2011年8月1日より、乾貴士はドイツ2部のボーフムへと移籍を果たしました。同年の年俸は3,000万円で、前年のセレッソ大阪での年俸1,800万と比べても、大きくアップしていることが分かります。試合成績としては、公式戦32試合に出場して7得点を決めましたが、チームは低迷してしまい1部昇格とはなりませんでした。
もともとボーフムとは3年契約でしたが、わずか1年で乾貴士はチームから去ることとなります。
フランクフルト
2012年6月25日、ドイツ1部昇格を果たせなかったボーフムから、ドイツ1部へ昇格したばかりのフランクフルトへと、乾貴士が移籍することが公式発表されました。そして、年俸はこれまでと比べて一気に跳ね上がり、1億5,000万円になりました。
9月16日におこなわれたハンブルガーSV戦では、見事に初ゴールを決めており、好調な滑り出しに成功しています。さらに、その後の2試合でもゴールを決めて、チームの成績へ貢献しました。2012-2013年の成績は公式戦34試合へ出場、6得点と良好な結果を残しています。
しかし2013-2014年のシーズンでは、公式戦22試合へ出場、2得点という成績で、出番を逃す試合もありました。2014-2015年のシーズンに関しても、出場機会は確保したものの、公式戦29試合へ出場、1得点という結果にとどまっています。
エイバル(第1次)
2015年8月27日、スペインのエイバルから声をかけられた乾貴士は完全移籍を果たします。エイバル移籍後の年俸は2015年から2018年にかけて毎年1億円で、フランクフルト時代の年俸と比べてやや低く推移しています。しかし、もともと乾貴士はスペインでプレーすることが夢であったため、移籍に迷いはありませんでした。
2016年1月10日におこなわれたエスパニョール戦では、リーグ戦で初得点を決めるなど、日本人としては初めての快挙を成し遂げました。公式戦に31試合出場し、3得点の好成績を残しています。また、2年目となる2016-2017年のシーズンでは、強敵チームであるバルセロナから得点を奪い、世界中の話題となりました。
試合成績は、2016-2017年が公式戦30試合に出場、3得点となっています。また、2017-2018年のシーズンは、公式戦35試合に出場し、5得点を挙げています。まさに乾貴士の全盛期でもあり、歴代の日本人選手の試合成績を塗り替えるような活躍ぶりです。
ベティス
2018年6月1日に、エイバルと同じくスペインサッカーのチームであるベティスと乾貴士が3年間の契約を結んだことが発表されました。年俸はなんと3億円で、乾貴士の歴代年俸の中でも1位の金額です。スペインサッカー界になくてはならない存在となった、全盛期の乾貴士に見合った年俸です。
しかしベティスでは、はじめの方こそ試合に出場できていたものの、徐々に乾貴士の出場機会はなくなってしまいます。冬の移籍市場のタイミングで、レンタルという形でアラベスへの移籍が決まり、乾貴士はそこでシーズンの残りを過ごすこととなりました。
2018-2019年シーズンのベティスでの成績は、公式戦14試合に出場、0得点という成績にとどまりました。また、レンタル移籍後のアラベスでの成績は、公式戦12試合に出場し、2得点を挙げています。
エイバル(第2次)
2019年7月24日に、アラベスへレンタル移籍していた乾貴士と、古巣であるエイバルが3年契約を結んだことが発表されました。約1年ぶりの復帰となりますが、その年俸は3億円で、2015-2018年シーズンと比べて3倍に増えています。全盛期を迎えている乾貴士がチームにとって重要なメンバーであることを、その金額が裏付けています。
2019-2020年のシーズンでは、公式戦29試合に出場して、2得点を挙げるなど好調な成績を収めました。また、最新情報として、乾貴士を中国の強豪サッカーチームである上海海港が迎え入れたいという報道もあります。その最新情報によれば、乾貴士に対して年俸100万ユーロ(約1億2,800万円)での3年契約を持ちかけているとのことです。
今後、エイバルと乾貴士がどういった決断を下すのか、最新情報から目が離せません。
(南野拓実の年俸については以下の記事も参考にしてみてください)
【2022最新】南野拓実の年俸!デビューから現在までの推移まで紹介!
出典:Slope[スロープ]
乾貴士と他日本代表の年俸比較
・香川真司:6億5,000万円(ベシクタシュ)
・長谷部誠:6億円(フランクフルト)
・岡崎慎司:4億5,000万円(レスター・シティ)
・本田圭祐:3億2,300万円(メルボルン・ヴィクトリー)
・長友佑都:3億2,000万円(ガラタサライ)
他の日本代表選手と乾貴士の、歴代の年俸を比較してみましょう。まず、香川真司がトルコ共和国のベシクタシュに所属していた頃の年俸は、6億5,000万円です。乾貴士と比べると、約2倍ほどの差があります。次に、2014年からフランクフルトに所属している長谷部誠の年俸は、6億円です。こちらも、乾貴士と比べると2倍の差があることが分かります。
3人目は、乾貴士とも親交が深いという岡崎慎司です。2016年からレスター・シティに所属している岡崎慎司の年俸は4億5,000万円で、乾貴士と比べて1.5倍の差があります。4人目は、本田圭佑です。オーストラリアチームであるメルボルン・ヴィクトリーと契約していた頃の本田圭佑の年俸は、3億2,300万円で、乾貴士とあまり差がありません。
最後に長友佑都の歴代最高年俸を紹介します。トルコのガラタサライに所属していた頃の長友佑都の年俸は3億2,000万円で、乾貴士とそれほどの差はありません。一般にサッカー市場では、30歳以降は年俸が下がっていくと言われていますが、まだまだ全盛期に引けをとらない活躍を続ける乾貴士の最新情報に注目です。
(本田圭佑の年俸については以下の記事も参考にしてみてください)
【2022最新】本田圭佑の年俸!デビューから現在までの推移まで紹介!
出典:Slope[スロープ]