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筋トレ・運動の知識

【ダンベルプレス・ベンチプレスの重量換算】

2021年01月25日

これから筋トレを始める初心者の方向けに、平均的なトレーニング回数や、重量が上がらない場合のフォームの見直し方についてわかりやすく解説しています。また、ダンベルプレスやベンチプレスの最適な重量がわかる換算表もあるので、目安として参考にしてください。

【監修】パーソナルトレーナー 高津諭

トレーニング指導歴22年。大阪・兵庫を中心に活動するパーソナルトレーニングを提供しています。現在、全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会のマスタートレーナーとして、またJOTスポーツトレーナー学院の校長として後進の育成、指導にも尽力している。HP / ブログ / Twitter

ダンベルプレスの最適な重量設定はどれくらい?

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これから筋トレを始めようと考えている初心者の方は、最初に何キロのダンベルを使用したらよいか悩むのではないでしょうか。使用するダンベル重量の目安は、実はトレーニングの目的によって異なります。

筋肥大を目的とする場合は、高負荷トレーニングが基本です。6~10回で限界になるくらいの重量設定を考えますが、最大の筋肥大を求める場合は、1~6回で限界になる重量設定にします。

ただし、初心者の方や筋持久力のアップを目的にする方は15回で限界がくるくらいの重量設定を1セットで考えましょう。一般的な体重の男性(体重60~70キロ)であれば片方10~15キロ程度の低重量のダンベルから始めるのがおすすめです。セット数は3回を目安に考えてください。

ダンベルプレスとベンチプレスの重量換算

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ベンチプレスを持ち上げられる回数からMAXどのくらい持ち上げられるかを計算できるRM換算方法は有名ですが、ダンベルプレスとベンチプレスを同レップで比較する換算方法は実はあまりありません。ダンベル両方の重さより10キロ重く感じる程度、もしくはダンベル両方の1.1~1.2倍程度ともいわれます。例えば、片方ダンベルベンチ30キロで換算すると、

・ダンベルプレス30キロ×2+10キロで、ベンチプレスだと70キロ
・ダンベルプレス30キロ×2×1.2倍で、72キロ

というような具合です。これらはどちらも同レップ換算なので、ダンベルプレス30キロで5レップした場合、ベンチプレスも70キロで5レップできるというのが理屈上の考え方です。これらの換算方法は、どちらかというと個人の感覚に近いものではありますが、一つの目安となります。下記の換算表をご参考ください。

ダンベルプレスの重量(片方)ベンチプレスのMAX重量
10キロ24キロ
15キロ36キロ
20キロ48キロ
25キロ60キロ
30キロ72キロ
35キロ84キロ
40キロ96キロ
45キロ108キロ
50キロ120キロ

この換算表は、ダンベル両方の1.2倍で計算したものですが、初心者の方は、1.1倍で計算してもいいですね。

ダンベルプレスの回数とベンチプレスのMAX重量換算

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一方で、ダンベルプレス10回をあげられる重量(片方)の3倍がベンチプレスのMAX(目安)で、この換算方法はよく知られています。

例えば、片方30キロのダンベルを10回3セットできるのであれば、MAX90キロのベンチプレスをあげられると換算できます。

筋トレ初心者の方も、より重量を扱え、大胸筋を高負荷で鍛えられるベンチプレスは目標にするといいですよ。重量の大きいほうがより効果的に筋力を鍛えられますので、こちらの換算方法を参考にして、ベンチプレスにもチャレンジしてみましょう。下記に換算表を掲載しておきます。

ダンベルプレスの10RMの重量(片方)ベンチプレスのMAX重量
5キロ15キロ
10キロ30キロ
15キロ45キロ
20キロ60キロ
25キロ75キロ
30キロ90キロ
35キロ105キロ
40キロ120キロ
45キロ135キロ
50キロ150キロ

初心者や、トレーニングが久しぶりの方、この換算方法の重量がきついと感じた場合は、少し重量を下げてトライしてください。

(ベンチプレスについては以下の記事も参考にしてみてください)

ダンベルプレス・ベンチプレスの重量が上がらない場合はフォームを確認

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これまで換算方法の目安について紹介してきましたが、思った以上にダンベルプレスやベンチプレスの重量が上がらないという方は、正しいフォームでトレーニングができていない可能性があります。正しいフォームでのトレーニングは怪我を防ぐ効果はもちろん、筋トレ効率を大幅にあげてくれます。

筋肉に高負荷をかけることも大切ですが、正しいフォームでトレーニングを行うことがとても重要となってきます。ここではダンベルプレス、ベンチプレスに分けて、正しいフォームについてのチェックポイントを解説していきます。

(怪我の予防効果のある動作を身につけることができるヒップヒンジについては以下の記事も参考にしてみてください)

ダンベルプレスの正しいフォーム