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プロテイン『アイソレート』とは?ホエイとの違いは?効果〜おすすめまで紹介!

2021年02月27日

アイソレートとホエイの違いはタンパク質の含有量です。ホエイに含まれる成分を更に精製して作られるアイソレートプロテインは、ボデイメイクや健康に効果を発揮。今回はホエイとは何なのか、味・コスパ、安いかの疑問に答え、おすすめのアイソレートプロテインを紹介します。

【監修】パーソナルトレーナー Riku

法政大学スポーツ健康学部出身。パーソナルトレーナー兼ミラーフイットコンテンツディレクター。2021年6月にパーソナルトレーニングジム『SPICE GYM』を中目黒・恵比寿エリアにて開業予定。
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プロテインのアイソレートとは?ホエイとの違いは?

この二種類の違いはズバリ、それぞれの精製工程にあります。

・WPC製法=Whey Protein Concentrate(ホエイ・プロテイン・コンセントレート)
WPI製法=Whey Protein Isolate(ホエイ・プロテイン・アイソレート)

一般的にホエイプロテインと呼ばれるものはWPC製法で作られたものです。アイソレートはWPI製法で作られたものを指しているのです。厳密に言えば、ホエイプロテイン以外にもアイソレートは存在します。今回はあえてホエイプロテインのアイソレートに絞っての解説です。そもそもホエイとはなにか、という疑問から説明していきましょう。

(ホエイプロテインとそれ以外の違いについては以下の記事も参考にしてみてください)

ホエイってなに?

ホエイ(whey)とは日本語で乳清を表す言葉です。乳清はチーズやヨーグルトを作る際、固形物と分離して生まれる水溶液を指します。主に以下の4つの成分を含んでいます。

・乳糖(約70%)
・タンパク質(約15%)
・塩分(約10%)
・脂質(約5%)

この成分の中で特筆すべきなのはやはり、タンパク質。乳清に含まれるタンパク質がいかに優れているのかは次の通りです。

高品質なタンパク質

乳清に含まれているタンパク質の必須アミノ酸の含有量は卵のタンパク質と同等です。元が水溶液であるため体への吸収が速く、筋肉修復効果も抜群。味も淡白で摂取しやすく、料理に使えばコクやまろやかさが増して濃厚な味わいも生まれます。

大豆などに含まれる他のタンパク質と比べても、これらの効果は非常に高いです。筋肉をつけるためだけでなく、日ごろの健康のためにもぜひ摂取するべきだとも言われています。

そんな高品質なタンパク質を含んだホエイプロテインですが、アイソレートと呼ばれるホエイプロテインは通常のホエイプロテインとどう違うのか。それはそれぞれの工程でろ過される乳糖にあります。

(タンパク質については以下の記事も参考にしてみてください)

乳糖とは?

乳糖とは文字通り、牛乳などに含まれる糖質です。人間のカラダを動かす重要なエネルギー源にもなる成分ですが、摂取すると下痢や腹痛を引き起こしてしまう乳糖不耐症の方もいます。

・牛乳飲んだらおなかがゴロゴロする。
・朝牛乳を飲んだら下痢になってしまった。

一度は誰もが経験があるでしょう。日本人の約80%はこの乳糖不耐症であるという調査結果も出ています。この乳糖を通常のホエイから更にろ過したものこそアイソレートと呼ばれるホエイプロテインです。

ホエイとの違いは作られる工程

ここからは、WPC製法とWPI製法の違いについて解説していきます。両者の違いをしっかり確認して筋トレに活かしていきましょう。

WPC製法(一般的なホエイプロテイン)

コスパを気にする方ならこのWPCが最適です。市場でもっとも流通し、もっとも安い価格で手に入るのがこのWPC。乳清をマイクロフィルターでろ過し液体を濃縮する製法です。この製法を経て、乳清の成分は以下のようにろ過・濃縮が行われます。

・タンパク質75~85%
・脂質1~2%
・乳糖5~10%

この製法にはカルシウム、ビタミン、ミネラルなどの栄養素も多く含まれます。ただし、同時に乳糖も多く残ってしまうため、乳糖不耐症の方はお腹を壊しやすいです。そんな方にはWPIことアイソレートをおすすめします。

WPI製法(アイソレートプロテイン)

お腹がデリケートな方、よりストイックにボディメイクを考える方はぜひWPIことアイソレートを選びましょう。アイソレートとは日本語で隔離や分離を意味する言葉です。WPC製法でろ過した成分を更にろ過することで、より純度の高いタンパク質を精製します。

WPC製法により精製されるタンパク質の純度がおよそ80%前後なのに対して、アイソレートのタンパク質の純度はおよそ90%もあります。より少ない量で多くのタンパク質を摂取したい場合は、アイソレートがおすすめです。

(WPC・WPIについては以下の記事も参考にしてみてください)

アイソレートプロテインに期待できる効果

アイソレートプロテインが、通常のホエイプロテインに勝っている点は2つです。

➀乳糖の含有率が低い
②低脂肪・高タンパク

順番にチェックしていきましょう。

乳糖の含有率が低い

プロテインをたくさん飲むと下痢になってしまう。そんな悩みはアイソレートを飲めば解決です。タンパク質の純度を高める過程で、乳糖も一緒にろ過してくれるので、通常のホエイプロテインより乳糖の含有率は大幅ダウン。お腹に優しいプロテインとなっています。また、ホエイプロテイン特有の乳臭い味が苦手な方にもおすすめです。

低脂肪・高タンパク質

ホエイプロテインはボデイメイクに最適です。特にアイソレートは、ホエイプロテインの中で最も脂質が少なく、タンパク質の純度が高いです。脂質を可能な限り抑えることで、理想のボディを実現します。

(低脂肪なプロテインについては以下の記事も参考にしてみてください)

アイソレートプロテインを飲んでいる人の口コミ

以下、アイソレートを飲んだ人々のつぶやきをTwitterから紹介しています。参考にしてください。

筋トレがはかどる



味がよければ筋トレもはかどります。我慢は何事にも大敵。どうしてもプロテインは量を飲まなければいけないので、美味しければ美味しいほど大歓迎です。スレトスフリーなボディメイクを実現できます。

控えめな甘さがGood!



乳糖が抑えられていることから控えめな甘さが好評ですね。今回はチョコレート味が好評ですが、プロテインは味の種類も豊富。自分好みの味を見つけてください。

トレーナーの方の意見



トレーナーの方の貴重な意見。ご本人のお腹が弱いのかは不明ですが、その道のプロフェッショナルがおすすめしてくれています。

お腹の緩みが改善



こだわったお食事をされているこの方も、アイソレートならお腹の緩みを改善できたとはっきり言っています。

アイソレートプロテインの選び方&おすすめ

アイソレートが飲みたいけど、どれを飲めばいいのかわからない方も多いでしょう。ここからは選び方を説明したうえで、おすすめ商品をピックアップします。

選び方

選び方のポイントは以下の3つです。

➀味
②タンパク質の含有量を確認
③目的とマッチした成分が配合されているか

それぞれきちんと確認して購入しましょう。

➀味

当たり前だと思われた方が多いかもしれませんが、プロテインにおいて味は非常に重要です。飲みやすさだけに限らず、カロリーやタンパク質などの成分の含有量にも関わってきます。僅かな違いですが、積み重ねると馬鹿になりませんので、ぜひ検討してください。よりストイックな方はプレーンな味を選びましょう。

(プロテインの美味しい飲み方については以下の記事も参考にしてみてください)

②タンパク質の含有量を確認

そもそもアイソレート、つまりWPI製法のホエイプロテインが欲しいのに、通常のWPC製法のホエイプロテインを買ってしまっては元も子もありません。しかし、商品によっては独自のネーミングがつけられてしまっていたり、製法の記載がないこともあります。購入の際は必ずタンパク質の含有量を確認しましょう。

栄養成分表示を確認して、タンパク質が90%程度のものこそがアイソレートプロテイン。プロテインは栄養成分表示の下に「タンパク含量」として記載のあるものが多いです。ここまでチェックすれば、間違えて他のプロテインを購入してしまう心配はありません。

③目的とマッチした成分が配合されているか

プロテインを飲む理由は人それぞれです。

・もっと筋肉が欲しい
・体重を増やしたい
・日々の健康のために

それぞれの目的に合わせた効果を発揮させるため、プロテインは作られています。アスリート向けの商品もあれば、筋肉を作ることに特化したもの、健康補助を目的に作られた商品もあります。自分がなぜプロテインを飲むのか、目的にマッチした商品を購入してください。

Impact ホエイ アイソレート (WPI)

豊富な味を取り揃えているのがこの商品。その味の種類はなんと40種を超えています。これだけあれば自分に合った味が必ず見つかるでしょう。迷ったときはノンフレーバーがおすすめです。nnただし、こちらの商品、あまりに味が多すぎるためAmazonや楽天では手に入らない味もいくつかあるようです。まずは公式サイトを見て、気になる味がないかチェックし、そのあとに購入しましょう。nn(以下は100gあたりの栄養成分表示です)

エネルギー373kcal
タンパク質90g
脂質0.3g
炭水化物2.5g
食塩相当量0.5g
飽和脂肪酸0.3g
糖類2.5g

ファイン・ラボ ホエイプロテインピュアアイソレート

一般的なアイソレートプロテインのタンパク質含有量はおよそ90%前後だと言われていますが、このプロテインのタンパク質含有量はなんと驚愕の95.4%。製造会社のこだわりが数字にはっきりと表れています。nn他のアイソレートプロテインに比べてやや価格は若干高い傾向にありますが、本気のボディメイクを考えている方にはぴったりでしょう。またお腹がデリケートな方にもおすすめです。下痢しやすい方にも手を出しやすいプロテインとなっています。nn(以下は100gあたりの栄養成分表示です)

エネルギー377kcal
タンパク質90.8g
脂質1.3g
炭水化物0.4g
食塩相当量0.42g
飽和脂肪酸
糖類

Choice GOLDEN ISOLATE (ゴールデンアイソレート)

人工香料や添加物を一切排除して作られたオーガニック指向のプロテインです。オーストラリア出身のCEOが安全・栄養を追求したこの商品なら、毎日の健康維持に貢献してくれるでしょう。美容を気にする女性にもおすすめの商品です。nnただし、タンパク質の含有量は90%を僅かに下回っています。アスリートのようなストイックな方には少し不向きな商品となりますので注意してください。筋トレ初心者向けといえるでしょう。nn(以下はおよそ30gあたりの栄養成分表示です)

エネルギー111kcal
タンパク質 26.4g
脂質0.27g
炭水化物0.75g
食塩相当量0.18g
飽和脂肪酸
糖類

アイソレートプロテインを試してみよう

今回は、ホエイプロテイン・アイソレートについて紹介しました。品質・純度ともに高いアイソレートは多少値段が張ってしまいますが、筋トレを考えている方をよりたくましく、体の健康を気にする方にはより安心な毎日をもたらしてくれます。この機会にぜひアイソレートプロテインを試してください。