイニーの生い立ち

出典:https://www.muscleandstrength.com/videos/how-to-diet-like-a-bodybuilder-lee-haney

ボディビルダーに憧れた幼少期のリーヘイニー

リーヘイニーは1959年にアメリカ合衆国のジョージア州で生まれました。物心ついた頃からボディビルの世界に憧れがあったので子供時代は、ギリシャ神話に登場する英雄最強の神「ヘラクレス」を崇拝していたようです。

当時の有名ボディビルダーで「ロビーロビンソン」という人物に特に憧れを抱き、彼のような肉体になりたいと考えていたそうです。ちなみにロビーロビンソンは70歳を超えた今でも、ボディビルのジムに通い、肉体を鍛え続けている超人です。

高校生で本格的にボディビルの世界へ

本格的にトレーニングを始めたのは12歳頃で、クリスマスプレゼントに「ダンベルと筋トレの本」をもらったことがきっかけです。本格的に筋トレを始めると、みるみるうちに体が変化していきました。そして、中学生という若さでジムに入会します。

そのジムのトレーナーが才能を見抜いて、リーヘイニーをどんどん鍛え上げて、高校生になる頃にはすでに強靭な肉体に仕上がっていました。ボディビルの大会初出場は16歳のときで、サウスカロライナ州の大会でした。初めての出場で、どんなパンツをはけばいいかがわからず、近くのスーパーで購入したものを身に着けて出場したというエピソードもあります。

高校を卒業した後、奨学金で進学したもののボディビルに打ち込むためすぐに自主退学します。その後、1979年に出場した大会で初優勝をおさめます。初優勝後、バルクアップのために約3年間はあえて大会に出場せずに、ひたすら筋トレの日々を送りました。

プロボディビルダーとして数々の大会に出場

出典:http://onceuponaman.blogspot.com/2011/10/who-is-lee-haney.html

23歳の時に「World Amateur Championships」という大会で優勝して正式にプロボディビルダーになりました。同年の1983年には、ボディビルの世界で最もハイレベルと言われる大会『ミスターオリンピア』に初出場して、3位入賞を果たします。

そのわずか1年後の1984年に、『ミスターオリンピア』で初優勝します。当時リーヘイニーは24歳という若さで、その記録はギネスブックにも載りました。その後、毎年『ミスターオリンピア』に出場し続け、なんと8連覇という偉業を成し遂げました。

31歳という若さで引退

しかし、1991年の『ミスターオリンピア』を最後に引退します。その時の年齢は31歳で、引退する年齢としてはとても早かったため、疑問に思う声も多かったようです。最後に出場した大会でも優勝していて、絶頂の成績での引退なのがまたかっこよく、レジェンドと呼ばれるにふさわしいエピソードでもあります。

引退の理由ですが、「身体が悲鳴を上げていたから」だとリーヘイニーは述べています。7連覇を遂げたあたりから、実は身体に不調があり、トレーニングを続けていくことが困難になってしまったようです。

ボディビル引退後のリーヘイニーの現在

出典:http://npcnewsonline.com/8-time-mr-olympia-lee-haney-the-first-ever-npc-national-champion/315408/

引退後は、1994年にアトランタに移り住み、子供たちを支援するボランティア団体を設立したり、体育とスポーツⅠに関する大統領評議会の議長に任命されたり、ボディビル以外の面でも活躍しました。

現在はアトランタにジムを2つ所有しており、自らのホームページで食事の指導をしたり、オンラインでオリジナルのトレーニングメニューを作成してコーチしてあげる活動などもしています。また、結婚もしており2人の子供を育てる父親としての顔もあります。

リーヘイニーの大会成績

出典:https://www.evolutionofbodybuilding.net/lee-haney-mr-olympia-1984-1991/

1979年 Mr. South Carolina 優勝
1979年 Teen Mr. America 優勝
1979年 Teen Mr. America Tall 優勝
1982年 Junior Nationals Heavyweight & Overall 優勝
1982年 Nationals Heavyweight & Overall 優勝
1982年 World Amateur Championships Heavyweight 優勝
1983年 Grand Prix England 2位
1983年 Grand Prix Las Vegas 優勝
1983年 Grand Prix Sweden 優勝
1983年 Grand Prix Switzerland 3位
1983年 Night of Champions 優勝
1983年 Mr. Olympia 3位
1983年 World Pro Championships 3位
1984年 Mr. Olympia 優勝
1985年 Mr. Olympia 優勝
1986年 Mr. Olympia 優勝
1987年 Grand Prix Germany (II) 優勝
1988年 Mr. Olympia 優勝
1989年 Mr. Olympia 優勝
1990年 Mr. Olympia 優勝
1991年 Mr. Olympia 優勝

リーヘイニーの筋トレについて

出典:https://muscleinsider.com/features/one-one-mr-olympia-lee-haney

3オン1オフのワークアウトプログラム

リーヘイニーが主に行っていた筋トレは『3オン1オフ』というトレーニング方法です。3日間トレーニングをしたら1日休むというワークアウトプログラムで、この方法を利用すると効率的にバルクをつけることができると考えていたようです。

ボディビルの世界では『バルク』は「単純な筋肉の大きさ」、『クオリティ』は「筋肉の形や細かいキレ」を意味していますが、リーヘイニーはこのバルクとクオリティを追求して、ただ単に大きい筋肉をつけるのではなく形の美しさと大きさを求めたので、両方を伸ばすのに効果的なこのプログラムを取り入れていました。

3オン1オフを行う上でのルール

3オン1オフを行う上でのルールはまず、プッシュ系とプル系を取り入れることです。プッシュ系は名前の通り『押す系』の筋トレで、腕や肩、上腕三頭筋などを鍛えることができます。プル系はその逆で引く系のトレーニングで、上腕二頭筋や背中の筋肉を鍛えることができます。

軽い負荷から始め、筋肉が温まっていくにつれて徐々に重量を重くする『ピラミッドセット法』を取り入れることでけがをしづらく安全に筋トレをすることができます。また、バルクをつけたいのであれば6~10回程度の回数にして、無理なトレーニングは厳禁です。筋肉の疲れを感じるときは無理せず、セット数を減らしたりウェイトを軽くしましょう。

一番重要な点は、1セット目から最後のセットまで神経を集中させて丁寧に行うことです。全身の筋肉に神経を集中させて行うことによってけがを避けることもできますし、隅々まで負荷をかけ効率的に筋トレができます。リーヘイニーは「筋肉と心が常につながってなければいけない」というように話していたようです。

(上腕二頭筋の筋トレメニューについては以下の記事も参考にしてみてください)

リーヘイニーの筋トレに対しての考え方

リーヘイニーは筋トレをするにあたって、回数を多く適度な重量という点をポイントに行っていたようです。トレーニングに対し「痛めつけるのではない、刺激するのだ」という言葉を残しており、負荷をダイレクトに筋肉にかけ続け、刺激することが大切だと考えていました。断続的に行うトレーニングはきつさはありますが、精神的にもとても鍛えられる方法です。

1週目はバルクアップ2週目はクオリティを求める

出典:http://www.bodybuilding-pics.com/view/15452/129/Lee-Haney.html

2週間を1つのワークプログラムとして行いますが、1週目と2週目で鍛える部位は同じながらも目的別にトレーニング内容を変えてあります。1週目はバルクをつけるのに特化した内容を組んでいて、比較的重量感のあるメニューが多めになっています。バルクアップが目的なだけあって、実際にやってみるととてもきついメニューですね。

1週目でひたすらバルクアップをした後の2週目は、筋肉の細かい部分を鍛えていくのに特化したトレーニングメニューになっています。若干、1週目よりも内容が多くなっているように感じますが、筋肉に仕上げをするような意味で追い込んでいくのですね。

(バルクアップについては以下の記事も参考にしてみてください)

『1週目』1日目:大胸筋、胸のトレーニングメニュー

出典:http://onceuponaman.blogspot.com/2011/10/who-is-lee-haney.html

ベンチプレス(6−8回)×4セット
フラットベンチダンベルプレス(8−10回)×3セット
インクラインバーベルプレス(6−8回)×4セット
インクラインダンベルプレス(8−10回)×3セット
バーベルカール(6−8回)×4セット
プリーチャーカール(8−10回)×4セット
プレスダウン(10−12回)×4セット
ライイングフレンチプレス(6−8回)×4セット

(バーベルカールの詳しいやり方はこちら)

『1週目』2日目:脚のトレーニングメニュー

出典:https://idakmedia.com/how-to-workout-like-a-bodybuilder-lee-haney-training-tips-from-8x-undefeated-mr-olympia/

レッグエクステンション(12−15回)×4セット
レッグプレス(10−12回)×4セット
スクワット(8−10回)×4~5セット
ハムストリングカール(8−10回)×4セット
スティッフレッグドデッドリフト(8−10回)×3~4セット

(スクワットの詳しいやり方はこちら)

『1週目』3日目:背中、肩のトレーニングメニュー

フロントラットプルダウン(8−10回)×4セット
バーベルローイング(6−8回)×4セット
ケーブルローイング(8−10回)×4セット
ミリタリープレス(6−8回)×4セット
ラテラルレイズ(8−10回)×4セット
アップライトロー(6−8回)×4セット

オフ

3日間のトレーニングが終わったので1日休みが入ります。ここまでの3日間で徹底的に筋肉に刺激を与え続けていきます。筋トレには回復がとても重要なので、オフの日はしっかりと筋肉を休ませます。

『2週目』1日目:大胸筋、腕のトレーニングメニュー

出典:https://muscleinsider.com/features/one-one-mr-olympia-lee-haney

ベンチプレス(6−8回)×4~5セット
インクラインバーベルプレス(8−10回)×4セット
ダンベルフライ(10回)×4セット
ディップス(12−15回)×4~5セット
ケーブルクロスオーバー(12−15回)×3~4セット
バーベルカール(6−8回)×4~5セット
インクラインダンベルカール(8−10回)×4セット
コンセントレーションカール(8−10回)×4セット
プレスダウン(12−15回)×4セット
ワンアームダンベルエクステンション(8−10回)×4セット
リバースワンアームケーブルエクステンション(10−12回)×3~4セット

(詳しいやり方はこちら)

『2週目』2日目:脚のトレーニングメニュー

レッグエクステンション(12−15回)×4セット
レッグプレス(10−12回)×4セット
スクワット(8−10回)×4~5セット
ハムストリングカール(8−10回)×4セット
スティッフレッグドデッドリフト(6−8回)×3~4セット

(レッグエクステンションの詳しいやり方はこちら)

『2週目』3日目:背中、肩のトレーニングメニュー

出典:https://www.thebarbell.com/lee-haneys-best-advice/

フロントラットプルダウン(10−12回)×4セット
バーベルローイング(8−10回)×4セット
ケーブルローイング(8−10回)×4セット
ワンアームダンベルローイング(8−10回)×4セット

オフ

2週目のトレーニングメニューが終了です。2週目のトレーニングメニューはクオリティに特化した内容となっていましたね。1週目と違い、筋肉のキレや細かい部分を鍛えぬいていきました。2週間真似しただけでもかなりきついトレーニングだと実感できそうです。

リーヘイニーの食事・栄養摂取について

出典:https://fitnessvolt.com/16633/lee-haney-profile/

リーヘイニーの食事の摂り方

リーヘイニーは「激しいトレーニングをするならたくさん食べなければいけない」という考えを持ち、常に筋肉に栄養を送り続けるために1日5食の食事を摂っていました。「クオリティの高いからだを作るならクオリティの高いものを」とも考えていたため、食事の回数だけでなく『内容』にもこだわっていたようです。

現在は様々なサプリメントなどを活用して、より効率的に筋肉に栄養を与えることができるような時代になっていますが、当時は今ほどサプリメントなども種類豊富ではなかったため、食事からの栄養分が非常に大切でした。ビタミンやプロテインなどのみ活用して、残りは食事から栄養を摂っていたようです。

オンシーズンの実際の1日の食事メニュー

1食目 全卵1~2個、卵白6個、オートミール1カップ、パイナップル、コーヒー
2食目 鶏むね肉2枚、ほうれん草、パイナップル、じゃがいも1個
3食目 全粒粉パンケーキ、コーヒー
4食目 鶏むね肉、野菜、玄米、パイナップル
5食目 果物を入れたオートミール1杯

実際の食事メニューをみると、卵や鶏むね肉などでしっかりとたんぱく質を摂取して、低カロリーな全粒粉パンケーキなどで炭水化物も摂ったり、バランスよく栄養を摂取できるようなメニューになっています。筋トレ前にカフェインを摂取することで脳を活性化させてくれる働きもあるため、コーヒーを合わせているのもポイントです。

リーヘイニーのステロイドの使用について

リーヘイニーの活躍していた時期のボディビルダーは、トレーニング重視をしつつ試合前に少しだけステロイドを使っていたと言われています。このことからリーヘイニーもステロイドは使用していた可能性が高いと推測できます。

リーヘイニーの私生活について

出典:https://www.atlantamagazine.com/health/eight-time-mr-olympia-lee-haney-returns-to-the-site-of-his-iconic-gym/

2児の父としてのリーヘイニーの顔

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My Greatest Achievements. Happy Fathers Day around the world:pray:

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リーヘイニーは結婚して二人の子供がいます。リーヘイニーの公式SNSなどに二人の子供を抱っこして満面の笑みを浮かべる良き父親としてのリーヘイニーの写真などもアップされています。奥様とラブラブの2ショット写真などもアップされているので、とても仲の良い夫婦生活を送っているようですね。

リーヘイニーの筋肉を拝める画像集!

出典:https://www.dynamitemusuko.com/entry/lee-haney
出典:https://www.pinterest.jp/pin/374713631469328868/
出典:https://ameblo.jp/tkoshi/entry-10601223504.html
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出典:https://www.dynamitemusuko.com/entry/lee-haney
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出典:https://www.dynamitemusuko.com/entry/lee-haney
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出典:https://yyokota.wordpress.com/2012/04/22/%E8%83%B8%E8%83%8C%E4%B8%AD/
出典:https://plaza.rakuten.co.jp/youtuumoti/diary/?PageId=27&ctgy=1
出典:http://muscle-intelligent.com/?p=301
出典:https://www.dynamitemusuko.com/entry/lee-haney
出典:http://www5b.biglobe.ne.jp/~on-line/maniac/file/otakara.html
出典:http://www.criticalbench.com/Lee-Haney.htm

リーヘイニーの筋肉を目指してみよう

オリンピア8連覇を遂げたリーヘイニーの現在までの様子や食事メニュー、強靭な筋肉を作るためのトレーニングメニューなどをご紹介しました。少量のステロイドは使用していたかもしれませんが、サプリメントが少なく、プロテインぐらいしかなかった時代でもあれだけの肉体に仕上げる徹底っぷりに驚きですね。ぜひ目指してみてください。