ボディメイク

トレーニングアイテム

チンニングスタンドは『自作』がコスパ最強!購入不要で邪魔にならない!

2021年05月17日

市販のチンニングスタンドは高額で、安価なものは安定性が心配です。一方でホームセンターの材料で安く作れてコスパも高いため、チンニングスタンドを自作する人は増えています。構造も簡単で設計図も難しくありません。様々な自作のアイデアや、実際に作った人の声を紹介します。

【監修】パーソナルトレーナー Riku

法政大学スポーツ健康学部出身。パーソナルトレーナー兼ミラーフイットコンテンツディレクター。2021年6月にパーソナルトレーニングジム『SPICE GYM』を中目黒・恵比寿エリアにて開業予定。
instagram / Twitter / HP

チンニングスタンドは自作がコスパ最強!

懸垂(チンニング)は腕の力を使った引き寄せ運動で、背中や二の腕の筋肉を鍛えるのに効果的なトレーニングとして人気です。ワイドグリップ、ナローグリップなど持ち方を変えることで様々な部位を鍛えることができます。

そこで自宅で気軽にトレーニングができるよう、市販品の代わりに自作のチンニングスタンドで代用する人が増えています。チンニングスタンドは懸垂に欠かせないトレーニングアイテムです。しかし市販のものは高額で大きく置き場に困り、逆に安価なものは不安定で回数をこなせないなどのデメリットがあります。

自作のチンニングスタンドはホームセンターの材料で簡単に作れます。市販品の代用とは思えないほど安定していて、全くぐらつかないと人気が高いです。また、屋外やベランダなど好きな場所に設置でき、不要になった場合は容易に解体できます。安価でコスパが良くおすすめの自作アイデアや、作り方を見ていきましょう。

(懸垂の効果的な回数については以下の記事も参考にしてみてください)

自作チンニングスタンドのアイデア&作り方を特集!

自作チンニングスタンドは、自分の体格や置き場所によってサイズを調整することができます。更にカスタマイズでトレーニングの幅が広がることも人気の理由です。様々な持ち手で懸垂ができる多彩なスタンドや、ディップススタンドの代用や腹筋ができるスタンドなど自由自在です。また、壁の穴空けが不要のため賃貸でも問題ありません。

材料はホームセンターで揃えられます。長いパイプを1本購入してお店でカットすると費用も抑えられるためおすすめです。事前に簡単な設計図を作り、必要なパイプの長さや部品の数量を把握しておきましょう。

多彩な持ち手の自作チンニングスタンド

1台で様々なトレーニングが可能な自作のチンニングスタンドです。持ち手のバリエーションが多く、ディップスもできるためシンプルながら機能的なチンニングスタンドです。

▼材料

・単管パイプ 200cm 4本
・単管パイプ 100cm 9本
・直交クランプ 18個
・パイプ土台 4個
・パイプキャップ 22個

▼作り方

①パイプ200cm2本を支柱とする
②パイプ100cmを固定してはしごを作る
③横の長さを揃えて上中下3箇所を固定する
④土台をはめて立ち上げる
⑤パイプ100cm3本ではしごを連結する
⑥持ち手が20cmになるように調整する
⑦パイプの切り口にキャップをはめる
⑧土台の下にクッションを敷く

懸垂はワイドグリップとナローグリップで行えます。その他斜め懸垂、ディップス、プッシュアップのワイドナローと多彩なトレーニングが行える1台です。

(斜め懸垂については以下の記事も参考にしてみてください)

自作チンニングスタンド&腹筋マシーン

コンパクトな自作チンニングスタンドです。高さが低く、部屋に置いても圧迫感がありません。シンプルでありながら、腹筋マシンの代用にもなります。

▼材料

・単管パイプ 150cm 2本
・単管パイプ 100cm 5本
・単管パイプ 50cm 2本
・直交クランプ 8個
・自在クランプ 2個

▼作り方

①パイプ150cmを支柱、100cmを足場とする
②支柱と足場を直交クランプで固定する
②好みの高さに直交クランプを平行に設置する
③パイプ100cmを固定する(懸垂バー)
④懸垂バーの両端に50cmのパイプを固定する
⑤パイプ100cmと自在クランプで足場を繋ぐ

懸垂をする時は足を曲げて行います。バーが低くてもトレーニングが可能です。低めに作ったことで懸垂バーに足を掛けて腹筋ができます。

ディップス兼用ハの字型自作チンニングスタンド

ディップスもできるハの字型チンニングスタンドです。持ち手は手前が狭く、奥が広くなっています。狭い方で二の腕の筋肉を、広い方で大胸筋を鍛えられる多機能な自作スタンドです。

▼材料

・単管パイプ 200cm 2本
・単管パイプ 110cm 2本
・単管パイプ 80cm 4本
・単管パイプ 100cm 1本
・直交クランプ 8個
・L型ジョイント 2個

▼作り方

①パイプ80cmに110cm2本を固定する(幅50cm)
②パイプ80cmに200cm2本を固定する(幅70cm)
③パイプ110cmと80cmをL型ジョイントで接続する
④接続したパイプを支柱に固定する
⑤上部にパイプ100cmを固定する

シンプルな作りでありながら安定性があり、懸垂やディップスをしてもぐらつきません。市販のチンニングスタンドよりも安価で、様々なトレーニングができる機能的な1台です。

庭置きのシンプルな自作チンニングスタンド

シンプルな構造の自作チンニングスタンドです。必要最低限の材料だけで、簡単にチンニングスタンドを作ることができます。

▼材料

・単管パイプ 210cm 2本
・単管パイプ 150cm 1本
・単管パイプ 100cm 2本
・単管パイプ 80cm 1本
・単管パイプ 50cm 2本
・直交クランプ 2個
・自在クランプ 4個
・中間コーナーK繋ぎ 2個

▼作り方

①パイプ100cm中心に中間コーナーK繋ぎを通す
②パイプ80cmを中間コーナーK繋ぎの横にはめる
③パイプ210cmを縦にはめ、支柱を作る
④パイプ150cmを支柱の上部に固定する
⑤自在クランプでパイプ50cmを足場に繋ぐ

庭に設置しているため、高さも自在です。作り方は簡単で、各パーツを繋ぐだけで作れます。大きなチンニングスタンドが欲しい場合におすすめです。