家庭用EMS・低周波治療器の違いは?着けるだけで痩せるって本当?

家庭用EMSと低周波治療器の違いをご存知でしょうか?この記事では、EMSと低周波治療器の違いを明確に解説し、家庭用EMSを購入するメリットを解説しています。EMSと低周波治療器の違いを把握して、ボディメイクに役立てましょう。

監修 |パーソナルトレーナー Riku
instagramTwitterHPTRIGGER POINT Performance Therapy 認定トレーナー2ndpass認定トレーナーBODYBOSS認定トレーナー 法政大学スポーツ健康学部出身。パーソナルトレーナー兼ミラーフイットコンテンツディレクター。2021年6月にパーソナルトレーニングジム『SPICE GYM』を中目黒・恵比寿エリアにて開業予定。王様のブランチなどメディアにも複数出演。お客様のパートナーとして食事管理やトレーニングの指導はもちろんのこと日常生活や仕事での悩みなど身体&精神的な不調に関わることに対してサポート致します。

目次

  1. EMSと低周波治療器の違いを理解している?
  2. EMSとは?
  3. 低周波治療器とは?
  4. EMSと低周波治療器の違い
  5. 医療認可の有無
  6. 使用目的の制限
  7. 保険の適用
  8. 家庭用EMSを購入するメリットはある?
  9. 効率的に筋トレができる
  10. 継続しやすい
  11. 体の痛みを緩和できる
  12. その他、EMSに関する記事もチェック!
  13. 着るだけで体が鍛えられるEMSスーツの仕組みや使い方を解説
  14. EMSが痛いと感じる理由や痛みを防ぐための対策を解説
  15. EMSのお腹痩せへの効果を科学的根拠を用いて解説
  16. EMSと低周波治療器の違いを明確に理解しておこう!

EMSと低周波治療器の違いを理解している?

出典:https://item.rakuten.co.jp/mtgec-beauty/9998005101/

EMSと低周波治療器の違いについて正しく理解していますか?どちらも同じ電気刺激を利用して筋肉に刺激を与える機械ですが、EMSと低周波治療器は違うものです。ここでは、EMSと低周波治療器の特徴について解説していきます。

EMSとは?

出典:https://item.rakuten.co.jp/tojostore/4582138099980/

EMS(EMSはElectrical Muscle Stimulation)は、低周波の電気刺激により、筋肉を動かして鍛えることのできる機械です。筋肉は運動で体を鍛えることで発達しますが、EMSのパッドを付ければ、寝たままの状態でも腹筋を鍛えることができます。

痛みもほとんどありません。 ananニュースの情報によると、機械によってはEMSの電気刺激を30分受けるだけで、3~4時間程度の運動効果が得られるそうです。

EMSの刺激を受けながら30 分間トレーニングするだけで3~4時間の運動量に匹敵。

EMSは腹筋以外の筋肉も鍛えることができます。やり方は太ももやふくらはぎ、二の腕など、筋肉をつけたいところや痩せたいところにパッドを張り付けるだけです。操作するための資格や免許は不要で、家庭用モデルも発売されています。

(EMSの効果については以下の記事も参考にしてみてください)

EMSは本当に効果ある?論文〜ブログ・口コミなどのビフォーアフターから検証!

低周波治療器とは?

出典:https://item.rakuten.co.jp/edion/4975479405143/

低周波治療器とは、硬くなった筋肉や滞った血流を低周波の電気刺激で解すことができる機械です。低周波治療器を使って筋肉の緊張を和らげると、血行が良くなり、疲労や痛みを軽減できます。

オムロンによると、低周波による刺激を与えることは慢性的な痛みの解消的に効果があるそうです。即効性はありませんが、長く続く痛みを徐々に回復してくれます。低周波治療器による治療を終えた後もその効果はしばらく持続するそうです。

低い周波数による刺激は、慢性の痛みやしびれに有効とされています。高い周波数に比べると即効性はありませんが、少しずつ効果が現れてくるのが特徴です。通電を停止したあとも、しばらく効果が続きます。

筋肉の疲労を改善する効果を持つ低周波治療器ですが、ペースメーカーなど電子機器の誤作動を招く危険があります。また、心臓の近くや頭部、皮膚疾患のある部分に付けてしまうと、体調不良が起こる可能性があるので注意しましょう。

EMSと低周波治療器の違い

出典:https://item.rakuten.co.jp/askrtech/ems-k03/

EMSと低周波治療器の特徴がわかったところで、EMSと低周波治療器の具体的な違いについて解説します。EMSと低周波治療器の違いを正しく理解して日頃の運動に役立てましょう。

医療認可の有無

医療認可とは、医療機器として認可を受けている製品のことです。

低周波治療器は低周波が筋肉の疲労を解消する効果をもたらしてくれるので、医療機器として医療認可されています。使われる電気刺激の種類が高周波や中周波であっても、低周波治療器と呼ばれるのです。

EMSは、筋肉に電気を伝えることで高い運動効果を得ることができますが、医療機器ではありません。

使用目的の制限

低周波治療器は医療機器としての認可を取得している製品のため、筋肉痛や肩こりなどの体の不調を治療するという目的以外のことで使用することができません。

EMSは医療認可による制限がないので、筋トレのサポートとして利用したり、痩せたい部分に利用したり、筋肉痛の緩和目的で使用したりすることが可能で、活用の幅が広いです。

通販サイトや家電量販店で販売されている家庭用のEMSの多くは低周波のものなので、血行促進や肩こりの解消、溜まった疲れの緩和に効果があります。

(EMSで痩せるのかについては以下の記事も参考にしてみてください)

EMS腹筋ベルトの口コミ特集!着けるだけで本当に痩せるのかを検証!

保険の適用

低周波治療器は医療認可を受けている治療機器となるため、病院で低周波治療器による施術を受けた際に、保険診療として治療費を支払うことができます。そのため、低周波治療器は、病院や接骨院での利用が可能です。

EMSは医療認可を受けていない機器のため、保険診療を適用させることができません。EMSによる施術は、エステサロンやスポーツジムなどで受けることが可能です。

家庭用EMSを購入するメリットはある?

出典:https://item.rakuten.co.jp/ya-man/r1911c/

EMSにはエステサロンで使用される業務用だけでなく、通販や店舗で気軽に購入できる家庭用も販売されています。ここでは、家庭用EMSを購入するメリットについて解説します。

効率的に筋トレができる

パットを鍛えたい部分に貼りつけるだけで筋肉に電気刺激を与えることができるため、運動するのが苦手な人、仕事が忙しくて運動する時間がない人、運動ができない人でも、効率的に筋肉を鍛えることができます。

腹筋や二の腕、太ももなど、鍛えたい部分が決まっている場合は、その部分を狙って筋トレすることが可能です。

毎日運動する習慣のある人なら、普段の運動にプラスしてEMSを行えば、さらに効率的に筋トレを進めることができます。EMSと運動を交互に行うことで、疲れを最小限に抑えながら筋肉をつけることが可能です。

継続しやすい

初心者が筋トレを毎日継続するのは疲れも溜まるので難しいです。自己流のトレーニングでは、回数ややり方に問題がある場合もあるので、せっかく筋トレをしているのに、疲労がたまるだけで効果がないと感じることもあります。

家庭用EMSの場合は、寝転んだ状態のままでも、デスクワークしながらでもできるので、忙しい社会人の方でも続けやすいです。EMSの説明書に適切な使用回数や使用方法が記載されているので、筋トレの効果を感じやすいという魅力があります。

体の痛みを緩和できる

EMSの電気刺激を利用すれば、肩こりや腰痛など、体の痛みを和らげることが可能です。長時間のデスクワークや、運動不足により凝り固まった筋肉に刺激を与えると、血行が良くなり、リンパの流れも良くなります。

筋肉に栄養が運ばれるようになり、老廃物もスムーズに流れるようになれば柔軟性がアップし、肩こりや腰痛の発生しにくい体を維持することが可能になるでしょう。

(EMSの効果については以下の記事も参考にしてみてください)

EMSトレーニングの効果とは?ダイエット・肩こりにも?体験談まで紹介!

その他、EMSに関する記事もチェック!

EMSと低周波治療器の違いやEMSのメリットについて解説しましたが、SlopeにはEMSに関する記事が豊富にあります。EMSに興味のある方は是非チェックしてみてください。

着るだけで体が鍛えられるEMSスーツの仕組みや使い方を解説

話題のEMSスーツについてもっと詳しく知りたい人におすすめの記事です。

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EMSが痛いと感じる理由や痛みを防ぐための対策を解説

この記事では、EMSで痛みを感じる理由や予防対策について解説しています。

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EMSのお腹痩せへの効果を科学的根拠を用いて解説

この記事では、EMSのお腹痩せ効果について科学的根拠に基づいた解説をしています。

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EMSと低周波治療器の違いを明確に理解しておこう!

EMSと低周波治療器には、医療認可の有無や使用目的の制限、保険適用に関する違いがあります。違いを明確に理解して、EMSを筋トレや肩こりの緩和に役立てましょう。