ボディメイク

脚トレ神『トムプラッツ』特集!和訳の伝説スクワット解説〜名言集まで紹介!

2020年09月05日

尋常ではない追い込みのスクワットが有名で『脚トレの神』と崇められているトムプラッツを知っていますか?今回は、トムプラッツの生い立ち、筋トレ・食事、名言&画像集まで詳しく紹介します。この記事を観るだけで筋トレのモチベーションが上がるので、トレーニーの方はぜひ参考にしてみてください。

『トムプラッツ』とは

出典:https://twitter.com/iamojsn/status/1199918714222596097/photo/1
生年月日1955年6月26日 (年齢 65歳)
出身地アメリカ合衆国 オクラホマ州 フォート・シル
身長172cm
体重98kg

トムプラッツとは1980年代に活躍したボディビルダーです。この時代のボディビルダーは脚があまり発達しない傾向があったのですが、トムプラッツの下半身は異常にデカく脚トレの神と崇められていました。

さらに指導者の立場の時は、脚トレ中に危機迫った声かけで鼓舞することからGodfatherをもじり『Quadfather』とも呼ばれていました。『Quad』とは大腿四頭筋のことを言います。

以降ではトムプラッツについてさらに深ぼって解説していきます。まずは、トムプラッツの生い立ちから確認していきましょう。

(自重トレの神と呼ばれたフランクメドノについては以下の記事も参考にしてみてください)

トムプラッツの生い立ち

出典:http://summerof42.blog.fc2.com/blog-entry-24.html

怪物級の脚を持つトムプラッツですが、このような筋肉をどのようにして手に入れたのか気になる方も多いでしょう。まずは、そんな彼の少年期をどう過ごしていたのか確認していきましょう。

少年期

トムプラッツは1955年にアメリカのオクラホマ州で生まれました。そして、すくすくと成長し9歳を迎えた時に、当時ボディビルダーとして活躍していたデープ・ドレイパーという選手の写真がたまたま目に入り衝撃を受けます。トムプラッツが筋トレにのめりこんだのはこの出来事がきっかけでした。

その後は、どんどん筋トレにハマっていきアーノルドシュワルツェネガーなどのボディビルダーに憧れて自身もボディビルの世界を目指すことを決心しました。

本格的な筋トレの開始

トムプラッツは筋トレを始める前から恵まれた体格をしており、15歳を迎える頃には身長172cm、体重74kgと同世代と比べてもかなりデカい体でした。そんなトムプラッツの才能を見込んだあるジムのオーナーがトレーナーとして雇うことにします。

このような才能を持っていて後に『脚トレの神』と崇められるトムプラッツですが、背中に持病があり当初は脚トレは全く行っていなかったのです。さらに、体が大きいながらも脚だけ細かったのもありチキンレッグとも言われていました。

しかし、ジムにトレーナーとして働くことになったと同時に周りの人たちからスクワットを教えてもらい、脚トレをスタートしました。しかし、後のトムプラッツを知っていると考えられませんが、この時期の脚トレはスクワット3セットのみです。

脚の覚醒

高校卒業後は異なるジムに入会しトレーニングを積みます。このジムにはウェイトリフターが多数いる環境で、彼らはトムプラッツの脚トレに才能を感じスクワットのやり方を一から叩き込みました。

その後も指導を受けながら本格的な脚トレに励んでいると、チキンレッグと呼ばれてたのが考えられないほどの脚に成長しました。当時はスクワットを行うとウエストが太くなったり悪影響があると言われており、その中で尋常じゃないハードなスクワットを行っていたトムプラッツは周りの人から変な目で見られていました。

しかし、怪物級の脚はもちろんのことウエストもしっかり絞れていてバランスの良い体をしているトムプラッツを見て、周りの人たちもスクワットをやり始めてどんどん推奨されていったと言う話もあります。

ボディビルダーとしてのキャリアスタート

その後、ハードな筋トレを継続してついにボディビルダーとしてデビューし好成績を残していきます。主な大会成績は下記の通りです。

1979年:ミスター・オリンピア 8位
1980年:ミスター・オリンピア 9位
1980年:Mr. ユニバース 2位
1981年:ミスター・オリンピア 3位
1982年:ミスター・オリンピア 6位
1984年:ミスター・オリンピア 10位
1985年:ミスター・オリンピア 7位
1986年:ミスター・オリンピア 11位
1987年:デトロイトプロ 6位

ボディビルの最高峰の大会『ミスターオリンピア』での優勝経験はありませんが、多数の大会で上位に名を連ねる好成績を残しています。当時のボディビルダーは脚が弱い傾向があったので、トムプラッツの桁違いの脚は脚光を浴び有名でした。現在でも脚の筋肉が凄いボディビルダーとして真っ先に挙げられます。

引退後

トムプラッツは運動生理学やビジネス系の修士号を持っており、引退後の現在は大学での講義や、ボディビルのに関するセミナーなどを行っています。さらに、60代ながらもインスタグラムアカウントを持っており、充実した姿が多く見られます。

トムプラッツの伝説の脚トレについて

トムプラッツは『脚トレの神』と崇められており、多数のトレーニング指導動画が残っています。この動画ではトムプラッツ流スクワットのイロハが集約されているので、脚の筋肉を成長させたい方は必見です。動画をみるのは面倒とい方は、要点を下記にまとめたので確認してみましょう。

・上体を下ろす時に鼻の軌道は前ではなく、真下を意識する。

・お尻と下背部の筋肉は一切使用せず、大腿四頭筋を使う。

・トムプラッツは脚トレでお尻を使ってしまわないように、尻トレは一切やらない。

・初心者はマシンを使いがちだが、最初こそスクワットを行うべき。バランさがトレなく恐怖を覚えるかもしれないが、そのリスクことが筋トレの効果を上げるポイント。

・レップ数は数えない。自分の中で限界だと思う回数+5回行う。

・20〜40レップは通して集中ができないので、頭では5回で区切り全ての動作に集中する。

・高重量のことばかり考えて高回数行えないのはボディビルの体を目指すには逆効果。高重量をとにかく高回数行うことが足を筋肥大させるポイント。

・最後に5%も余力を残すのはNG。倒れても立ち上がって続けるべき。

上記の要点だけ見ても恐ろしいほどの追い込みですね。現に動画を見てみると指導を受けている方が死にそうになってスクワットをしている風景が印象に残ります。動画を観れば脚トレに関する概念が変わるので、面倒くさがらず一度観てみましょう。


トムプラッツのその他の筋トレについて

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Tom_Platz.jpg

トムプラッツは脚トレに注目されがちですが、その他の筋トレの追い込み具合も尋常ではありません。そこで今回は、各筋肉部位に分けて筋トレメニューを紹介していきます。

胸・三角筋前部・中部(肩)の筋トレメニュー

ベンチプレス:5セット
ダンベルベンチプレス:12セット
ダンベルフライ:5セット
サイドレイズ:3セット
アップライトロウ:6セット
ケーブルサイドレイズ:3セット

(ベンチプレスのやり方については以下の記事も参考にしてみてください)

背中・三角筋後部(肩)の筋トレメニュー

懸垂:6セット
ベントオーバーローイング:6セット
ケーブルローイング:6セット
ダンベルプルオーバー:4セット
バックプレス:10セット
リアレイズ:4セット

(ダンベルプルオーバーについては以下の記事も参考にしてみてください)

腕の筋トレメニュー

ダンベルカール:6セット
バーベルカール:4セット
ナローベンチプレス:6セット
ケーブルプレスダウン:4セット

(ダンベルカールのやり方については以下の記事も参考にしてみてください)

脚の筋トレメニュー

スクワット:10セット
ハックスクワット:5セット
レッグエクステンション:8セット
レッグカール:8セット
カーフレイズ:3セット
マシンカーフレイズ:3セット

(レッグカールのやり方については以下の記事も参考にしてみてください)

トムプラッツの筋トレのまとめ

脚トレの解説をした際にも触れましたが、トムプラッツは自分の思う限界の+5回を行うことを心がけています。ここまで1セットを追い込んでいるとセット数が減ってしまってもおかしくないですが、スクワットも10セット行っており驚愕ですね。

ただ、無闇に限界まで追い込んでいるわけではなく、しっかりとした知識と正しいフォームを習得しているからできる方法です。トムプラッツに憧れを持つ方は、トムプラッツの指導動画を何本も確認してからトレーニング方法を真似るようにしましょう。そうしなくては100%と言い切れるほど怪我をしてしまいます。

トムプラッツの食事・栄養摂取について

出典:https://www.bodybuilding.com/fun/tom_platz_interview2.htm

トムプラッツの食事・栄養摂取は、昔はサプリメントなどが豊富ではなかったので食事から摂っていました。下記がトムプラッツのが実際に摂取していた食事メニューです。

朝食

・トースト
・バター
・牛乳

昼食

全卵5個
ハンバーガー
トマト
パン2枚

間食

チーズ
ビスケット
牛乳

夕食

カッテージチーズ×牛肉×ナッツのサラダ
パン
バター

夕食後

・アイスクリーム
・ナッツ

上記の他にプロテインを摂取して、食事で補いきれないタンパク質量をカバーしています。

トムプラッツのステロイド使用疑惑

ボディビルダーには必ずと言って良いほどかけられるステロイド使用疑惑ですが、同時期に活躍していたアーノルドシュラルツェネガーが使用を認めているためトムプラッツも使用していたのではと言われています。

しかし、トムプラッツの筋トレを見ればわかりますが彼の怪物級の脚を筆頭にした体は、尋常ではないトレーニング量から生まれているものです。ほとんどのボディビルダーはステロイドを使用していたとしても、彼らの肉体のほとんどは筋トレや食事などの努力によって作られていることを忘れてはいけません。

トムプラッツの名言集

出典:https://www.pinterest.jp/pin/187462403215260786/

トムプラッツはトレーニー達が心得るべき名言を多数残しています。読むだけでトレーニングのモチベーションが高くなるので確認していきましょう。

トムプラッツのモチベーションがあ上がる名言一覧

「スクワットは私にとって、1つのスポーツその物だった。スクワットラック、、、生死を決める場所がそこだ」

「ジムには常にあと、5レップ残っている。もうこれ以上できないと思うだろうが、そこからまだ5レップ残っているんだ」


「私は運なんて信じない。運は、自分で掴むものだ。」



「ほとんどの人々は、何をするか?何を食べるか?までは持っているが、何を考えるか?を忘れている」

「ジムを敗者のまま去ってはならない。トレーニングに向かった時、トム・プラッツが敗者のまま終わるという事実は、何にもまして受け入られないことであり、それを受け入るなら死んだほうがましだ」


「人は誰もが、何かを成し遂げる力を持っている。この道を選んだのは君自身だ。成し遂げろ。失敗なんて恐れるな。誰も君に興味はない。今すぐに始めろ。寄り道をするな。言い訳もするな。



「信仰心に勝る物なし。私と他の人々の違いは、私のほうが誰よりも渇望していた。遺伝的には決して恵まれていなかった。しかし、毎回己自身に勝つ事だけを集中していた.。そしてそこに毎日感謝している」


「ただ与えられたセットやレップをこなすんじゃない。芸術家は、作品と心で対話するものだ。真のボディビルダーは、筋肉を肥大させるんじゃない。筋肉を創り上げるものだ。数字で筋肉は創れない。ロボットになるな。」



「ジムで鍛え上げられた、メンタリティは外でも通用する」

「やると決めたなら、やらなきゃいけないんだ。途中で投げ出すな。ジムでは、絶対に自分を貫き通さなければならない。どんな時でも、自分を鼓舞できる人間こそが、最後に勝利を掴む。」


トムプラッツの筋肉を拝める画像集!

出典:https://www.facebook.com/myfithagi/photos/pcb.1133708113480272/1133708040146946/?type=3&theater
出典:https://www.facebook.com/myfithagi/photos/pcb.1133708113480272/1133708013480282/?type=3&theater
出典:https://ameblo.jp/bushido-hudoushin/entry-11188021419.html
出典:https://ameblo.jp/bushido-hudoushin/entry-11188021419.html

トムプラッツの筋肉を目指してみよう

トムプラッツの生い立ち、筋トレや食事、名言&画像集まで詳しく紹介してきました。この記事を読んだだけでモチベーションが上がって、すぐに脚トレを行いたくなったのではないでしょうか?前途した通り闇雲に真似ても怪我をしてしまうので、しっかりとトムプラッツの指導動画を確認して正しい知識をつけてからからトレーニングを行いましょう。