EMSで腹筋は本当に割れる？楽してダイエット効果が高い理由を解説！

気になる箇所に巻いたり貼ったりするだけで鍛えられる、痩せられると話題のEMS。ちょっとした隙間時間で手軽にできてきつい筋トレもしなくていいなど、これで腹筋が割れたりダイエットを成功させられるならば簡単で理想的ですね。

EMSは科学的にも効果がきちんと証明されています。簡単に言うと、筋肉は速筋と遅筋に分けられます。速筋は発達しやすく、トレーニングを行うことにより身体を引き締め、見た目の変化も表れやすいです。しかし、トレーニングによって高い負荷をかける必要があるためその辛さから効果が出る前に諦めてしまう人も多いです。

現在では、誰でも一度は名前を聞いたことがあるような大手メーカーもEMS機器を販売しており、多くの人の関心を集めています。しかし、EMSは効果が期待できる人と残念ながらその効果が表れにくい人がいます。まずはEMSがどのようにして腹筋に効いていくのかご説明します。

EMSとはElectric Muscle Stimulationの略語です。筋肉に電気による刺激を与えることで、通常の筋力トレーニングと同等の効果が得られると近年知られています。元々は医療の分野で患者さんのリハビリや痛みを解消する目的で使用されていました。そこからだんだんと筋肉を刺激して強化するという用途にも注目されるようになりました。

筋肉は本来脳から指示が出されることで収縮して動いています。通常の筋力トレーニングでは、疲労してくるにつれ脳からの指示が止まってしまうので続けることが難しいのです。しかしEMSを使用すると、自分の意思とは関係なく直接的に電気による刺激を与え続けることができます。筋肉が増えると基礎代謝量が上がり、ダイエットも成功しやすくなるのです。

また、普段の生活でなかなか使うことの難しいインナーマッスルを効率的に刺激できるため、自己流のトレーニングより腹筋強化に効果的であるといえます。自分で筋トレをする際はフォームを間違えやすく、狙った場所を鍛えるのが難しいため身体を痛めてしまう危険性もありますが、EMSは鍛えたい部位に着けるだけでいいので非常に安全で効率的です。

ネットの口コミなどを見ていると、EMSは効果がないと言っている人が一定数います。EMSは使い方を誤ると効果を発揮できないばかりか、肌を火傷してしまう、ジェルが合わなくてかぶれてしまう、筋肉の限界を超えて痛めてしまうなど健康に害を与える危険性もあります。

しかしそうではなく、正しい使い方をしているのに効果が出ないという人もいます。その場合2つの共通する原因がある場合が多いです。

①お腹の脂肪が厚すぎる
②短期的な効果を期待しすぎている

それでは「①お腹の脂肪が厚すぎる」から確認してみましょう。

EMSは筋肉に電気刺激を送ることでトレーニングと同等の効果を発揮するので、電気刺激が筋肉に届かないと当然ですが効果は出にくいです。電気の持つ特徴として、筋肉には流れやすいですが皮下脂肪には流れにくいという点があります。脂肪は筋肉を覆うようについているため、お腹の脂肪が厚すぎると電気刺激が届きにくく期待するほどの効果がみられない場合があるのです。

これを解決するためには、EMSだけに頼って腹筋を割ろうとするのではなく、まず食事制限や有酸素運動なども適度に取り入れてお腹周りの脂肪を落としていかないといけません。

（EMSと脂肪の関係については以下の記事も参考にしてみてください）

EMSは残念ながら即効性があるものではありません。通常の筋力トレーニングよりも強度は低くなってしまうからです。効果の出方には個人差があるので、中には使用してすぐに効果を実感できる人もいますが、稀でラッキーな人といえます。一日で劇的に身体が変わるなどと期待しすぎず、継続してみましょう。

ただし、早く効果が出てほしいからといって使いすぎには注意が必要です。EMSは脳の指令で筋肉を動かしているわけではないので、気付かないうちに限界を迎えている可能性もあります。説明書をよく読んで定められたとおりに使用してください。

EMSは効果がないと一部で言われているので、実際のところはどうなのか気になる人も多いのではないでしょうか。そこで、実際にEMSを使用して腹筋への効果を実感した人の体験談をご紹介します。EMSが気になるけれどいまいち購入に踏み切れないという人は参考にしてみてください。

こちらの方は使用し始めて2週間でウエストが4cm細くなっています。4cmも変化するとボトムスのサイズも変わってきますし、見た目もすっきりしますね。筋肉痛もあるとのことでしっかりEMSの効果が出ています。

EMS使用前と使用後の変化を表にまとめている方がいました。こちらの方はご自身でメタボ解消希望とのことでEMSの効果を実感しにくい体型のようですが、11週毎日続けた結果着実に痩せることができています。継続することの大切さがよく分かりますね。

EMSは腰痛や肩こり改善のためにも使われるため、エステや整体でもEMSの機械を置いているところがあります。この方は整体でEMSを体験後、筋肉痛を実感されています。腹筋4500回は自力ではなかなかできないけれど、EMSを15分着けるだけで同等の効果が得られるのはすごいですよね。

こちらの方も整骨院でEMSを試されたところ、わずか20分でウエストが1.5cmも細くなっています。ただ表面の脂肪を振動させて刺激するだけの機器とは違い、インナーマッスルにしっかり電気刺激を与えられています。腰回りの動きが良くなったとのことで、腰痛防止などの効果もあり一石二鳥です。

何かをしながらのついでにできるのがEMSのいいところです。この方はテレビを見ながらEMSをお腹に装着したところ、お腹の疲労感を感じています。しっかり筋肉が動かされている証拠です。効果の有無は個人差なので一度試してみてはいかがでしょうか。

こちらの方はEMSを使用した翌日に体重が約1キロ減って筋肉率が増加しています。筋肉痛にもなっているのでしっかりEMSの効果が表れています。この方はダイエット目的で食事にも気を遣っているようなので、よりEMSの効果が出やすいタイプです。

こちらの方は半年続けてみて劇的な変化とまではいかずとも、通常の腹筋トレーニングが辛くなくなるほどに腹筋がついたことを実感されています。ちなみに文中にあるシックスパッドとは、EMS機器の一種で部位別に様々な商品が販売されています。サッカー選手クリスティアーノ・ロナウドのトレーニング理論を取り入れたことで、注目を浴びました。

EMSは腹筋強化のみではなく、ダイエットや肩こり解消などさまざまな目的で使用することができます。さらにお腹に巻くベルトタイプや気になる箇所に貼り付けるタイプ、丸めて収納できるシートタイプのものまで様々な製品があります。

どれも正しい使い方をすることが、効果を一日でも早く実感するために大切です。EMSについてさらに詳しく知りたい方は、是非その他の記事もチェックしてみてください。

こちらの記事ではEMS腹筋ベルトの効果を論文の科学的な観点から解説しています。EMSの効果についてまだ少し疑っているという方は読んでみてください。

こちらの記事では、実際にEMS腹筋ベルトを使用した人の体験談がまとめられています。口コミが気になる方は読んでみてください。

EMS腹筋ベルトは正しい使い方をすることで効果を発揮することができます。こちらの記事を読んで正しい使い方とさらに効果的な使い方をマスターしましょう。

EMSの中には薄いシートタイプの製品もあります。こちらの記事ではEMSシートによるお腹への効果について詳しく紹介されていますので、気になる方は読んでみてください。

EMSは効果がないと言われることもありますが、きちんと効果を実感できている人もいることが分かりました。EMSで効果が出ない人には原因があるだけで、継続すれば楽して腹筋を鍛えることが可能です。EMSのみで腹筋を割ることは難しいかもしれませんが、手軽にできて継続しやすいことは間違いありません。毎日コツコツと続けて楽に腹筋を鍛えていきましょう。