サイヤマングレートがステロイド使用を認めた?
サイヤマングレートは、確かにステロイドを使っています。しかしそれは、湿疹の治療薬であり、日本アンチ・ドーピング機構JADA公認のステロイドです。最初に湿疹が出た時には、ドーピング検査に引っかかる事を恐れてステロイドを使用していない薬を処方してもらったのですが、湿疹は治まらず、やむなくステロイド入りの薬を使用したのです。
湿疹は皮膚の表面にかゆみを伴う炎症が起きる病気で、ステロイドが含まれる軟膏などを塗って治療します。最初はステロイドを使っていない薬を使用していたサイヤマングレートですが、医者にこれでは治らないと言われ、酷いかゆみに耐えられないので、医者に禁止薬物ではないと確認をとって使用することにしたのですが、念のため自分で調べました。
サイヤマングレートは禁止薬物を使いたくなかったため、アンチドーピング講習会を受け、薬が禁止薬物に当たらないのか、JADAのサイトで調べ、大丈夫ということを確認してから使用しました。実際は尿検査を行っているのはJBBFだけのため、それ以外の大会ではバレないのですが、サイヤマングレートとしては、ドーピングは許せないようです。
(トレーニーのステロイド疑惑については以下の記事も参考にしてみてください)
jinさんのステロイド疑惑の真相を暴露!注射器画像などの根拠を紹介!
出典: Slope[スロープ]
サイヤマングレートがステロイド使用を疑われる理由
なぜサイヤマングレートはステロイドによるドーピングを疑われるのでしょう。その理由は、サイヤマングレートの見事すぎる肉体と成長速度にあります。ステロイドによるドーピングを疑われる程の腹筋とベンチプレスの成長速度は驚異的で、腹筋はまるで手りゅう弾のようだと言われ、ベンチプレスは1年で20kgも最大重量が上がりました。
サイヤマングレートの腹筋は、腹筋だけなら世界一と自称するほどの見事な腹筋で、他のトレーニーと比較しても明らかに異質です。また、ベンチプレスの成長速度も、上級者になればなるほど壁にあたり、成長が遅くなると言われる中、驚異的な成長ぶりといえます。
ここまでの腹筋とベンチプレスの成長は確かににわかには信じがたいでしょう。筋肉が成長している人はステロイドを打っていると言われることが多く、多くの有名トレーニーがステロイド疑惑をもたれています。サイヤマングレートも例外ではなく、疑いを持たれています。そんな凄すぎる腹筋とベンチプレスの成長とはどういうものなのでしょう。
(ベンチプレスについては以下の記事も参考にしてみてください)
ベンチプレスの『日本記録』特集!男性・女性のフルギア・ノーギア別に紹介!
出典: Slope[スロープ]
腹筋が凸凹すぎる
毎日腹筋3000回もやらなくてもアブローラー毎日50回くらいやってたらこうなる!! pic.twitter.com/NIN8msuPEj
— サイヤマングレート (@greatsaiyaman02) December 13, 2019
サイヤマングレートの腹筋の凸凹はまるで手りゅう弾のようです。ここまでの凸凹はなかなかないですね。本人曰く、アブローラーでここまでの腹筋を作り上げたのだとか。しかしここまでの腹筋をアブローラーのみで作り上げたというのは、にわかには信じがたく、それがステロイドを使用してドーピングをしているのではないかと疑われる原因になっています。
ステロイドを使用して筋トレをすると、バブルガットと言われる腹がパンパンに膨れる状態になるとも言われていますが、その兆候はみられません。この凸凹具合はバブルガットとは無縁です。ステロイド以外にも原因があるともいわれていますが、ステロイド系の薬物の影響が有力と言われていることから、ステロイドは使用していないと考えられます。
サイヤマングレートの腹筋の基礎はアブローラーで作られたものですが、それだけではありません。まずアブローラーを日本記録を持つまでに極め、その後は他のトレーニングを熱心に行っています。サイヤマングレートはトレーニングが楽しいと言っており、筋トレが本当に好きなのです。そして研究熱心でもあり、効率よく鍛えているからこその腹筋です。
(アブローラーについては以下の記事も参考にしてみてください)
腹筋ローラーが最強と言われる理由は?初心者〜上級者向けのメニュー&やり方
出典: Slope[スロープ]
ベンチプレスの成長速度が早すぎる
サイヤマングレートは、わずか1年でベンチプレスの最大重量が20kg増えました。初心者ならあり得ますが、すでに最大145kgの上級者が1年で20kgは驚きの早さです。これも、ステロイドを使用しているのではないかといわれる理由の1つです。しかし、動画でこの成長速度の理由を説明しています。
まずホームジムにしてトレーニングの頻度が増えたこと、そして、フォームをトップレベルの人たちに教わり改善、リストラップを着用して手首の安定性を増した、81cmラインに薬指を引っ掛けていたのを一般的な人差し指に変えた、液体チョークを使うようになったということが挙げられると説明しています。多くの改善努力をしているのですね。
以上のように、サイヤマングレートはさまざまな努力を重ねており、ステロイドに頼らなくても筋肉を成長させる努力を惜しんでいません。ベンチプレスの成長速度は研究と努力によるものであり、ステロイドを使用しているからではないということが分かります。
(ベンチプレスについては以下の記事も参考にしてみてください)
ベンチプレス世界王者『児玉大紀』特集!300kgを挙げる練習〜フォームまで網羅解説!
出典: Slope[スロープ]
サイヤマングレートのステロイドに関する考え
サイヤマングレートは、動画ではっきりドーピング反対派であることを表明しています。サイヤマングレート曰く、ドーピングには、うっかりドーピングとガチのドーピングがあると言います。うっかりドーピングとは、禁止されているステロイド等が入っているとは知らず、病気の治療のために禁止薬物の入った薬物をうっかり飲んでしまったというケースです。
それもサイヤマングレートとしては本人が悪いという考えで、禁止薬物に対して知識を蓄え、摂取しないように注意しています。例えば喉アメに入っている場合もあり、摂取する前に調べてから摂取しています。一度便秘の治療のためにイチジクカンチョウを使おうとして、寸前で禁止薬物が入っていることに気づき、使うのをやめました。
ガチのドーピングに対してはさらに手厳しく、一度ドーピングを行った選手は大会に出て欲しくない、ドーピングで普通では無理な状態までいった人間が再度薬が抜けてから出場するのはクリーンじゃないと言っています。また、自分程度の肉体でステロイドを使っているのはしょぼいとも言っていますし、ドーピングはダサいと考えています。
サイヤマングレートの筋肉はステロイドではなく努力の賜物
背中が盛れました。
— サイヤマングレート (@greatsaiyaman02) November 18, 2020
まだ絞れる
体重無くなっちまうわ pic.twitter.com/2RABBkRo60