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デッドリフトの正しいフォーム!種類別の効果UPのコツ&腰を痛めない注意点を解説

2020年04月02日

デッドリフトは体の後面の筋肉を全体的に鍛えられる筋トレです。この記事ではデッドリフトの正しいやり方や腰を痛めないフォーム、重量、回数などを解説します。また、ダンベルを使う場合やその他のバリエーションのフォームも種類ごとに紹介するので、ぜひチェックしてください。

【監修】パーソナルトレーナー ずーみー(泉風雅)

【所属】早稲田大学スポーツ科学部、早稲田大学バーベルクラブ、パーソナルトレーナー
【経歴】JOC日本ジュニアボディビル優勝、2018全日本学生ボディビル準優勝、関東学生ボディビル優勝(2年生時での優勝は30年ぶりの快挙)
【SNS】Twitter / YouTube

③大臀筋

出典:https://www.sfphes.org/2019/09/musclename-bk.html#chapter-5

デッドリフトは、お尻を大きく覆っている大臀筋を鍛えることができます。大臀筋を鍛えると、お尻を大きくできるほか、ヒップアップ効果も期待できます。そのため、美尻を目指している女性にもおすすめです。

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ずーみー(泉風雅)

腰や背中が過度に曲がってしまうのを脊柱起立筋が弱いからだと考える方が多いのですが、実際にはハムストリングスや大臀筋が弱いか硬い場合が多いということを知っておきましょう。

(大臀筋の筋トレメニューについては以下の記事も参考にしてみてください)

④その他の筋肉

出典:https://www.sfphes.org/2019/09/musclename-bk.html#chapter-5

デッドリフトは、腹圧を高めるために体幹の腹筋群の筋活動も高められます。腹筋群は腹横筋内腹斜筋外腹斜筋腹直筋の4つから構成される筋肉で、体幹を屈曲させたり回旋させたりする働きがある筋肉です。

また、内蔵や脂肪を支える筋肉である骨盤底筋群や、肺呼吸に関わる横隔膜などにも効果があります。

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ずーみー(泉風雅)

バックラインの筋肉や体幹の筋肉は、あらゆるスポーツをするときに重要な筋肉です。

フォーム解説から見たい人はこちら

(腹筋については以下の記事も参考にしてみてください)

デッドリフトの正しいフォーム

デッドリフトで効率的に太ももなどを鍛えるためには、正しいフォームを身につけることが重要です。ここからは、通常のデッドリフトであるナローデッドリフト(コンベンショナルデッドリフト)のやり方を解説するので、チェックしてください。

①バーベルを掴んで足幅を腰幅程度にして立つ

まずはバーベルにすねが当たるポジションに立ちます。足幅は腰程度にして、つま先は軽く八の字型に開きましょう。この状態から股関節と肘を曲げてバーベルを掴みます。手幅は足のすぐ横、つまり腕を腕をだらんと下げた状態の手幅が適切です。このとき、腰を曲げないようにすることがポイントです。

この状態がスタートポジションです。ここから動作を行っていきます。

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ずーみー(泉風雅)

バーベルを掴んだスタートポジションでは腰の位置が低すぎても高すぎても良くありません。目安として広背筋と上腕骨が90度で交わるポジションをイメージしましょう。

②バーベルを上げる