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アナバイトにはどんな成分が入っている?
アナバイトは筋トレやスポーツ時のパフォーマンスが上がるとして、ダイエットにも人気があります。マルチビタミンの一種ですが、アナバイトの成分は単純にビタミンを多く含むだけではありません。アナバイトにはどんな成分が配合されているのでしょうか。アナバイトに含まれる成分について、詳しく見ていきましょう。
アナバイトに含まれる成分一覧
アナバイトには、日本製のサプリでは考えられないほどの量のビタミンB、ビタミンAやビタ亜鉛が含まれています。多量のビタミンを服用しても、水溶性ビタミンは尿として排出されます。また、ビタミンBに関しても、代謝や、神経、脳の機能を正常に維持するために使用するものです。普段の生活だけで大量に消費するものなので摂り過ぎる恐れはありません。
成分 | 配合量 |
---|---|
ビタミンA | 5000IU (1.65mg) |
ビタミンB1 | 15mg |
ビタミンB2 | 20mg |
ビタミンB6 | 10mg |
ビタミンB12 | 250mg |
ナイアシン | 50mg |
ビタミンC | 250mg |
ビタミンD | 1000IU (0.025mg) |
ビタミンE | 30IU (30mg) |
ビタミンK | 45mg |
葉酸 | 200mcg |
ビオチン | 300mcg |
カルシウム | 121mg |
パントテン酸カルシウム | 50mg |
リン | 58mg |
ヨウ素 | 75mcg |
マグネシウム | 200mg |
亜鉛 | 15mg |
セレニウム | 35mcg |
銅 | 1mg |
マンガン | 1mg |
クロミニウム | 60mcg |
モリブデン | 4mcg |
カリウム | 49mg |
ベータアラニン | 1600mg |
カルニチン | 1000mg |
ホウ素 | 25mcg |
アナバイトに含まれる成分の特徴・効果
アナバイトに含まれる成分は、ビタミン・ミネラル・ベータアラニン・Lカルニチンなどを配合したマルチビタミンで、筋トレ時やダイエットにもおすすめのサプリです。配合成分にベータアラニンとLカルニチンがあるのがアナバイトの特徴です。アナバイトにはスイスロンザ社が製造する高純度のLカルニチン「カルニピュア」が含まれています。
また、アナバイトのこの二つの成分は持久力を向上させたり、疲労回復にかかる時間をスピーディーにしたりする効果が臨床実験でも確認されています。無酸素運動、有酸素運動のどちらにおいても、アスリートのパフォーマンスを高めることのできるサプリアナバイトに含まれる成分とその具体的な特徴について紹介します。
ベータアラニン
アラニンは、タンパク質を構成する成分のひとつで、アルファアラニンとベータアラニンの2種類があります。その中でもアナバイトに含まれるベータアラニンは筋肉中に存在する成分で、エネルギー産生に必要なパントテン酸の原料として使われたり、補酵素と結合したりすることで神経伝達物質としての働きも持つため、ダイエット中の人にもおすすめのマルチビタミンです。
一般社団法人日本スポーツ栄養協会公式情報サイトの記事『β-アラニンが神経筋披露を軽減し反復スプリント能力を向上する』には次のような記述があります。
アミノ酸の一種で骨格筋カルノシンの前駆体であり、筋強や持久力との関連が検討されているβ-アラニンを補給することで、神経筋の疲労が軽減され反復スプリント能力が向上する可能性を示す研究論文が、米国生理学会誌「Journal of applied physiology」に掲載された。
このようにベータアラニンの成分を摂ることで、ハードな筋トレに伴う疲労を予防するのに効果が期待できるということがわかっています。アナバイトは無酸素運動・有酸素運動などにおける持久力もサポートしてくれるでしょう。
カルニピュア(L-カルニチン)
アナバイトのサプリに含まれる成分の一つLカルニチンは血管を拡張したり、ダイエットには欠かせない脂肪の燃焼を促したりする効果があります。アミノ酸の一種であるLカルニチンは、必須アミノ酸のリジン・メチオニンを材料として肝臓で合成されます。また、遊離アミノ酸とも呼ばれていて、血液や細胞内にあるのが特徴的です。
Lカルニチンの成分は、脂肪酸を運ぶ働きを持ち、体内で脂肪燃焼を促し効率よくエネルギーに変換します。この働きは、他の栄養素では行うことができません。20歳を境にLカルニチンの成分は減少していくため、意識して摂る必要があり、1日500mg以上摂るのがおすすめの栄養素です。効率よく摂取するためには、アナバイトを利用するのがおすすめです。
ビタミン群
ボディメイクにおいて筋肉を大きくさせるのにプロテインが大切なのは、多くの人が知っています。けれども、栄養素の中でも補酵素であるビタミン・ミネラルの重要性を理解している人は少ないのが現状です。次で、ボディメイクに欠かせないビタミン・ミネラルについて解説します。
ビタミンD
筋肉増強に必須とされているのが、ビタミンDの栄養素です。ビタミンDというとカルシウムの吸収を助ける働きという成分のイメージを持つ人が多いけれども、研究が進むことで、筋肉の維持や成長に欠かせない栄養素だということがわかってきました。
ビタミンDは太陽の光を浴びることで皮膚のコレステロールから合成される成分です。また、ビタミンDの栄養素を置く含む食品には海産物やきのこ類があります。中でも魚介類はタンパク質も摂ることができるので、毎日食べるのが難しい場合もあります。そのような場合は、アナバイトなどのサプリを上手に利用しましょう。
ビタミンB群
ビタミンB群の主な栄養素としてビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、ビタミンB12、ビオチンなどがあります。ビタミンB群の成分には体内でたんぱく質を合成するのに重要な栄養素で、炭水化物や脂肪をエネルギーに変換する働きがあるためダイエットにもおすすめです。
また、ビタミンB1やビオチンが不足すると筋肉痛になりやすい傾向があります。加工食品を食べる機会が多かったり、お酒を飲む量が増えたりするとビタミンB群を消耗するため注意が必要です。アナバイトなどのマルチビタミンを使って補うのをおすすめします。
ビタミンC
ビタミンCの成分は水溶性ビタミンの一つで、標準的な男女の骨格筋量の30~40%に含まれている成分です。ビタミンCが不足すると、身体能力が下がる原因になります。日本医療・健康情報研究所主催の保健指導リソースガイドの記事『ビタミンCが不足すると筋肉が減る 不足している高齢者で筋力低下 摂取すると回復』には次のような記述があります。
そこで東京都健康長寿医療センターなどの研究グループは、ヒトと同様に体内でビタミンCを作れないビタミンC合成不全マウスを用いて、血漿や骨格筋のビタミンCが減少すると骨格筋にどのような影響があるかを詳細に調べた。n 具体的には、雌のビタミンC合成不全マウスをビタミンC投与群と非投与群の2群に分け、投与4、8、12、16修吾に腓腹筋、ヒラメ筋、足底筋、前脛骨筋、長趾伸筋などの骨格筋の筋重量を定期的に測定した。n その結果、ビタミンCの不足期間が長くなると筋肉を構成する筋線維が細くなり、筋重量が減少し、ふたたびビタミンCを与えると回復することが判明した。また、筋力や自発的活動量などで評価した身体能力も同様にビタミンC不足期間が長くなると低下し、ふたたびビタミンCを与えると回復した。
引用元:http://tokuteikenshin-hokensidou.jp/slowcalorie/2019/008199.php
このように、ビタミンCの成分が足りない期間が長くなるほど筋肉を構成する筋繊維が細くなり筋重量が減少しますが、ビタミンCを摂ることで回復することが、ビタミンC合成不全マウスを使った研究によってわかっています。筋肉を維持するためにも必須の栄養素であるビタミンCは消耗しやすく、アナバイトなどのマルチビタミンを使って補うことをおすすめします。
クロム・亜鉛
クロムはブロッコリーなどに多く含まれ、亜鉛は牡蠣などに多く含まれ、たんぱく質、脂質、炭水化物を代謝するのに必須の栄養素です。また、クロムと亜鉛は、筋肉を作る働きを持つインスリンの力を高める作用のあることが知られています。
プロボディビルダーの中には、ボディメイクのためにインスリンの分泌を高めようとインスリン注射を打つ人がいます。これはドーピング違反になる行為ですが、それほどインスリンには筋肉を肥大させる効果が認められているということです。このように、クロムや亜鉛は筋肥大をサポートするために、筋トレに必須の栄養素です。
アナバイトにはドーピング成分が含まれている?
アナバイトは、アスリートのパフォーマンスを高めることのできるマルチビタミンですが、トラック競技の自転車選手がドーピング違反となったことがあります。また、公益財団法人日本水泳連盟ホームページ『アンチ・ドーピング海外製サプリメントANAVITE(アナバイト)に関する注意喚起』には次のような記述があります。
この度 JADA から、H28 年に開催された国民体育大会出場競技者がドーnピング違反を起こした事例報告がありました。この競技者は、米国製のn「ANAVITE」を服用し、ドーピング検査で禁止物質の蛋白同化薬(筋肉増n強剤)が検出されました。nサプリメント(栄養補助食品)は「食品」であるため、含まれているn成分が全て表示されているとは限りません。成分として禁止物質が表示nされていないサプリメントでも禁止物質を含むことがあります。また、n発売後に途中で違う成分が含まれるようになっているものもありえます。n今回の事例でも、以前に「ANAVITE」を服用してドーピング検査を受けnた結果、検査の異常が指摘されなかったために「ANAVITE」を使用し続けnていた様子です。n再三の連絡ですが、「サプリメント」に頼らずに必要なエネルギーや栄n養素は食事から摂ることが基本です。n今一度、競技者としての自覚と責任をご確認ください
このようにアナバイトには、アンドロステンジオンというステロイドホルモンがラベル表記のされないままに医薬品成分を添加して流通しており、製品管理の品質が不明なサプリは使用しないことをおすすめします。
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出典:Slope[スロープ]
アナバイトの成分についてしっかり理解しておこう
アナバイトに含まれる成分と特徴、主な効果について紹介しました。アナバイトは筋肉の成長、維持に欠かせないサプリメントですが、意外にもドーピング違反になってしまうことがあることがわかりました。筋肉を回復させるためにも欠かせない栄養素が配合されているアナバイトですが、アスリートの方が服用する際には十分に注意するようにしましょう。