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『フィルヒース』とは
生年月日 | 1979年12月18日 |
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出身地 | USAワシントン州シアトル |
身長 | 175cm |
体重 | 109~125kg |
SNS | インスタ、フェイスブック、ツイッター |
腕・脚・胸など、どの筋肉を見ても世界レベルのボディビルダーとして知られているフィルヒース。そんなフィルヒースですが、実は身長は175cmとあまり高い方ではありません。そのため、なぜ世界的に有名なボディビルダーになれたのか気になるという方もいるのではないでしょうか。
フィルヒースの大会成績や食事内容、筋トレについて紹介しますが、まずはフィルヒースの生い立ちについてチェックしてみましょう。
フィルヒースの生い立ち
まずはフィルヒースの生い立ちについて細かく分けて紹介します。世界レベルの筋肉を持つフィルヒースはどんな生い立ちなのか見てみましょう。
幼少期
1979年12月にワシントン州シアトルで生まれたフィルヒースは、幼いころから運動が好きな少年でした。しかし、両親は共働きで忙しく、フィルヒースは料理や掃除など家のことを幼いころから自分でやっていたのです。
高校~大学時代
アクティブ少年であったフィルヒースは子供のころにバスケットボールをはじめ、高校生になると学校のバスケットボールチームに入りシューティングガードを務めていました。ボディビルダーとして知られているフィルヒースなので、バスケットボールを長年プレイしていたことに驚く方は少なくありません。
大学生になるとスポーツ奨学金でコロラド州のデンバー大学に入学します。フィルヒースはスポーツ奨学金で大学に入ることができるほどバスケットボールが上手だったのでしょう。そんなフィルヒースはバスケットボールに必要なジャンプ力を鍛えるため、補強運動としてウェイトトレーニングを始めるのです。
ちなみに、フィルヒースは経営学とITについて大学で学んでいました。バスケットボールだけではなく、勉学にもしっかりと取り組んでいたそうですよ。
ボディビルダーを目指す
大学に入ってもバスケットボールを続けていたフィルヒースですが、自分にはバスケットボールの才能がないと感じ始めます。そんなときにボディビルダーについて考えだすのです。地元のトレーニングジムで働いていたフィルヒースは、筋肉発達に効果のあるトレーニングや栄養、サプリなどについての勉強を始めます。
そこから3年ほどボディビルダーを目指しながら筋トレ・食事の徹底を続けたところ、フィルヒースは体脂肪6%で97kgの体をゲットしたのです。3年でボディビルダーの体を手に入れたのは、フィルヒースの努力の成果でしょう。
チャンピオンになる
2003年になるとフィルヒースは大会に初めて出場します。初めて大会に出場したフィルヒースですが、なんとこの大会で優勝します。さらに、優勝だけではなくパフォーマンスが認められ、「The Gift」と呼ばれるようになるのです。
この「The Gift」とは「天から与えられた男」という意味です。この大会で優勝したフィルヒースはその後、多くの大会に出場し注目を集めるようになります。2008年には世界最高レベルのボディビル大会として知られているミスターオリンピアに出場し、3位という輝かしい成績を残します。
毎年ミスターオリンピアに出場するようになるフィルヒースは2011年に優勝を果たすのですが、なんと2017年までに7連覇を達成し、アーノルド・シュワルツェネッガーの優勝回数に並んだのです。
現在
2017年に成績がアーノルド・シュワルツェネッガーと並んだフィルヒースは、2021年現在でもボディビルダーとして活躍しています。また、ボディビルダーについてのDVDを5枚リリースしたり、「Generation Iron」というボディビルダーの映画に出演するなど幅広く活躍しているのです。
フィルヒースの大会成績
2003 NPC Colorado State, Light-Heavyweight:1位
2003 Northern Colorado State, Novice, Light-Heavyweight:1位
2003 Northern Colorado State, Novice, Light-Heavyweight:1位
2004 NPC Colorado State, Heavyweight:1位
2005 NPC Junior Nationals, Heavyweight:1位
2005 NPC USA Championships, Heavyweight:1位
2006 Colorado Pro Championships:1位
2007 Arnold Classic:5位
2008 IFBB Iron Man:1位
2008 Arnold Classic:2位
2008 Mr. Olympia:3位
2009 Mr. Olympia:5位
2010 Arnold Classic:2位
2010 Mr Olympia:2位
2011 Mr. Olympia:1位
2011 Sheru Classic:1位
2012 Mr Olympia:1位
2012 Sheru Classic:1位
2013 Mr. Olympia:1位
2013 Arnold Classic Europe:1位
2014 Mr. Olympia:1位
2015 Mr Olympia:1位
2016 Mr Olympia:1位
2017 Mr Olympia:1位
2018 Mr Olympia:2位
フィルヒースの筋トレについて
世界で活躍しているフィルヒースですが、トレーニングメニューは基本的に長年変えていません。フィルヒースは新しいトレーニングメニューや奇抜なトレーニングメニューは取り入れず、基本的なメニューを忠実に行うという考えがモットーです。
そんなフィルヒースは実際にどんなトレーニングメニューを行っているのでしょうか。それでは、フィルヒースが実際に行っているトレーニングメニューやセット数についてチェックしてみましょう。
1日のトレーニング時間
フィルヒースは基本的に1日のトレーニング時間を70~90分程度としています。この時間内に筋肉を限界まで追い込むので、長い時間をとることは必要ないとしているのです。ダラダラ長い時間トレーニングをするよりも、短い時間で筋肉を追い込むことがフィルヒースの筋肉をゲットする秘訣のようですね。
月曜日:脚
・レッグカール:4セット
・レッグデッドリフト:4セット
・シーテッドレッグカール:7セット
・カーフレイズ:4セット
・シーテッドカーフレイズ:7セット
・エクステンション:4セット
・フロントスクワット:4セット
・レッグプレス:3セット
・ハックスクワット:7セット
(正しいやり方を見たい方はこちら)
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出典:Slope[スロープ]
火曜日(胸・三頭筋)
・ダンベルインクラインプレス:4セット
・ダンベルインクラインフライ:4セット
・ハンマーストレングスベンチプレス:3セット
・ペックデック:7セット
・プッシュダウン:3セット
・ディップス:3セット
・ベンチプレス:3セット
・トライセップエクステンション:7セット
(正しいやり方を見たい方はこちら)
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出典:Slope[スロープ]
(トレーニングの様子を動画で見たい方はこちら)
水曜日:(休み)
筋肉を発達させるためには毎日筋トレを行うのではなく、休んで回復させることも重要です。
木曜日(背中・二頭筋)
・ワイドグリッププルアップ:3セット
・懸垂:3セット
・Tバーロウ:4セット
・ベントオーバーロー:4セット
・ダンベルロー:3セット
・アームプルダウン:7セット
・EZバーカール:3セット
・ハンマーカール:3セット
・コネクションカール:3セット
・プリッチャーカール:7セット
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(トレーニングの様子を動画で見たい方はこちら)
金曜日(肩)
・スミスマシンミリタリープレス:4セット
・ダンベルフロントレイズ:4セット
・アップライトロー:4セット
・ダンベルラテラルレイズ:7セット
・ダンベルシュラッグ:4セット
・バーベルシュラッグ:4セット
(正しいやり方を見たい方はこちら)
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出典:Slope[スロープ]
フィルヒースの食事・栄養摂取について
フィルヒースは筋トレだけではなく、もちろん食事・栄養摂取についても徹底しています。フィルヒースはなんと1日7回の食事を行っているのです。その中でも特にタンパク質を積極的に摂ることを意識しています。
それでは、オフシーズンとオンシーズの食事内容について見てみましょう。
1日の食事(オンシーズ)
1食目:卵白2.5パック オートミール1カップ
2食目:鶏むね肉340g 玄米1合 蒸し野菜
3食目:ヒレステーキ340g さつまいも1個
4食目:ヒレステーキ340g さつまいも1個
5食目:鶏むね肉340g 玄米1合
6食目:ティラピア340g 蒸したブロッコリー
7食目:ティラピア340g 蒸したブロッコリー
1日の食事(オフシーズン)
1食目:卵白2.5パック 鶏むね肉340g 白米1合
2食目:牛赤身ステーキ340g 白米2号
3食目:ヒレステーキ340g 全粒粉パスタ226g
4食目:ヒレステーキ340g ジャガイモ283g
5食目:鶏むね肉340g ほうれん草1カップ
6食目:牛赤身ひき肉340g ブロッコリー1カップ
7食目:アーモンドバター大さじ2杯 ホエイプロテイン
プロテインについて
フィルヒースはオンシーズ・オフシーズン関わらず、トレーニング前にはプロテイン・サプリを摂取しています。トレーニング前にフィルヒースが摂取しているのはプレワークアウトサプリとホワイプロテインです。
ちなみに、フィルヒースはステロイドを使用しているという噂がありましたが、実際に使用しているのかはわかっていません。ステロイド使用の噂があるフィルヒースですが、ボディビルファンは使用してないという考えの方が多いようです。
(飲みやすいプロテインのおすすめランキングについては以下の記事も参考にしてみてください)
【飲みやすい】プロテインおすすめランキング10選!味に特化して厳選紹介!
出典:Slope[スロープ]
フィルヒースは多くの名言も残している?
フィルヒースは大会成績が優秀なだけではなく、多くの名言も残しています。スピーチの中でフィルヒースは心に刺さる名言を残しているので、どんな名言があるのか見てみましょう。
「多くの人が「あいつは遺伝子がやばい」とか何とか言ってる。そんなの忘れろ。俺はめちゃくちゃ努力してきた。」
「俺はめちゃくちゃ考えて筋トレしてる。他のやつが何を考えようが、自分のやり方で結果が出てるなら関係ない。」
フィルヒースの名言からは努力をしてきた過程が感じられますね。フィルヒースのようにたくましい体をゲットしたい方は、この名言を心に刻んで筋トレに取り組みましょう。実際にフィルヒースがミスターオリンピアで7連覇をしたときのスピーチが感動するので、ぜひチェックしてみてくださいね。
(実際のスピーチを見たい方はこちら)
(筋トレの名言については以下の記事も参考にしてみてください)
筋トレの名言30選!モチベ向上&面白い迷言別に紹介!日本〜海外まで徹底網羅!
出典:Slope[スロープ]
フィルヒースの私生活について
2007年6月23日にフィルヒースはジェニー・ジャクソンと結婚しました。しかし、8年後の2015年に2人は離婚してしまうのです。ちなみに、現在は新しい彼女とのラブラブな様子をインスタにアップしています。しかし、彼女についての情報は公開していないようです。
フィルヒースの筋肉を拝める画像集!
フィルヒースの生い立ち・筋トレメニュー・食事について紹介しましたが、フィルヒースの実際の筋肉を拝みたいという方は多いでしょう。そこで、ここからはフィルヒースの筋肉を拝むことができる画像集を紹介します!
フィルヒースの筋肉を目指してみよう
背中・前腕・太ももなど全ての筋肉が完璧なフィルヒースについて紹介しました。フィルヒースは完璧な肉体美をキープするため、筋トレ・食事を徹底しています。理想の筋肉をゲットしたいという方は、フィルヒースのトレーニング・食事・考え方を取り入れてみてくださいね。