グリーズマンの歴代背番号！7番と長袖の愛着はベッカムへの憧れが理由？

フランス代表として数々の試合でチームに貢献してきた、フランスの国民的スターアントワーヌ・グリーズマン。フォワードとして前線で戦うグリーズマンは細かいテクニックを持ち合わせ、パンチ力のあるシュートを放つことで有名で、日本でも人気を集めるサッカー選手です。2021年7月にはデンベレとの日本人差別発言が日本国内で話題となりました。

グリーズマンの背番号といえば7が定着していますが、これまでの経歴で7番以外を背負ったことはあるのか、なぜ7番にこだわっているのか気になる方も多いのではないでしょうか。そこで、この記事ではグリーズマンの歴代背番号を紹介するとともに、7にこだわる理由についても紹介していきます。

レアル・ソシエダ、アトレティコ・マドリード、FCバルセロナで背負っていた番号は以上の通りです。まずは、これまで所属してきたクラブでの背番号歴を見ていきましょう。

ユース時代から契約を結んでいたレアル・ソシエダで、2009-2010年のシーズン開幕からトップチームに昇格し、18歳のときにリーガデビューを果たします。2009年の9月に行われたウエスカ戦で初得点を取り、レギュラー入りが決まりました。

2009-2010年シーズンのレアル・ソシエダでのグリーズマンの背番号は27番です。グリーズマンが愛する7の背番号はヘラルド・ガルシア・レオンが背負っていましたが、シーズン開幕後に他クラブへ移籍したため、その後レンタル移籍してきたフランク・ソンゴォが7番を背負いました。

フランク・ソンゴォは期間限定の加入なので短期間で他チームへと移籍し、そこで7の背番号がグリーズマンへと渡ることとなったのです。2シーズン目となる2011年から2014年まで7番を担当してました。

2014年8月28日にアトレティコ・マドリードへの移籍が決まり、2014年から2019年までクラブに所属することになります。アトレティコ・マドリードでは優勝へと導くゴールをたくさん決め、大いに貢献をしてきたグリーズマン。その実績が認められ、6年だった契約が2021年まで延長されたのです。

しかし、新たなチャレンジに挑むために2018-2019年のシーズンで退団することを決意し、アトレティコ・マドリードを去りました。このクラブでは加入年から最後まで7の背番号を背負っています。

移籍後FCバルセロナで活躍してきたグリーズマンですが、2021年8月31日にアトレティコ・マドリードへ期限付きで移籍することが発表されました。以前在籍していたときは背番号が7でしたが、2021年の移籍では8の背番号を任されたため、クラブでは初めて7が入っていないグリーズマンの姿が拝見できます。

（フェルナンドトレースの歴代背番号については以下の記事も参考にしてみてください）

1億2000万ユーロ（日本円にして約156億円）という膨大な移籍金が動き、2019年からはヨハン・クライフやアンドレス・イニエスタなどが所属していたFCバルセロナで活動することとなったグリーズマン。

超えられない歴代最高額はネイマールの2億2200万ユーロですが、グリーズマンの移籍金は1億4500万ユーロのキリアン・ムバッペや1億3500万ユーロのフィリッペ・コウチーニョに次ぐトップクラスの移籍金です。

莫大な移籍金も動き多くの人々から期待されたグリーズマンですが、メッシやペドリと共に奮闘するもFCバルセロナへ移籍後はなかなか結果が出せず、移籍は失敗だったなどと評価している人も少なくありません。FCバルセロナ退団後は昔の古巣であるアトレティコ・マドリードへと戻るため、今後の活躍に期待ですね。

FCバルセロナ加入時は背番号7番をコウチーニョが背負っていたため、グリーズマンは7の入った17番を選んでいます。コウチーニョが他クラブに移籍し7番が空いたので、2020年9月11日からグリーズマンが7番を背負いました。

（マラドーナの背番号については以下の記事も参考にしてみてください）

続いて、フランス代表選での歴代背番号を見ていきましょう。世界的に有名なフランスの国民的スターであるグリーズマンは、2010年からフランス代表としてチームに貢献しています。

フランス代表として初めて出場した試合は、2010年に開催されたUEFA U-19欧州選手権です。レアル・ソシエダに所属していた19歳の頃のことで、オランダ・オーストリア・イングランドを相手に戦い、2勝1分の好成績で決勝トーナメントへと進出。クロアチアとスペインを負かし、見事フランスが優勝に輝きました。

グリーズマンはオーストリアを相手とする試合で1得点を入れています。当時の集合写真を確認してみると、一番左にグリーズマンが並んでおり、11番のユニフォームを着ていることが分かります。

UEFA U-19欧州選手権で優勝に輝いたフランスチームは、2011年に開催されたFIFA U-20W杯への出場チケットを獲得しました。この大会でも前回の代表戦と同じ11番の背番号を背負っています。

グループリーグでは4対1でコロンビアに負けてしまいますが、韓国とマリに勝ったことで決勝トーナメントへと進出。準決勝まで勝ち進みますが、ポルトガルに負けてしまい優勝を逃してしまいました。3位決勝戦でもメキシコに負け総合4位に終わります。

2014年にブラジルで開催されたFIFAW杯では、ベスト8に残る好成績を残したフランスチーム。グリーズマンは11番の背番号を背負い、FWのポジションで試合に出場しています。5試合出場していますが、残念ながらグリーズマンがゴールを決めた試合はありませんでした。

2016年にフランスで開催されたUEFA EURO 2016では、ついに7番を背負い出場したグリーズマン。フランスチームは予選のグループステージで1位になり、決勝トーナメントへと進みました。決勝トーナメントでも順調に勝ち進み決勝戦まで行きますが、延長の末優勝を逃してしまいます。

しかし、UEFA EURO 2016ではグリーズマンは素晴らしい活躍を見せ、総合6点で得点王に輝きました。最優秀選手にも選ばれ、一気に注目サッカー選手となったのです。

2018年にロシアで開催されたFIFAワールドカップでも7番のユニフォームを着て出場。グリーズマンは7試合に出場し、4得点を決めてチームに貢献しました。フランスチームは決勝戦でクロアチアと戦い、4対2で見事優勝に輝いたのです。グリーズマンは決勝戦でも得点を決めており、ゴール時にはサポーターから大きな歓声が上がりました。

2020年に開催されたUEFAネーションズリーグ2020-21でも、もちろんグリーズマンが愛する7番を背負って出場。グループリーグで1位を獲得したフランスは決勝ラウンドへのチケットを手にし、これから行われる試合を控えています。

（マルセロの歴代背番号については以下の記事も参考にしてみてください）

あらためて過去から今までの背番号を見ると、自ら7を好んで選んでいることがわかるでしょう。ではなぜこんなにも7に愛着を持っているのでしょうか。その理由は2013年まで活躍していた元イングランド代表のサッカー選手デビッド・ベッカムにありました。

グリーズマンは大のベッカムファンで、自身の自伝でもベッカムへの思いを綴るほど尊敬している存在だといいます。自伝には7番を背負う理由はベッカムに敬意を表しているからと書かれており、長袖を着用するのはベッカムの影響によるものだと判明したのです。

ベッカムはクラブチームでの背番号は7ではありませんが、イングランド代表ではすべての試合で7を背負っていました。また、タトゥー愛好家で腕にたくさんのタトゥーを入れているサッカー選手として知られていますが、子供に悪影響であるということから試合中は長袖のユニフォームでタトゥーを隠しています。

（ベッカムの歴代背番号については以下の記事も参考にしてみてください）

ここからは、グリーズマンの背番号に関するエピソードをいくつか紹介していきます。

グリーズマンの2022最新の背番号は8に決まりました。古巣であるアトレティコ・マドリードへ期限付きでの移籍が決定しましたが、残念ならがら既に7番・17番を背負う選手がいたため、他クラブへとレンタル移籍したサウール・ニゲスの番号を受け継ぎ8番を背負うこととなったのです。

クラブの公式Twitterには笑顔で8番を背負うグリーズマンの姿が投稿されています。7ではないグリーズマンに違和感を感じる人も多いですが、新たな環境での活躍に期待が膨らみますね。

グリーズマンと同じ7番を背負う、フランス出身のプロサッカー選手フランク・リベリー。SOCCERKINGによると、リベリーがグリーズマンに対して上記の発言をし、グリーズマンの活躍について評価したのです。

これに対してグリーズマンは「世界レベルかどうかは、ピッチ上でのパフォーマンスで示すものだね。」「僕の父にとって僕は世界的選手だろうし、アトレティコ・マドリードのファンも同じだろう」と大人の対応で反論。同じ背番号同士のやり取りということで、ファンの間でも話題となりました。

リベリーによるグリーズマンの評価を紹介しましたが、2人は同じフランス出身ということでフランス代表として同じチームにいたことがあります。2014年のFIFAワールドカップにて2人は代表チームに選ばれており、リベリーが7番グリーズマンが11番を背負いました。残念ながらグリーズマンの愛する7番はリベリーの手に渡ってしまったのです。

リベリーは負傷によって試合に出場することができなくなり、結局7番は追加で招集されたレミ・カッベラが背負うこととなりました。

グリーズマンが着用するかっこいい7番ユニフォームを紹介します。着用はもちろん、飾っているだけでもとてもおしゃれな空間になるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

2020年のフランス代表ユニフォームは、ネイビーとブルーのクールなボーダーデザインです。胸元にはフランスのシンボルでもあるニワトリの刺繍がほどこされています。グリーズマンといえば7番なので、最新の7番ユニフォームが欲しいという方におすすめです。

2020年のフランス代表ユニフォームの色違いです。背番号やNIKIマークが一際目立つ白を基調としたシンプルなデザインとなっています。

2018-2019シーズンのフランス代表ユニフォームは、白を基調とした清潔感溢れるデザイン。とてもシンプルなデザインで、ちょっとした部屋着としても使えるので活用シーンが豊富です。

レアル・ソシエダの2018-2019シーズンのユニフォームです。残念ながら番号付きのグリーズマンユニフォームは販売されていませんが、白×青の爽やかなレアル・ソシエダユニフォームは通販サイトで購入することができます。

アトレティコ・マドリードのユニフォームは赤と白の縁起の良いカラーリング。2021年からまたアトレティコ・マドリードで活躍が見れるので、ぜひ手に入れておきたいユニフォームです。

あえて7番以外のユニフォームを手に入れたいという方におすすめなのが、FCバルセロナでの17番ユニフォーム。赤と青のチェックデザインが特徴的で、胸元には日本でもおなじみのRakutenの文字がプリントされています。

最後に、グリーズマンに関するおすすめ記事を紹介します。背番号だけでなく彼についてもっと知りたいと思った方はぜひチェックしてみてください。

グリーズマンのワイルドなヘアスタイルをオーダー＆セット方法とともに紹介しています。

グリーズマンの私服がダサいと話題です！本当にダサいのか私服の画像を見ながら検証しています。

フランス代表のプロサッカー選手グリーズマンが7番の背番号にこだわる理由は、尊敬するベッカムが関係していたことがわかりました。FCバルセロナではファンが期待するプレーが見れませんでしたが、古巣のアトレティコ・マドリードへと戻り8番の背番号でプレーするこれからのグリーズマンから目が離せません。